2007年8月刊行
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2007年6月刊行
この絵本はアルハイマー病を子どもたちに理解してもらおうと描かれたものです。 前半では、ぼくとおじいちゃんがチョコレートと一緒にあるおいしい思い出を。 後半では、アルツハイマー病がどんな病気なのか、コミュニケーションのとりかたなど、具体的な知識とアドバイスを、読者にあたえてくれます。 思い出、記憶についても考えられるよう、わかりやすい言葉で記されている後半はもちろんのこと、ぼくとおじいちゃんが、どんなチョコレートの思い出があるか、ぜひ読んでみてください。表紙の絵もとってもすてき! なんてしあわせそうな、おじいちゃんの顔でしょうか 【作・絵】バーバラ・マクガイア Barbara McGuire
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2007年5月刊行
ワニくんは、その日パーティに行くことになっていました。 それなのに、ああ、ねぼうしてしまったワニくん。 これは走るっきゃない。 しかし急いでいる時に、コトがおきるのはお約束。 ワニくんの走る先々で、ばったん! どったん! トラブル続出! ワニくん、パーティにまにあうかな――。 横長の画面いっぱいに、ワニくんが走る様子、時にそれを縦長な画面にもなり、ダイナミックに絵を楽しめます。ワニくんが見開きいっぱいにビューンとすごいスピードを出している文字なしページは圧巻! 子どもが笑顔で聞く様子がみえてくるような絵本です。 【作・絵】うすいかなこ
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2007年4月刊行
飼い主のいないトラックに乗っている白いこいぬ。ふわふわの毛をもつかわいいこいぬ。 自分がどうしてトラックに乗っているのかわかったのかな。 ぴょんと車から飛びおりて、おなかがすいたと歩き始めました。 家が見つかるとドアに向かって「ワン!」とほえてみます。 ところが、行けども行けども、やさしい声が聞こえません。 そこへ、ようやくドアが開いた家がありました! こいぬの低い視点で描かれた夜の町。花がクローズアップされていたり、雨がふったときの水たまりも目のまえのできごとのよう。リアルだけれどあたたかい絵で、こいぬの長い夜を描いていきます。 【作】ローズマリー・ウェルズ Rosemary Wells
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2007年3月刊行
ハンバーさんはペットショップを営んでいます。 ウサギやヘビや金魚やネコ、ハムスターにハツカネズミ、カナリアにセキセイインコ、トカゲやカエルなど動物がたっくさんいるペットショップに、犬はアーサー1匹だけでした。 アーサーの願いは自分のいえをもち、古いくつをもらって思う存分かんでみること。 誰がぼくを選んでくれるのだろうと毎日待っているのに、ハンバーさんは、アーサーをなかなかショーウィンドウに出してくれない。ショーウィンドウに出した動物たちは次々と飼い主が決まっていくのに。 ぼくはどうしたら気に入ってもらえるのだろう……。 人生経験豊富で、たっぷりした体型のハンバーさんは真っ赤な口紅がよく似合っています。 毎朝、ショーウィンドウに出す動物を独特の顔つきで選んでいます。いったいどんな基準なのでしょう。 アーサーが選ばれることはあるのでしょうか。 アーサーのキャラクターと共にハンバーさんの表情にくぎづけになってしまいます。 ハンバーさんのペットショップをどうぞ訪れてくださいね。 【作】アマンダ・グレアム Amanda Graham オーストラリアの作家。子どものころから文を書いたり絵を描いたりするのが好きだった。大学卒業後は、小学校教師やイラストレーターなどとして働く。1984年に初めての絵本『アーサー』を出版。以来、多くの絵本や幼年向け読み物を発表し、文章だけでなく絵も手がけている。2006年には挿絵を担当した"Bushranger Bill"が出版された。 【絵】ドナ・ガイネル Donna Gynell オーストラリアの画家。南オーストラリア大学でイラストレーションを学ぶ。在学中に絵本の挿絵に興味を持ち、最初の作品を出版した。その後、いぬのアーサーを主人公にした三部作のほか、同じアマンダ・グレアムと組んだ作品などを発表している。 【訳】きくちゆみ 大阪生まれ。旅行会社などに勤務の後、ネット上の集まり「やまねこ翻訳クラブ」を通して翻訳を学び、英日翻訳の仕事を始める。訳書に『恋愛市場』、『ペリー・Dの日記』(いずれもポプラ社)、『ジョニー・デップ フォトバイオグラフィ』(小学館プロダクション)など。犬を飼うのが子どものころからの夢。 |
2007年2月刊行
ネコとサカナが迷路で出会い、友情をはぐくむ。 夜には一緒に雨やどりをし、 高いところも一緒にのぼる。 最初はサカナはネコと暮らしたが、どうにも水が恋しくてしかたない。 大好きなサカナの望むことをネコもかなえてあげようとする。 さてネコとサカナの未来は……。 黒と白、きっぱりと2色のみでスタイリッシュにネコとサカナが描かれる。 遊び心ある文字の配列に目をまわしながら、どうぞ彼らの世界をみてほしい。 【絵】ニール・カーティス Neil Curtis
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2003年までに出た英訳絵本はこちら
Last Modified: 2007/11/27
担当:さかな
HTML編集:
出版翻訳ネットワーク・やまねこ翻訳クラブ