金の星社 新刊情報

2003年10月刊行

ホバート:表紙 ホバート

アニタ・ブリッグズ 作
金原瑞人 訳
落合 恵 画

ISBN 4-323-07038-1
本体1100円+税

ホバートは、4匹きょうだいの末っ子ブタで、タップダンサーを夢みています。
ほかのきょうだいも、それぞれに才能を持ち、
詩をつくったり、歌を歌ったり、アクロバットを得意としていました。
そして、
やさしいご主人の農場で、それは楽しく幸せに暮らしていたのです。
ところが、いやなことを耳にします。
自分たちは食肉会社に売られてしまう運命だということを!!
さて、4匹の運命やいかに!


どんなことがあっても、前向きに生きるホバートは、不幸な運命に悲しむきょうだいたちをなぐさめます。
そのまっすぐさが、とてもすがすがしいのです。
前向きに、自分の夢に向かってすすんでいくホバート。
気持ちが明るくなる物語です。



【作者】アニタ・ブリッグズ Anita Brigs
アメリカ、ニューヨーク州チェリー・バレー在住。花の咲き乱れるウィロウ・ヒルという丘にある18世紀建造の家に、夫と6人の子ども、ネコのミス・キティと住んでいる。ハープ奏者としても活躍。

【訳者】金原瑞人(かねはら・みずひと) 1954年、岡山県に生まれる。法政大学大学院英文科専攻博士課程修了。法政大学教授、翻訳家。英米文学を中心に多数の訳書がある。主な訳書に『スィート・メモリーズ』『ルーム・ルーム』『カナリーズ・ソング』(金の星社)『豚の死なない日』(白水社)『レイチェルと滅びの呪文』(理論社)「盗神伝」シリーズ(あかね書房)『難民少年』(講談社)『青空のむこう』『13カ月と13週と13日と満月の夜』(求龍堂)『ヘヴンアイズ』(河出書房新社)など。

【画家】落合恵(おちあい・めぐみ) 1970年生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、雑誌のイラストを描き始め、現在はフリーのイラストレーター。個展で作品を発表するかたわらプリントゴッコを使用したオリジナル雑貨の製作を開始。2001年よりオリジナルブランド「megpgq」(ミージービージーキュー)を始動。雑貨店や通販で販売を行っている。


2003年7月刊行

おひさまパン:表紙 おひさまパン

エリサ・クレヴェン:作・絵
江國香織:訳

ISBN 4-323-07024-1
定価:本体 1300円

ゆきまじりの、さむうい日、
おひさまは、ずいぶん長いあいだ、かおをみせてくれません。
お天気新聞スタンドにも、くらい天気のニュースばかり。
パンやさんは、ふと考えました。
―― わたしが うちで、ちさなおひさまを つくるってわけ ――
まず、きじをこねます。
それをまあるく大きくしていくと
―― まるで、うでのなかに かがやくおひさまを だいてるみたい!――


あたたかいおひさま色、どうぶつたちの表情の変化、
うつくしいコラージュをちりばめながら、
読み終わった時は、おひさまパンを自分の手でつくりたくなります。
そういう方のために、
表紙裏には、「おひさまパンのつくりかた」が書かれています。
お子さんは、どうぞ大人の方といっしょにつくってくださいね。

【作者】エリサ・クレヴェン Elisa Kleven アメリカ・カリフォルニア生まれ。大学卒業後、高校と小学校での教師生活を経て、独学で絵を学び、絵本製作を始める。日本で出版されている作品に、『おたんじょうびのエルンスト』『ぼくの水たまりバケツ』『わたしのおひめさま』『あかいことりとライオン』などがある。

【訳者】江國香織  東京生まれ。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、『こうばしい日々』で産経児童出版文化賞・坪田譲治文学賞などを受賞。主な作品に『いつか記憶からこぼれおちるとしても』『あかるい箱』『おさんぽ』など多数。また『3びきのぶたたち』『ロンドンのマドレーヌ』など、絵本の翻訳を数多く手がけている。



2003年3月刊行

だいすき:表紙

だいすき
そんなきもちをつたえてくれることば

ハンス&モニック・ハーヘン 作
マーリット・テーンクヴィスト 絵
 野坂悦子 木坂涼 訳

 
定価:本体 1500円
ISBN 4-323-07023-3



なにげない毎日の風景のなかで
めぐる季節のなかで
太陽のもとで
月や星たちにてらされて――

少女の瞳に映った
ひろびろとした世界を
23編の詩でつづります



詩と絵がぴったり寄り添っていると、そのことばは心にすっと入りやすくなる。
23編それぞれに添えられた絵は、色あざやかに美しい。
読めばきっとお気に入りの一編に出会うはず。
たとえば、わたしのお気に入りは「みどりちゃん」
ちいさい いぬは こいぬ
ちいさい うしは こうし
 ちいさい ベッドは ゆりかご

……
どうぞページを開いて、ことばの世界へ!


【作者】ハンス&モニック・ハーヘン オランダで活躍中の人気作家。夫のハンス・ハーヘンは1955年生まれ。1992年には"Het gouden oog(黄金の目)"で銀の石筆賞を受賞。「その明瞭な文体と詩的な言葉づかいは、子どもだけでなく大人の心もとらえる」と定評がある。妻のモニック・ハーヘンは1956年生まれ。子ども番組の司会者として有名。ハンスと組んで、出版した作品は、本書をはじめ詩集が3冊、絵本が2冊。二人の作品は、これまで11か国語に翻訳されている。

【画家】マーリット・テーンクヴィスト 1964年、スウェーデンのウプサラで生まれる。アムステルダムでイラストレーションの勉強をし、母親のリータ・テーンクヴィストが文章を書いた『おじいちゃんとのクリスマス』でデビューを果たす。現在はオランダ、スウェーデンはもとより国際的に活躍。日本で出版された作品に、『愛についてのちいさなおはなし』(小峰書店)、『こうしはそりにのって』(金の星社)などがある。

【訳者】野坂悦子 1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。オランダ語を中心に、海外の絵本や児童書を日本に紹介している。主な翻訳作品に、『げんきをだしてウィリアム』『おじいちゃん わすれないよ』(いずれも金の星社)、『おまもり』(あすなろ書房)、『ネリーとセザールのちいさなおはなし』全4巻(くもん出版)など。2001年より「紙芝居文化の会」運営委員。

【訳者】木坂涼 1958年、埼玉県生まれ。和光大学卒業。詩人、絵本作家。本yかう絵本も数多く手がける。主な詩集に『木坂涼詩集』(思潮社)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。翻訳絵本に『すき』『ピッツァぼうや』(いずれもセーラー出版)、『ヨセフのだいじなコート』『ぜったいたべないからね』(いずれもフレーベル館)。絵本に『みんなおっぱいのんでたよ』(福音館書店)などがある。



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Last Modified: 2003/11/13
担当:さかな

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