◆ くもん出版 新刊情報 ◆


2009年11月刊行

フランス発 推理 X 歴史のスペクタクルファンタジー! 世界15か国で発売!

時の書1の書影

時の書I 彫刻された石
時の書II 七枚のコインI



ギヨーム・プレヴォー 作
伊藤直子 訳
建石修志 画

ISBN 978-4-7743-1687-1
ISBN 978-4-7743-1688-8
定価 各1680円(税込)
時の書2の書影

フランスからおもしろい歴史ファンタジーが届きました!

主人公サムの父親は古書店を営んでいます。身内の誰もが反対しそうな立地でいきなり古書店をはじめた父親ですが、ある時、行方がわからなくなります。大事な一人息子サムの誕生日にも連絡をしてきません。古書の仕入にでも行き、夢中になって家族に連絡してこないのではという声も、サムは違うと反発します。そして、何か手がかりはないかと古書店内を探索しているうちに秘密の小部屋を発見したサムは……。

サムはタイムスリップしながらさまざまな時代で父親を探すことになります。
第一次世界大戦中のフランスでは戦争に巻き込まれ、古代エジプトではアメン・ラー(太陽神)のアメン神官に出会い、中世のプリュージュでは錬金術師に襲われてしまい――と、史実に基づいた背景は、物語に厚みをもたせ、読者を引き込ませます。

そして、タイムスリップを繰り返すうちに、とうとうサムは父親の「助けてくれ!」というサインも見つけます。サムは父親を助けられるのでしょうか?!


史実にもとづく内容については、別途ていねいな説明も加えられ、その地域が世界のどこにあるのか簡単な地図も添えられています。物語の筋、そのもののおもしろさとともに、歴史や地理を知る楽しみもあるのです。


3巻目は2010年、来年1月中旬に刊行予定。2冊を読んだいま、次の展開を知りたくてたまりません!




【作者】ギヨーム・プレヴォー(Guillaume Prévost) 1964年マダガスカル島、アンタナナリヴォ生まれ。サン・クルー高等師範学校卒。パリ地区リセの歴史教師。執筆活動を始める前は、「ヒストリー」チャンネルの番組制作にも参加。既刊作品に一般向けの推理小説などがある。(『Le mystere de la chambre obscure』『L'assassin et le prophète』『Les sept crimes de Rome』、すべてNil社)。

【訳者】伊藤直子 1968年新潟県生まれ。東洋大学文学部英米文学科卒。訳書に、『雨がふったら、どこへいく?』、『マルヴァ姫、海へ!』(評論社)がある。

【画家】建石修志 1949年東京都生まれ。東京芸術大学美術学部VD専攻卒業。『凍結するアリスたちの日々に』に始まる鉛筆による作品、『標本箱の少年』に始まる油彩・テムベラの混合技法による作品、箱によるオブジェ、コラージュの作品制作と並行して、中井英夫、久世光彦、皆川博子などの小説の挿画、また、書籍の装丁は400冊を数える。『凍結するアリスたちの日々に』などの画集、『鉛筆で描く』などの技法書、ほかに『月』『幸福の王子』などの絵本の仕事も多数手がけている。
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Last Modified: 2009/12/03
担当:さかな
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