●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      週刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2004年9月10日)                           No.141 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ mail……m_acti@yamaneko.org ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●やまねこ会員に翻訳書出版のチャンス! ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ やまねこ会員に翻訳書出版のチャンス! ------------------------------------------------------------------------  このたび、ある児童書出版社から話をいただき、やまねこ会員限定の翻訳トラ イアルが急遽行われることになった。短期間の告知であったにもかかわらず、多 数の会員が手を上げ、訳文提出期限に向け、課題に取り組みはじめた。また、別 の出版社からも、会員限定で、翻訳書出版のチャンスにつながるうれしい募集を いただいた。夢で終わらせない、そんな意気込みを見せて欲しい! ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------ @読書室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=;id=22 ・今年3月に邦訳出版された絵本『なんだってしてあげるよ』(ジョン・ウォレ ス文/ハリー・ホース絵/さくまゆみこ訳/あすなろ書房)を読みました。 ・以前偕成社から出ていた『夜のパパ』(マリア・グリーぺ作/大久保貞子訳) が、復刊ドットコムでのリクエストにより、ブッキングから新装版にて復刊され た。 ・8月に読んだ本、今月は3名からの報告! そして、『黒い兄弟』(リザ・テ ツナー作/酒寄進一訳/あすなろ書房)の話題へ。 ・『海のはてまで連れてって』(アレックス・シアラー作/金原瑞人訳/ダイヤ モンド社)の翻訳協力者、月沢李歌子さんが読書室を訪問してくださった! ・ガーディアン賞のショートリストが発表された。 【新刊絵本】 ・『トゥートとパドル オパールちゃんのなつやすみ』(ホリー・ホビー文・絵 /二宮由紀子訳/BL出版):「トゥートとパドル」シリーズ。トゥートとパド ルの家に、いとこのオパールちゃんが泊まりにきた。寝る前に、オパールちゃん の歯が抜けそうになっていることに気づき……。心がほんわか温まる絵本。 ・『しょうぼうていハーヴィ ニューヨークをまもる』(マイラ・カルマン文・ 絵/矢野顕子訳/リトル・ドッグ・プレス):解体寸前だった老消防艇が、ニュ ーヨークを救おうと奮闘する。訳者は、同時多発テロ時のツインタワーを目の当 たりにした、シンガーソング・ライター&ピアニストの矢野顕子さん。2003年ボ ストングローブ・ホーンブック賞(ノンフィクション部門)受賞作。 【新刊読み物】 ・『インク ヴァンパイア 1 ぼく見ちゃったんだ!』(エリック・サンヴォワ ザン文/マルタン・マッジェ絵/角田光代訳/ソニー・マガジンズ):ぼくがお 父さんの本屋で店番をしていると、不気味な男がやってきて、本にストローをさ しこみ、ちゅるちゅる吸い始めた! 昨年、当クラブで初級短編全訳勉強会の課 題に使った "The Ink Drinker" の邦訳。 ・『イップとヤネケ』(アニー・M・G・シュミット作/フィープ・ヴェステン ドルプ絵/西村由美訳/岩波書店):イップの家の隣にヤネケという女の子が引 っ越してきた――子どもたちの他愛のない日常が、あたたかく描かれる。約240 話ある原作から、訳者の西村さんが選んだ42編が収められている。 ・『呪われた首環の物語』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作/野口絵美訳/佐 竹美保絵/徳間書店):〈巨人〉、〈人間〉、そして水中に棲み不思議な力を持 つ〈ドリグ〉が共存する世界。ドリグの首輪を手に入れたくて、人間の男の子が ドリグの子どもを殺してしまう。そのとき首輪に呪いがかけられ……。 〜資料室〜 ・リスト更新情報などは「更新履歴」掲示板でどうぞ。 http://www.yamaneko.org/new/index.htm ・リストに関する追加・訂正等の情報は「やまねこ資料室:メモ用掲示板」まで。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=all;id=16 @喫茶室掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=13 ・最新造語や流行ことばを語源と使用例つきで掲示しているサイトが紹介された。 "sleep camel" とはどのような意味だろうか? ・10月30日(土)13〜15時、朝日カルチャーセンター新宿教室にて「30周年記念 講座・絵本への道」が開催され、加古里子さんと松居直さんの対談が行われる。 詳しくは掲示板まで。 ▽速報(イベント情報) http://www.yamaneko.org/event/index.htm ・9月10日(金)18時から、三省堂書店神田本店8階にて高橋哲哉さんと金原瑞 人さんのトークセッションが行われる。詳しくは掲示板まで。 @お菓子掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=15 ・児童文学にまつわるおいしそうな話題をお待ちしております! @おはなし小部屋掲示板@ http://www.yamaneko.org/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?id=14 ・子どもと一緒に本を読もう! 子どもと本に関する話題をお待ちしております! @広場掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=222 ・9月の定例チャット、★夜の部 9月17日(金)22:00〜24:00の2時間! 詳しくは掲示板まで。 @学習室掲示板@(会員限定) http://www.yamaneko.org/cgi-bin/l2/c-board/c-board.cgi?id=211 ・いよいよ「絵本全訳勉強会」がはじまった。 ・「リスト作成勉強会」「中級シノプシス勉強会」への参加は常時受付中。 ★現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ★ http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm(勉強会の予定) ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 非会員で、勉強会に興味のある方は入会案内ページへ。 http://www.yamaneko.org/info/guide.htm ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ @子どもの本のページ@ http://www.litrans.net/c-board/c-board.cgi?id=05 ・夏の読書。子どもたちのお気に入りの本の話題など。 ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm http://www.litrans.net/maplestreet/maple.rdf           (メープルストリート更新履歴を RSS リーダーで読める) <さ・え・ら書房> http://www.litrans.net/maplestreet/p/saera/index.htm 『ホリス・ウッズの絵』(パトリシア・ライリー・ギフ作/もりうちすみこ訳): 生まれてすぐ捨てられた女の子、ホリス。どの里親ともうまくいかずに、転々と 家を変える彼女が11年の人生で初めて自分の居場所を見つける。それは、ホリス と同じく芸術を愛する彫刻家、ジョージーの家だった。しかし、やがてジョージ ーとは暮らせない事情ができてしまう。絵の才能に恵まれたホリスは、人生のカ ンバスに理想の絵を描くことができるのだろうか? 『泥かべの町』(デボラ・エリス作/もりうちすみこ訳):『生きのびるために』、 『さすらいの旅』に続く、「アフガンを生き抜く少女」シリーズの3作目。この シリーズは、作者がアフガニスタンで取材した少女の話が元になっている。今回 は、『生きのびるために』で髪を切り、男の子として生活するショーツィアのそ の後を描く。 『おばあちゃんの記憶』(エルヴェ・ジャウエン作/小野ゆり子訳):フランス、 ブルターニュの田舎を舞台としたあたたかな家族愛が伝わってくる作品。ヴェロ の大好きなおばあちゃんが、アルツハイマーを発症し、ヴェロたちと暮らすこと になった。新しい家族を迎えたことで起こる様々なハプニングが、少女のまっす ぐな目をとおして語られる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ 執筆 ち〜ず/NON/りんたん 編集 ち〜ず/hanemi/りんたん 広場掲示板で、毎年恒例の関西ボローニャ・オフ(西宮市大谷記念美術館にボ ローニャ国際絵本原画展を見にいくオフ)の話が出ています。私は東京での開 催中に見にいったのですが、○万円の巻物絵本が印象的でした。(ち) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●