バジリコ出版 新刊情報

2005年出版・注目本

6月刊行 8月刊行 11月刊行
ペルセポリス1:表紙 ペルセポリス2:表紙 パリー・ホッター:表紙 データベースの冒険:表紙
ペルセポリス 
 1 イランの少女マルジ
 2 マルジ、故郷に帰る

  マルジャン・サトラピ
  園田恵子 訳

  1 ISBN 4-901784-65-X
   2 ISBN 4-901784-66-8

   定価 各1575円(税込)
パリー・ホッター
おちこぼれ少年魔法使い危機一髪!


KCエリス
斎藤元彦 訳

 ISBN 4-901784-78-1
 定価 1680円(税込)
データベースの冒険

ホセ・アントニオ・ミリャン
とどろき しずか 訳

 ISBN 4-901784-90-0
 定価 1575円(税込)
イスラーム革命、イラン・イラク戦争……激動の時代を斬新なタッチで描いた注目の回想記。

モノクロの漫画で淡々と子供時代から大人にいたるまでを描き、強烈な印象を残す。
個人的に今年イチオシの作品!
 (林 さかな)
大傑作パロディ!

おちこぼれや不良の魔法使いたちが集まるワーツホグ魔法魔術学校は危険がいっぱい。人食い植物に悪霊グール、授業での事故死はあたりまえ、友達だって信用できない。そこでパリーを待っていたのは……
(本書帯より)
コンピュータのことが
わかる物語


新人のベースがコンピュータにインストールされた朝、冒険は始まった。始めて見る世界にとまどいながらも、なぞのプログラムの出現や外の世界への旅の中で、ベースは自分にかくされた秘密を知ることになる。そして迎える巨大な敵との最終決戦の日…。
 (本書帯より)

【作】 マルジャン・サトラピ MARJANE SATRAPI
1969年、イランのラシュト生まれ。テヘランで成長し、フランス語学校に通う。14歳の時に国を離れ、ウィーンを経て、ストラスブールでイラストレーションを学ぶ。イラストは「ニューヨーカー」や「ニューヨークタイムズ」など、世界中の新聞や雑誌に掲載。また、子供向けの本も数冊執筆。なかでも 1979年イスラーム革命以降の著者の体験を描いた本書は批評家の絶賛を浴び、すでに12ヶ国語に翻訳されて国際的なベストセラーとなっている。「ニューヨークタイムズ」が選ぶ注目すべき本に選出されたほか、優秀な外国語の本のアメリカ版に贈られるハーベイ賞、さらには米国図書館協会のアレックス賞を受賞。2005年にはアングレーム国際バンドデシネフェスティバルにおいて、『Poulet aux prunes(プラムを持つ鶏)』が最優秀アルバム賞を受賞。
現在、フランスのパリ在住。

【訳】 園田恵子 Sonoda Keiko
詩人。詩集『娘十八習い事』『日月譚』(共に思潮社)が話題になり、会社員を経て文芸活動に専念。エッセイに『猫連れ出勤ノート』(講談社)、『東京枕草子』(潮出版社)。国内外で詩の活動を展開するほか、作詞やエッセイストとしても活躍する新世代の詩人。CDに『砂の丘』『願い』(共にフォンテック)他多数。2005年、新詩集と翻訳が出版される。

【作】K・C・エリス
一般的な作家とは逆に実名で執筆活動をし、偽名で普段の生活を送っている作家。 彼は作家としての形成期に『モンティ・パイソン』、BBCのニュースパロディ番組などの影響を受け、兄弟を相手に独自のユーモアセンスを磨いた。 フォーメーション・ラゲッジ・チームのメンバーの一員として、ファンタジー作家のテリー・プラチェットを笑わせ、そのために賞を獲得した。 テリー・プラチェットの作品はよく彼を笑わすが、不公平なことに、テリーはそれで賞をもらったことはない。

【訳】斎藤元彦(さいとう・もとひこ)
1974年東京生まれ、ロスアンゼルス育ち。ジョンズ・ホップキンズ大学卒業。訳書に『南北戦争の北軍―青き精鋭たち』、『南北戦争の南軍―灰色の勇者たち』(いずれも新紀元社)がある。

【作】ホセ・アントニオ・ミリャン
1954年スペイン・マドリード生まれ。マドリードの大学でスペイン語学を学んだ後、75年より出版業に従事。92年にフリーランスの編集者となり電子出版など活躍の場を広げる。95年にはスペイン王立アカデミーのスペイン語事典CD−ROM版の編集を担当。作家としても児童文学、小説等さまざまな分野で作品を発表。著作に児童書『まだ名前のない小さな本』(晶文社)ほか。

【訳】とどろきしずか
1974年生まれ。スペイン語翻訳家。慶應義塾大学卒。主な訳書に『めがねっこマノリート』(小学館)、共訳に『海を飛ぶ夢』(アーティストハウス)など。


2003年9月刊行

『ICE(アイス)』:表紙 ケルと氷の世界の物語1
『ICE(アイス)』

スティーヴ・ボウケット 作
三辺律子 訳

ISBN:4-901784-23-4
定価:本体1900円(税別)

少年は氷河の大地へ旅立つことをいつも夢見ていた

地球はふたたび氷河期を迎えた。
この大変動により、人間たちは、自然の地形を利用したエンクレーブという呼ばれる領土を地下につくりあげた。
いくつものエンクレーブはそれぞれ独立した領土となり、最初のうちにはあったとされる交流も時とともになくなっていった。
主人公、ケルの住んでいるエンクレーブではオールマザーと呼ばれる女神の支配のもとで、人々は生活していた。
秩序のたもたれた世界を、ほとんどの人々は享受していたのだが、ケルは疑問を持つ。
エンクレーブの外の世界はどうなっているのだろう、と。
しかし、自分の住んでいる世界から外にでること、オールマザーに疑問をもつことは禁忌とされていた。
ケルの気持ちは止められず、やがて冒険の扉をあけることになる……。

イギリス生まれの壮大なファンタジーと名打ったこのシリーズは三部作で、今回は第一弾となる。
作者の描く、緻密で美しい世界観をもつ氷の世界は読みごたえたっぷり。
その世界に住むものも個性(?)にあふれ、魔術をあやつるもの、言葉がなくても意思疎通ができる超能力者、知性をもったウルフなども登場する。知性をもつのは動物だけではなく、戦車もそうだ。《トラベラー》と呼ばれる戦車も知性をもち、乗り手たちを前進させる。
第一弾ではケルたちの冒険が、まだまだはじまったばかり。世界もまだほんの少しみえているだけ。
まずは、氷の世界の美しさ、不思議さを堪能してほしい。


【作者】スティーヴ・ボウケット Steve Bowkett イギリス、サウス・ウェールズ生まれ。長年、英語の教師をしながらティーンエイジャー向けのファンタジー、SF小説を執筆してきた。現在は教師を辞め作家に専念し、子供も大人も楽しめる作品を数多く生み出している。これまでの出版点数は32タイトルにも及ぶ。

【訳者】三辺律子 さんべ・りつこ 英米文学翻訳家。聖心女子大学英語英文学科卒。白百合女子大学大学院修了。訳書に、『ライトニングが消える日』ジャン・マーク著(パロル舎)、『ルイスと魔法使い協会シリーズ』ジョン・ベレアーズ著(アーティストハウス)、『The Wreckers 呪われた航海』イアン・ローレンス著(理論社)、『竜と王女シマー』ローレンス・イエップ著(早川書房)、などがある。



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Last Modified: 2005/12/13
担当:さかな

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