2005年 朔北社 新刊情報 

朔北社HP

2005.02 『恋するひと

2005年3月・4月刊行

ミミズくんのにっき:表紙 ミミズくんのにっき

ドリーン・クローニン 文
ハリー・ブリス 絵
もりうち すみこ 訳

ISBN 4-86085-027-0
定価 本体1500円+税
ローラ:表紙 ローラ
うまれてくるあなたへ

ベネディクト・ゲティエ 作
ふしみ みさを 訳

ISBN 4-86085-028-9
定価 本体1000円+税

6がつ5か
だれかに じっと
みられてるような きがする…

裏表紙に描かれたミミズくんは、こちらをチラッと見ながら、こんな日記を書いています。
この絵本は、ミミズくんの日々を、生態ともども愉快に描いたもの。
仲良しのクモくんとどんな遊びをするか、どんなものが好物か。
ミミズでよかったことや、そうじゃないこと。
ありえなさそうで、でも、もしかしたら本当かもと思えてしまう、楽しい1冊!

パパはうたいます。
ラーラ、ラーラ、
でも ローラには
ローラ、ローラ
と きこえます。

ローラはまだママのおなかの中にいます。しあわせそうなピンク色のローラは、パパの声をうれしく聞きます。おなかの中で、うれしくて、くるんとします。パパはおなかに口をあてるように歌ってくれるので、その声がよく聞こえます。外はどんな感じなのかしら。
ローラはそろそろ大きくなったので、おなかの部屋からでることに……。

ハガキ大の小さな絵本。手触りのいい紙にローラが寝ています。起きています。にっこりしています。
プレゼントにもぴったりの、しあわせな絵本。

【文】ドリーン・クローニン Doreen Cronin アメリカのベストセラー絵本作家であり、弁護士。タイプライターを打つウシの話「CLICK, CLACK, MOO: Cows That Type」(コルデコット・オナー賞)などユニークでゆかいなストーリーの絵本をつぎつぎに発表している。現在、夫アンドリューと、ニューヨーク市在住。

【絵】ハリー・ブリス Harryarry Bliss アメリカの雑誌「ニューヨーカー」の表紙画をはじめ、たくさんの本の表紙や絵本を描いて人気のある画家、漫画家。邦訳の絵本に『みんなのすきな学校』(講談社)がある。現在、バーモント州北部在住。もちろん、裏庭にはたくさんのミミズたちがいある。

【訳】もりうち すみこ 福岡県久留米市生まれ。訳書に、『宇宙からやってきたオ・ペア』(文研出版)、『かしこい豚のロリポップ』(アリス館)、『ジェニー・エンジェル』(岩崎書店)、『キング牧師の力づよいことば』(国土社)、『ナム・フォンの風』(あかね書房)、『ジンクス』(朔北)、『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)など。
【文・絵】ベネディクト・ゲティエ 1962年パリ生まれ。カラフルで独特のユーモアたっぷりの絵本を次々と生み出している。児童書のみならず、ポスター、広告、ファッション、赤ちゃん用品のイラスト、TVアニメなど、さまざまな分野で活躍中。ローラは実の娘で、彼女がおなかにいたときに、自分のために作ったのが、この絵本である。主な作品に『パパと10にんのこども』(ひくまの出版)「Tête à Queue」「C'est un ange, LOLA」、ロバのTROTROシリーズ(いずれも未邦訳)など多数。

【訳】ふしみ みさを 1970年埼玉県生まれ。洋書絵本卸会社勤務を経て、フランス語、英語を中心に子どもの本の翻訳や紹介につとめている。主な訳書に『フランチェスカ』(教育画劇)、『マルラゲットとおおかみ』『きいろいくつした』(パロル舎)、『あいにいくよ、ボノム』『しらないひと』(講談社)、『なつのゆきだるま』(岩波書店)など多数。


2005年2月刊行

恋するひと:表紙 恋するひと

レベッカ・ドートゥルメール 作
うちだ ややこ 訳

ISBN 4-86085-022-X
定価 1260円(税込)

ひとは恋におちるんだ
こう言ったのはアベル。

ものがたりのなかで恋がうまれるの
と言ったのはエチエンヌ。

あれこれ考えたジュスティーヌはこう言う。
心が魔法にかかるしゅんかんよ!

ノアやポリーヌ、アリスティード、ゼリー、ちいさなトマ、おおきなトマ、マリユス、アベル、セレスト、エミリーも考える。恋ってどんなこと?
だってエルネストは女の子をからかうのが大好きな男の子だけど、サロメをとりわけ、からかう。エルネストは恋してるの?


【作者】レベッカ・ドートゥルメール (Rébecca Dautremer)
1971年フランスのギャップ生まれ。パリ国立装飾美術学校に学ぶ。在学中の絵本作家としての才能を見いだされ、挿絵などを手がけるようになる。本書で、フランスで有名なこどもの本の賞の1つであり、図書館員や書店員が選ぶすぐれた作品に贈られる2004年度ソルシエール賞を受賞。現在、3人の子どもを育てながら、パリで暮らす。本書のらくがきのような挿絵は、5歳の娘によるもの。

【訳者】うちだ ややこ (内田也哉子)
1976年東京生まれ。日本、アメリカ、スイス、フランスで転々と学ぶ。文筆家としての才能を見いだされ、エッセイや絵本の翻訳などを手がけるようになる。翻訳絵本に『たいせつなこと』(フレーベル館)『岸辺のふたり』(くもん出版)など。『ブローチ』(リトルモア)ではじめての創作絵本を手がける。また、「sigh boat(サイボート)」というユニットで、作詞とボーカルを担当するなど、多方面で活躍中。現在、2人の子どもを育てながら、東京で暮らす。

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Last Modified: 2005/6/12
担当:さかな

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