偕成社　新刊情報

偕成社新刊情報

2019年10月～2020年3月刊行


ベネベントの魔物たち　1 いたずらの季節 978-4-03-521530-1	ベネベントの魔物たち　2 緑の手の指輪 978-4-03-521540-0	ベネベントの魔物たち　3 魔女の足音に御用心 978-4-03-521550-9	ベネベントの魔物たち　4 わがままな幽霊 978-4-03-521560-8
各1300円＋税
ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ　作　ソフィ・ブラッコール　絵　横山和江　訳

　イタリアにある本当の町、ベネベント。
　ここに魔物たちがいることをご存知ですか？
　

　ベネベントの魔物についてのおしえ
　劇場のなかをかけぬけるとき、クロッ
　パーがおいかけてくる音がきこえても、
　けっして立ちどまっちゃいけないよ。橋
　や井戸には、ちかづくな。マナロンガが
　ひそんでいるからね。よいおこないをし
　て、きちんと仕事をすれば、夜ねている
　あいだも、ジャナーラはこない。ママに
　キスして、ぐっすりおやすみ。

　この短いおしえが、１冊読むごとにどれだけ大事かわかってくるのです。

　出てくる子どもたちは、双子のエミリオとローザ、プリモ、マリア・ベッピーナ、セルジオの５人。
　巻ごとに同じ時期の同じ出来事がそれぞれの子どもたちの視点で語られます。
　ですから、出来事がいろんな視点でみえてくるので、
　４冊読むことでナゾだったこともわかってきます。

　ソフィー・ブラッコールの挿絵はクラシカルな美しさとユニークさで、どれも素敵です。
　また、そこに蛍光色の色合いがとても映えます。
　ふんだんに入っている絵をみるのがまたページを繰る楽しみのひとつ。

　ぜひとも４冊揃えて読んでください。　
　５人の子どもたちが大好きになります。
　
　

【作】ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ
コロンビア大学卒業後、記者やプログラマーなどの仕事についたあと、作家になる。作品に、祖父ルドウィッヒ・ベーメルマンスの「げんきなマドレーヌ」シリーズを引きついだ『マドレーヌのメルシーブック』などがある。

【絵】ソフィー・ブラッコール
絵本作家。絵本『300年まえから伝わる　とびきりおいしいデザート』をはじめ、児童書のさし絵を数多く手がける。『プーさんとであった日』『おーい、こちら灯台』で、コールデコット賞を２度受賞。

【訳】横山和江
翻訳家。訳書に『300年まえから伝わる　とびきりおいしいデザート』『わたしたちだけのときは』『フランクリンの空とぶ本やさん』『わたしの心のなか』『キツネのはじめてのふゆ』『ねこの３つのねがいごと』『クマさんのいえへいかなくちゃ！』など。

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Last Modified: 2020/03/21
担当：さかな
HTML編集: 出版翻訳ネットワーク・やまねこ翻訳クラブ