☆8月号は休刊します。次回の発行は9月17日になります。どうぞお楽しみに☆ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      月刊      やまねこ      A C T I V A T O R (FA-TEXT)      やまねこ翻訳クラブ・アクチベーター                       (2010年7月20日)                           No.208 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  編集・発行……やまねこ翻訳クラブ http://www.yamaneko.org/ ------------------------------------------------------------------------ 【目次】 ●「月刊児童文学翻訳」インタビュー企画が続く!! ●掲示板ア・ラ・カルト ●メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ 「月刊児童文学翻訳」インタビュー企画が続く!! ------------------------------------------------------------------------  ドイツ文学翻訳家の松永美穂氏のインタビューが、メールマガジン「月刊児童 文学翻訳」7月号に掲載された。松永氏は2009年やまねこ賞絵本部門の大賞に輝 いた『リスとはじめての雪』(ゼバスティアン・メッシェンモーザー文・絵/コ ンセル)や、『マルカの長い旅』(ミリヤム・プレスラー作/徳間書店)などの 訳者であり、研究者、教育者としても幅広く活躍されている。インタビューは大 学の研究室で行われ、幼いころ親しんだ絵本の話や学生時代のエピソードも交え ながら、これまでの道のりを語っていただいた。氏は携わってこられた作品ひと つひとつについて丁寧に話してくださったほか、翻訳家を目指す学習者に対して も、心のこもったメッセージをくださった。詳しくは、メールマガジン「月刊児 童文学翻訳」7月号をご覧いただきたい。  同9月号では、スウェーデン児童文学作家の、マッティン・ビードマルク氏の インタビューを掲載予定である。「ラッセとマヤのたんていじむしょ」シリーズ (主婦の友社)は本国スウェーデンでテレビドラマ化や映画化もされた人気の高 い作品だ。これらにまつわるお話や、創作の経緯など貴重なお話を伺った。こち らも発行をお楽しみに。  「月刊児童文学翻訳」では、多くの作家、画家、翻訳家のインタビュー記事を 掲載してきた。過去の記事は、当クラブ資料室の「インタビューと訳書リスト」 でご覧いただける。クラブではこれからもインタビューをとおして世界各国の児 童文学に携わる方々の声をお届けしていくつもりだ。 ▽「月刊児童文学翻訳」2010年7月号 http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2010/07.htm ▽「松永美穂さんインタビュー(ロングバージョン)」 http://www.yamaneko.org/bookdb/int/mmatsuna.htm ▽「インタビューと訳書リスト」(資料室) http://www.yamaneko.org/bookdb/int/index.htm                               (たろたろ) ------------------------------------------------------------------------ 掲示板ア・ラ・カルト ------------------------------------------------------------------------    「#」のうしろの数字は、各掲示板での発言番号を表しています。 ★読書室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=dokusho @「カーネギー賞&ケイト・グリーナウェイ賞候補作を読もう会」開催中@  【 】内の「カ賞」はカーネギー賞、「グ賞」はケイト・グリーナウェイ賞、  「SL」はショートリスト作品、「LL」はロングリスト作品を表します。 【主なトピック】 #2780〜 【グ賞受賞作】"Harry and Hopper" 邦訳刊行 #2785〜 ケイト・グリーナウェイ賞発表! #2787〜 カーネギー賞発表! #2788〜 引き続き「カ・グ賞候補作を読もう会」をよろしく! #2790〜 【グ賞受賞作】"Harry and Hopper" の画家に注目 #2791〜 アンドレ・ノートン賞発表! #2794〜 『ひらめきの建築家 ガウディ』読みました(続き) #2798〜 ボストングローブ・ホーンブック賞発表! #2799〜 ミソピーイク賞児童書部門候補作発表→受賞作発表! #2808〜 ブランフォード・ボウズ賞発表!  賞関連の情報は、速報掲示板もご利用ください。 ▽「速報(海外児童文学賞)」掲示板 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award 【新刊読み物】 #2800〜『盗まれたコカ・コーラ伝説』(ブライアン・フォークナー作/三辺律 子訳/小学館):ニュージーランドの中学生フィザー・ボイドには「利き酒」な らぬ「利きコーラ」の特技がある。ある日、アメリカのコカ・コーラ本社からお 呼びがかかった。同社の秘伝のレシピが盗まれたというのだ。フィザーは驚異の 味覚でコカ・コーラ社のピンチを救えるか!? #2805〜「チュウチュウ通りのゆかいななかまたち」シリーズ(エミリー・ロッ ダ作/さくまゆみこ訳/たしろちさと絵/あすなろ書房):チュウチュウ通りに 並ぶ10軒の家の住人が順番に主人公になる低学年向け読み物。ごいんきょの家に チーズ泥棒が入ったり、子だくさんの母さんが子育てにくたくたになったり。楽 しいお話にたしろ氏の絵がぴったり。 【新刊絵本】 #2804〜『ぼくのブック・ウーマン』(ヘザー・ヘンソン文/デイビッド・スモ ール絵/藤原宏之訳/さ・え・ら書房):山のうんと高いところに住んでいるぼ くは、学校に通えない。でも、あるときから馬に乗った女の人が2週間おきに山 の上まで本を届けてくれるようになった……。1930年代に始まったアパラチア山 脈の「荷馬図書館員」をテーマにした作品。 【未訳読み物】 #2782〜【カ賞LL】"The Sandfather"(by Linda Newbery, Orion Children's Books):高校生のハルは父親を知らない。喪失感やいらだちをいつも心に抱え るハルは、父親を知りたいという思いに固執するが……。潮騒をBGMに、大人 への過渡期にある少年の心の成長をていねいに描く。 ▽このほかにも、メープルストリートで紹介されている新刊書の話題などで盛り 上がっています。掲示板の「トピック表示」もどうぞご利用ください。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?cmd=tpc;id=dokusho                               (えみりい) ★喫茶室掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa #651〜 「月刊児童文学翻訳」7月号 html 版公開 ▽作品リストの更新情報などは「更新履歴」掲示板でどうぞ。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=rireki ▽リストに関する追加・訂正等の情報は「やまねこ資料室:メモ用掲示板」まで。 http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=siryo ▽「イベント情報掲示板」はこちら。 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event ★お菓子掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=okashi ★おはなし小部屋掲示板★ http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=ohanashi ★広場掲示板★(会員限定) http://www.yamaneko.or.tv/member/c-board/c-board.cgi?id=hiroba #4706〜 オフ会のお誘い@東京→ありがとうございました(続き) #4715〜 大阪:写真展のおさそい→ありがとうございました(続き) #4718〜 ジャクリーン・ウィルソンさん来日情報 #4722〜 【NZポスト児童図書賞候補作読書会】感想とレビュー集について ▽現在進行中または予定されている勉強会の情報はこちらでどうぞ。 http://www.yamaneko.org/gakushu/open/index.htm(勉強会の予定) ▽非会員で、勉強会に興味のある方は入会案内ページへ。 http://www.yamaneko.org/info/guide.htm                                 (muzu) ------------------------------------------------------------------------ メープルストリート新刊情報 ------------------------------------------------------------------------ http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm <光村教育図書> http://www.litrans.net/maplestreet/p/mitumura/index.htm 『ぬすみ聞き 運命に耳をすまして』(グロリア・ウィーラン文/マイク・ベニ ー絵/もりうちすみこ訳):エラ・メイは、奴隷の子ども。朝早くから、おとな といっしょに綿花つみの仕事をさせられる。そして一日のおわり、子どもには、 こんどは奴隷たちのための特別な仕事がまっていた。それは、お屋敷の窓の下で、 だんなさまたちの話をぬすみ聞きすること。自分たちの未来への、わずかな手掛 かりをえるための方法だった。いい話、悪い話、エラ・メイたちは、そのときど きにぬすみ聞きした内容に一喜一憂する。そしてある日、耳にはいってきた重要 なニュースがあった……。 『ヒヤシンスひめ そらに うかんだ おんなのこの あっと おどろく おはなし』 (フローレンス・パリー・ハイド文/レイン・スミス絵/野坂悦子訳):女の子 の悩みといえば、体重。重い体をなんとかしたい! それは、年頃の女の子にと っては、まったく切実な重い、もとい想いである。だが、軽ければいいとは限ら ないようだ。軽い体のせいで普通のくらしができないヒヤシンスひめの悩みは、 もっと切実だ。なにしろ、風船のように飛んでいってしまうのが怖くて、外出も できないのだから。だがある日、姫は一大決心をする。 <作品社> http://www.litrans.net/maplestreet/p/sakuhin/index.htm 『私は売られてきた』(パトリシア・マコーミック作/金原瑞人選/代田亜香子 訳):原題の "Sold" をそのままストレートに日本語にしたタイトルには、やは りこの話の衝撃性がうかがえる。これは、南アジアを舞台にした人身売買の物語。 13歳のとき、ラクシュミーは貧しさから継父に売られ、売春を強要された。つら い人生だが、それを一人称で語る彼女の言葉は、詩的で美しい。徹底的な取材を もとに書かれた、リアルで心を打つフィクション。全米図書賞候補作、グスタフ・ ハイネマン平和賞受賞作。                                  (NON) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 発行人 大塚道子(やまねこ翻訳クラブ 会長) 編 集 えみりい/たろたろ/tommy/NON/muzu/ラッテ 協 力 出版翻訳ネットワーク管理人 小野仙内(http://www.litrans.net/) ゆま/ワラビ  広い地域で梅雨が明け、いよいよ夏も本番ですね。夏休みの予定はお決まりで しょうか?  さて、当「やまねこアクチベーター」は、8月号はお休みさせていただきます。 次号の発行は9月17日となります。どうぞお楽しみに。それでは、皆様、素敵な 夏をお過ごしください!(t) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●