平凡社 2003年 新刊情報

11月『だれかな だれだろ』『いちばんつよいのはオレだ』『小さな王さまヌーノ』
9月『風さん』 10月『おおいそがし、こいそがし』『さいごにのこるの、だあれだ』
5月『どうぶつえん』 6月『スニちゃん、どこいくの?』『つまんなくってさ』 7月『トッケビのこんぼう』
2003年1月『ねんねだよ、ちびかいじゅう』 2月『森のおひめさま』『庭を出ためんどり』 4月『うさぎのくにへ』

2003年12月刊行

平凡社のオルファース絵本、4作目! デビュー作品です!

ゆきのおしろへ:表紙 ゆきのおしろへ

ジビュレ・フォン・オルファース 作
秦 理恵子 訳

ISBN 4-582-83204-0
本体1500円+税

マリーレンちゃんは窓辺に座り、1人でさみしそうにしています。
出かけているお母さんがなかなか帰らないのです。
すると、空からゆきのこたちが、とんでまわっておどってきました!
ゆきのこたちは誘います。「マリーレンちゃん でておいで ゆきの 女王の くにへ いこうよ」
もちろん、マリーレンちゃん、ぐずぐずせずに出発します――ゆきのおしろへ

オルファース絵本の4作目は、デビュー作である『ゆきのおしろ』
白いゆきのこたちの間で、マリーレンちゃんの赤いコートがとても綺麗に映えています。
美しいお城で、ゆきのこたちや女王様たちと楽しく遊んでも、やっぱり最後は……。
わらべうたで、子どもは風の子といいますが、雪の中で遊ぶのも大好きな子どもたち。
朝おきて、外が銀世界だと大喜びの子どもたち。
その楽しさをオルファースが、マリーレンちゃんに投影し、美しい絵本に仕上げています。



【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。

【訳者】秦 理絵子 はた りえこ 東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める。オルファースの絵本のあたたかい感触に魅せられ、子育ての中でも親しんできた。著書に『シュタイナー教育とオイリュトミー 動きとともにいのちは育つ』(学陽書房)、絵本の翻訳に、オルファース『森のおひめさま』『うさぎのくにへ』『風さん』(平凡社)がある。


2003年11月刊行

だれかな、だれだろ:表紙
だれかな、だれだろ

シム・チョウォン 文
クォン・ヒョクト 絵
小倉夏香 訳

ISBN 4-582-83193-1
本体1500円+税
いちばんつよいのは
オレだ


マリオ・ラモ 作
原 光枝 訳

ISBN 4-582-83199-0
本体1500円+税
小さな王様
ヌーノ


マリオ・ラモ作
原 光枝 訳

ISBN 4-582-83198-2
本体1500円+税
ひよこが歩いていると、どこからか、
クェッ、クェッ、クェッ、だれかな、だれだろ?
いぬが歩いていると、
ニャア、ニャア、だれかな、だれだろ?
と、たくさんの泣き声とヒントになる動物のシルエットが絵本のどこかにかくれています。
和紙のような風合いのページに、精密に描かれた動物たち。
親子で楽しめる韓国絵本です。
ある日、おなかいっぱいのオオカミが森を散歩しながら出会う動物たちに「一番強いのはだれだい?」と問いかけます。ウサギも赤ずきんちゃんも、三びきのこぶたも、七人のこびとたちも、みんな「一番強いのはあなたです」と答えます。
でも、小さなヒキガエルみたいなものは……。
百獣の王のお父さんライオンに黒スイギュウの岩に連れてきてもらった、息子のヌーノ。
しかし、ちょっとした事故が起き、お父さんライオンの冠をかぶることになりました。
小さな王様になったヌーノは、いろいろな動物たちから、さまざまな問題を相談され、途方にくれます。
解決できるのかしら……。
【作者】シム・チョウォン 1965年慶尚北道生まれ。8歳の娘と2歳の息子の母親。出版社に勤務し、『おたまじゃくし絵本』『かたつむり科学童話』『細密画で描く赤ちゃん絵本』(いずれも未邦訳)の出版に携わる。持論は「故郷の田舎で過ごした幼少期は本を作る土台となる。」

【画家】クォン・ヒョクト 1955年慶尚北道生まれ。絵が好きだった少年時代、農業を手伝いながら育つ。大学では東洋がを専攻。絵本作品に『しっかり隠れろ』『赤ちゃん壁画』『細密がで描くこどものための植物図鑑』『細密画で描くこどものための動物図鑑』(いずれも未邦訳)がある。現在は昆虫細密画を描くために山野で格闘中。

【訳者】小倉夏香 東京都生まれ。高校卒業後、渡韓。ソウル大学校英語英文学科卒業。アシアナ航空機内誌「ASIANA」日本語編集、電通ソウル事務所・韓国LGAd勤務を経て現在、日本在住。著書に、『自分のすべてを韓国語で口にできる本』(アルク)がある。
【作者】マリオ・ラモ 1958年、ブリュッセル生まれ。子どもの頃は、森のはずれにある母方の祖母の家によく泊まりに行き、夏休みはポルトガルで過ごした。ブリュッセルのラ・カンブル国立芸術学院で、グラフィック・コミュニケーションを勉強。その頃、ソウル・スタインバーガーとトミー・アンゲラーの作品に出会い、強い影響を受ける。イラストレーターとして独立後、1992年頃から、子どもの本のイラストを始める。邦訳に『おっかなびっくりしまうまくん』(セーラー出版)、『くまのオルソン』(徳間書店)、『ねんねだよ、ちびかいじゅう』(平凡社)がある。「ぼくは本が大好物。紙と鉛筆があれば何でもできるなんて、魔法だよ」

【訳者】原 光枝 1946年、名古屋生まれ。商社勤務を経て、1971〜75年在仏、パリ大学に学ぶ。1987〜89年に南仏ヴァンスに滞在、フレネ学校を知る。著書に、『フレネ自由学校だより――南フランスからのエアメール』(共著、あゆみ出版)、『フレネ学校と子どもたち――私たちの南フランス自由学校体験記』(共著、青弓社)がある。


2003年10月刊行

韓国の四季の絵本、秋、冬が届きました!春、夏あわせてどうぞ。

おおいそがし、こいそがし:表紙 さいごにのこるの、だあれだ:表紙
おおいそがし、こいそがし

ISBN 4-582-83182-6
さいごにのこるの、だあれだ

ISBN 4-582-83183-4
ユン・クビョン 文
イ・テス 絵
小倉紀藏 黛まどか 訳

定価:本体各1500円(税別)

〈秋〉おおいそがし、こいそがし
山あいの村にすんでいるマル。
マルの村には、秋がひとあしはやくやってくる。
秋がくると、うjちじゅうみんな、
「おおいそがし、こいそがし」
ごまの実をとるのに、にわとりを追いまわすのに、干し柿づくりに、
ページを繰るごとに、「おおいそがし、こいそがし」といいながらも
丹念に季節の生活をしている様子が描かれています。
リズミカルな「おおいそがし、こいそがし」が口ぐせになりそうです。

〈冬〉さいごにのこるの、だあれだ
どうぶつ村に冬がきました。
うさぎのぼうやが「かもしかのおじいさんの昔話をききにいこう」と誘います。
「いこう、いこう」と、くまや、りす、うりぼうにたぬき、いたち、のろじか達は出発!
ところが……。
しんしんとふりつもる雪の景色に、はっとみとれてしまいます。
さむい冬の日、あったかくして昔話に耳をかたむけたくなるのは、うさぎだけではありません。


【作者】ユン・クビョン 1943年全羅南道生まれ。ソウル大学哲学科卒業。忠着た大学哲学科教授を経て、現在農業に従事する。『こども村』『おたまじゃくし絵本』『かたつむり科学童話』『赤ちゃん絵本』などを企画、著書として『実験学校ものがたり』『雑草はない』(いずれも未邦訳)などがある。

【画家】イ・テス 1961年ソウルに生まれ、京畿道で育つ。弘益大学西洋画科卒業。こどもと自然をテーマにした細密画で支持を得る。絵本作品に『赤ちゃん絵本』『細密画で描くこどものための植物図鑑』『細密画で描くこどものための動物図鑑』(いずれも未邦訳)などがある。

【訳者】小倉紀藏(おぐら きぞう) 東京都生まれ。東海大学外国語教育センター助教授。おもな著書に『韓国、ひき裂かれるコスモス』(平凡社)、『韓国は一個の哲学である』(講談社)、『韓国語はじめの一歩』(筑摩書房)などがある。

【訳者】黛まどか(まゆずみ まどか) 神奈川県生まれ。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」(http://homepage3.nifty.com/hepburn/)代表。おもな著書に『サランヘヨ 韓国に恋して』(実業之友社)、『星の旅人 スペイン「奥の細道」』(光文社)などがある。

2003年9月刊行

うさぎのおるすばん:表紙 うさぎのおるすばん

作 イ・ホベク
訳 黒田福美

ISBN 4-582-83179-6
定価 1500円(税別)

アパートのベランダにすわっている、あの白いのはなぁに?
うさぎだ―
おや、ベランダのガラスまどから入ってくるよ。
かぎがあいていたのかな。
部屋のなかにはだぁれもいない。
いつもまどからみていたこと、
誰もいない部屋で、ためしてみる。
そして、部屋に人が帰ってくると……。


うさぎの白い毛がやわらかい色で映えています。
誰もいない静かな部屋の空気が伝わってきます。
お留守番のうさぎさん、いったい、なにをしているの?


【作者】イ・ホベク 1962年ソウル生まれ。ソウル大学校応用美術学科でグラフィックを専攻後、高麗大学校大学院でコミュニケーション学を学ぶ。89〜93年フランス在住。94年にソウルで絵本の企画会社「チェミマジュ」を設立、現在「図書出版チェミマジュ」代表として絵本の企画および出版分野で活躍している。おもな著者に、『街に行った子カバ』『チュドルは画家』(ともに未邦訳)がなど。

【訳者】黒田福美 1956年東京生まれ。桐朋学園大学演劇科卒業。映画、テレビドラマなどで俳優として活躍する一方、芸能界きっての韓国通としても知られる。おまな著書に、『ソウルマイハート』(草風館、のちに講談社文庫)、『ソウルの達人 最新版』『となりの韓国人 傾向と対策』(ともに講談社)などがある。


2003年9月刊行

『森のおひめさま』『うさぎのくにへ』につづく平凡社オルファースの翻訳絵本

風さん:表紙 風さん

ジビュレ・フォン・オルファース 作
秦 理絵子 訳


ISBN 4-582-83178-8
定価 1500円(税別)

ごきげんな「風さん」、ハンスという少年にであったよ。
こぶねを吹いて
一緒に走る
ばらの実の子と遊び、
雲にものるよ。
秋のすてきな一日です。


秋の季節にすてきな絵本の贈り物が届きました。
平凡社よりオルファース3作目の翻訳は『風さん』。
リズミカルな翻訳でオルファースの世界を楽しみましょう。

【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。

【訳者】秦 理絵子 はた りえこ 東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める。オルファースの絵本のあたたかい感触に魅せられ、子育ての中でも親しんできた。著書に『シュタイナー教育とオイリュトミー 動きとともにいのちは育つ』(学陽書房)、絵本の翻訳に、オルファース『森のおひめさま』『うさぎのくにへ』(平凡社)がある。



2003年7月刊行

トッケビのこんぼう(1):表紙 トッケビのこんぼう(2):表紙
トッケビのこんぼう
はじめのはなし
つづきのはなし


チョン・チャジュン 文
ハン・ビョンホ 絵
ふじもとともみ 訳

ISBN 4-582-83171-0
定価:本体1500円(税別)

ユーモラスで力強い韓国の昔話絵本
ふたつのお話が1冊になった!
まずは、「はじめのはなし」を。読み終わったら、本をさかさまにして「つづきのはなし」を。


昔話らしい、リズミカルあるテンポで話はすすみます。

   むかし、ちいさな むらに、ひとりの わかものが すんでいました。

タイトルにある「トッケビ」は鬼。
この若者がふとしたことから、トッケビの小屋でやすむことになるのですが、
さて、そこで何をみたのでしょう?

【作者】チョン チャジュン デビューしたときに韓国文学新人賞をとった若き詩人。多くの昔話の再話を手がけている。現在は詩作と児童文学の執筆に専心している。

【画家】ハン・ビョンホ チュゲ芸術大学校美術学部東洋画科卒業後、精力的に子どもの本の制作に関わる。ユーモラスでありながら情感にあふれたイラストで様々なトッケビを描いている。1995年、韓国絵本原画展(パリ・ポンピドーセンター)出典。1998年、個人展開催(ソウル同徳デザインセンター)。韓国出版美術協会会員、虹イラスト会員。絵本に『ふゆのキジ』『うしとトッケビ』『ヘチと妖怪』『福を授かりに行った人』など多数。

【訳者】藤本朝巳(ふじもと・ともみ) 1953年熊本生まれ。世界の絵本、昔話を研究するかたわら、子どもたちに絵本の開き読みなどをして読書普及活動も行っている。著書に、『絵本はいかに描かれるか――表現の秘密』『昔話と昔話絵本の世界』(ともに日本エディタースクール出版部)、『子どもに伝えたい昔話と絵本』(平凡社)など。絵本の翻訳に、『ロンポポ――オオカミと三にんのむすめ』『七ひきのねずみ』(ともに古今社)、『こびととくつや――グリム兄弟の童話から』『どうぶつえん』(ともに平凡社)などがある。現在、フェリス女学院大学文学部教授。

2003年6月刊行

韓国の四季の絵本

スニちゃん、どこゆくの:表紙 つまんなくってさ:表紙
スニちゃん、どこゆくの

ISBN 4-582-83162-1
つまんなくってさ

ISBN 4-582-83163-X
ユン・クビョン 文
イ・テス 絵
小倉紀藏 黛まどか 訳

定価:本体各1500円(税別)

「韓国の四季の絵本」は、1997〜2000年に韓国で出版され、
春夏秋冬の4冊合計で30万部の売上げを記録したロングセラー絵本シリーズ。
自然の豊かさ、家族の絆が多くの読者の共感を呼びました。
この人気シリーズがついに日本登場!

〈春〉スニちゃん、どこゆくの
 今日は家族みんなで土おこしの日。峠の向こうの畑まで、スニがおやつを届けることになりました。
 小川の道、花の道、てくてく、さくさく、歩いてゆくと……。
 いろいろな声がスニちゃんに届きます。「おや、スニちゃん、どこゆくの」
 春の情景とともに、やわらかい空気も感じさせる絵本。

〈夏〉つまんなくってさ
 夏のある日、トリはこいぬのポクシルと家でお留守番。退屈しのぎに小屋の動物たちをみんな外に出してしまい、あら大変!
 山羊の手綱をほどき、うさぎ小屋やにわとり小屋もすっかり開けます。ぶたや牛小屋の柵もはずしました。
 動物たちは大喜び、走りまわって、さて、どこへ行くの?!
 ランニングシャツ1枚着た少年トルが、笑ったり泣いたり大忙しです!



【作者】ユン・クビョン 1943年全羅南道生まれ。ソウル大学哲学科卒業。忠着た大学哲学科教授を経て、現在農業に従事する。『こども村』『おたまじゃくし絵本』『かたつむり科学童話』『赤ちゃん絵本』などを企画、著書として『実験学校ものがたり』『雑草はない』(いずれも未邦訳)などがある。

【画家】イ・テス 1961年ソウルに生まれ、京畿道で育つ。弘益大学西洋画科卒業。こどもと自然をテーマにした細密画で支持を得る。絵本作品に『赤ちゃん絵本』『細密画で描くこどものための植物図鑑』『細密画で描くこどものための動物図鑑』(いずれも未邦訳)などがある。

【訳者】小倉紀藏(おぐら きぞう) 東京都生まれ。東海大学外国語教育センター助教授。おもな著書に『韓国、ひき裂かれるコスモス』(平凡社)、『韓国は一個の哲学である』(講談社)、『韓国語はじめの一歩』(筑摩書房)などがある。

【訳者】黛まどか(まゆずみ まどか) 神奈川県生まれ。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」(http://homepage3.nifty.com/hepburn/)代表。おもな著書に『サランヘヨ 韓国に恋して』(実業之友社)、『星の旅人 スペイン「奥の細道」』(光文社)などがある。


2003年5月刊行

1992年ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
国際アンデルセン賞受賞(2000年)作家の代表作

どうぶつえん:表紙 どうぶつえん

アンソニーブラウン 著
藤本朝巳 訳


ISBN4-582-83155-9
定価:本体 1500円
 


ぼくのうちは4人家族。
ぼく、おとうとのハリー、パパ、ママ。
日曜日、みんなで動物園に行った。
ぼくとハリーのお目当てはゴリラとさる。
さぁ、出発!



作者、アンソニー・ブラウンは自分の絵本でもっとも好きな絵本がこの『どうぶつえん』といっているそうです。
ブラウンの描く動物園は、家族団らんだけではなく、
シュールな世界。
さぁ、あたなもご一緒にのぞいてみましょう。
そして、教えてください。
何が一番楽しかったかを。

【作者】アンソニー・ブラウン Anthony Browne
1946年イギリス、シェフィールド生まれ。リーズ美術大学にてバウハウスを理念とする教育を受ける。卒業後、しばらくグラフィックデザインや広告関係の仕事をする。その後、マンチェスター王立病院で医学教材の制作、またグリーティングカードの制作をしながら生計をたてる。1976年初めての絵本を刊行。以後、はみっしゅ・ハミルトン社の編集者ジュリア・マクレーのもとで続々とシュールで独特な作品を発表、人気絵本作家としての地位を築く。2000年には国際アンデルセン賞画家賞を受賞。作品に『こしぬけウィリー』(評論社)、『すきです、ゴリラ』(ケイト・グリーナウェイ賞受賞作、あかね書房)、『ウィリーの絵』(ポプラ社)、『ナイトシミー――元気になる魔法』(平凡社)など多数。

【訳者】藤本朝巳 ふじもとともみ

1953年熊本生まれ。世界の絵本、昔話を研究するかたわら、子どもたちに絵本の開き読みなどをして読書普及活動も行っている。著書に『絵本はいかに描かれるか――表現の秘密』『昔話と無か話絵本の世界』(ともに日本エディタースクール出版部)、『子どもに伝えたい昔話と絵本』(平凡社)など。絵本の翻訳に、『ロンポポ――オオカミと三人のむすめ』『七ひきのねずみ』(ともに古今社)、『こびととくつや――グリム兄弟の童話から』(平凡社)などがある。現在、フェリス女学院大学文学部教授。



2003年4月刊行

うさぎのくにへ:表紙 うさぎのくにへ

ジビュレ・フォン・オルファース 作
秦 理絵子 訳


ISBN 4-582-83152-4
定価 1500円(税別)

版を重ね、読みつがれてきた、あそび心あふれるオルファースの愛らしい絵本

ここは みどりの 森のなか
むくむくちゃんと ぷくぷくちゃん
とほうに くれて 草のうえ
これから いったい どうしよう……


ふたごのような、ふたりの子どもが、ふとしたことから森の中でうさぎと出会います。
うさぎのかあさんは、まわりに子どもの親いないので、つれてかえって世話をすることにしました。
うさぎの子どもたちは、かあさんのつれてきた人間の子どもをふしぎそうにながめます。
うさぎのかあさんは、ふたりの子どもにうさぎに見えるよう服をぬいました。
でも、ふたりの子どものおかあさんとおとうさんは心配してないかしら?

春らしい雰囲気を感じさせるオルファースの『うさぎのくにへ』
ふたりの子どもの愛らしさ、うさぎのかあさんのやさしさ、子どもどうしの遊ぶさまをオルファースが愛情深く描きます。
1ページに色刷りの絵と、その上に白黒の絵を取り合わせ、「同じ場面を別の場所からのぞくような面白さ(訳者あとがきより)」があります。

【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。

【訳者】秦 理絵子 はた りえこ 東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める。オルファースの絵本のあたたかい感触に魅せられ、子育ての中でも親しんできた。著書に『シュタイナー教育とオイリュトミー 動きとともにいのちは育つ』(学陽書房)、絵本の翻訳に、オルファース『森のおひめさま』(平凡社)がある。



2003年2月刊行

庭を出ためんどり

ファン・ソンミ 文 キム・ファンヨン 絵
ピョン・キジャ 訳

ISBN 4-582-82990-2
定価 1800円(税別)

いつの日にか自由になって、自分のひなを育てたい。
そう願いつづけた鶏小屋のめんどり。
卵をわざと産まず、役にたたないと小屋をだされ、
運良く殺される前にめんどりは外の世界へ旅立つ
そして
野原で見つけた一つの卵をあたため始め……。


「――夢をかなえるということは、奇跡とおなじです。神さまがではなく、自分がかなえる奇跡。……みなさんは、どんな夢をお持ちですか?……夢を持っている人は、もっとも自分らしく生きられるし、いつでも、この世の主人公なのです。」

(巻末の「著者の言葉」より)

【作者】ファン・ソンミ 1963年生まれ。ソウル芸術大学で文芸創作を学ぶ。1977年、第1回タナ文学賞童話部門を受賞。深い主題意識と緻密な心理描写、簡潔でありながら豊かな象徴性を内包する文章で、個性ある作品をたゆみなく発表し、子どもたちはもちろん、大人にも愛されている作家である。

【画家】キム・ファン・ヨン 1959年生まれ。弘益大学で西洋画を専攻し、マンガとアニメーションも学ぶ。ハンギョレ文化センター児童文学作家学校8期を修了し、現在は絵本作りに専念している。

【訳者】ピョン・キジャ 1940年生まれ。在日朝鮮人2世。創作童話「春姫という名前の赤ちゃん」で、第6回ニッサン童話と絵本のグランプリ、童話の部優秀賞を受賞。訳書に、『モンシル姉さん』(てらいんく)、『こいぬのうんち』『あなぐまさんちのはなばたけ』(以上、平凡社)などがある。


2003年2月刊行

森のおひめさま:表紙 森のおひめさま

ジビュレ・フォン・オルファース 作
秦 理絵子 訳


ISBN 4-582-83145-1
定価 1500円(税別)

幸せな子どもの1日を
やさしく、いきいきと描いた
ドイツ古典絵本の名作。

森の ちいさな おひめさま
ちいさな すてきな なかまたちと
 きょうも たくさん
わらって あそんだ

おひめさまが、1日のはじまりを窓をあけて感じます。
朝の風、露、楽しい1日がはじまり、小さな仲間たちが次々やってきます。
遊ぶだけではありません。
かしこく、りこうになるように、勉強の時間もあるのです。
勉強が終わると、楽しい遊びの時間。はしりまわり、昔話を聞きます。
そして、星がひかり、夜になります。
おやすみなさい。今日もたくさん笑って遊んだ1日。

翻訳は『シュタイナー教育とオイリュトミー』(学陽書房)の秦理絵子さん。
ご自身も、子育ての中で、オルファースの絵本に親しまれてきたそうです。
下記にご紹介する文章は、絵本の最後に秦さんが書かれた文章の一部です。

『森のおひめさま』とジビュレ・フォン・オルファース

 小さな子は、森や野原の中で、土や水や風、そして光の精と出会います。オルファースの目は、そんな「見えない存在」のことも、いきいきととらえます。
 なつかしい感じのする光景を明るく描き出した絵、そして絵に添えられたうたうようなリズミカルな言葉を読んでいると、きっとオルファースは、きらきらした、子どもらしい子だったのだろうなあと思えてきます。
 オルファースの絵本は、時代のスタイルのはやりすたりをこえて、みずみずしい感覚といのちを、今も私たち伝えてくれます。

秦 理絵子

【作者】ジビュレ・フォン・オルファース Sibylle von Olfers 1881年東プロイセン生まれ。貴族の家柄に生まれ、早くから絵を習う。20代半ばで修道院に入った後も絵を学びつづけ、その後、美術教師をしながら宗教画、絵本の製作を続ける。肺病を患い、1916年突然の発作で34歳で世を去る。自然への曇りのない目とそれをユーモラスな詩や物語にして優しく語りかけるオルファースの絵本。残されたものは8冊と少ないが、どれもドイツ古典絵本として長く読みつがれている。

【訳者】秦 理絵子 はた りえこ 東京生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。1981年に新しい運動芸術・オイリュトミーと出会い、ミュンヘンのオイリュトミー学校で学び、1987年帰国公演を機に全国各地でオイリュトミストとして活動する。幼児から大学生まで、また大人のための多くのクラスを持ち、NPO法人東京シュタイナーシューレの教員を務める。絵本の翻訳は本書が初めてとなる。


2003年1月刊行

ねんだよ、ちびかいじゅう!:表紙 ねんねだよ、ちびかいじゅう!


マリオ・ラモ 絵・文
原 光枝 絵

ISBN 4-582-83139-7
定価 1400円(税別)

小さい子どものいる暮らしでは
 かわいい天使がかいじゅうになる時が……。

フランスで人気のこの絵本では、子どもを寝かしつける
パパの奮闘ぶり(?)が描かれています。
物語は会話だけで進行、父子の会話を読んでいくと、
自分の家のことのように思えるのでは。
読み聞かせしている絵本はなんでしょう?
そして、ラストは、「!!!」



【作者】マリオ・ラモ 1958年、ブリュッセル生まれ。子どもの頃は、森のはずれにある母方の祖母の家によく泊まりに行き、夏休みはポルトガルで過ごした。ブリュッセルのラ・カンブル国立芸術学院で、グラフィック・コミュニケーションを勉強。その頃、ソウル・スタインバーガーとトミー・アンゲラーの作品に出会い、強い影響を受ける。イラストレーターとして独立後、1992年頃から、子どもの本のイラストを始める。邦訳に『おっかなびっくりしまうまくん』(セーラー出版)、『くまのオルソン』(徳間書店)がある。「ぼくは本が大好物。紙と鉛筆があれば何でもできるなんて、魔法だよ」

【訳者】原 光枝 1946年、名古屋生まれ。商社勤務を経て、1971〜75年在仏、パリ大学に学ぶ。1987〜89年に南仏ヴァンスに滞在、フレネ学校を知る。著書に、『フレネ自由学校だより――南フランスからのエアメール』(共著、あゆみ出版)、『フレネ学校と子どもたち――私たちの南フランス自由学校体験記』(共著、青弓社)がある。


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Last Modified: 2004/09/14
担当:さかな
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