徳徳間書店 児童書新刊情報(2002年-2004年)

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12月『げんきなグレゴリー
2002年12月『アビーと光の魔法使い』 2003年4月『ピクニックにいこう!』 9月『二つの旅の終わりに』

2004年1月刊行

ワニてんやわんや:表紙

ワニてんやわんや

ロレンス・イェップ 作
ないとうふみこ 訳
ワタナベユーコ 絵

ISBN 4-19-861803-8
本体1400円+税

弟のボビーはもうすぐ8歳。
その誕生日プレゼントに、ぼくは何をあげたと思う?
答え ワニ!
母さんは動物好きのボビーにペットがいいんじゃないと、カメをすすめていたのだけど、
「ふつうのプレゼント」はいやなんだ。
ラジオから古い歌がながれてきたのが、ワニに決めた理由さ。
(どんな歌かは本を読んでほしい。)

ただ、ボビーがワニを気に入るとは思っていなかった。どちらかというとびっくりさせたかっただけなのに。
ボビーはものすごく喜んで、オスカーと名前をつけた。
誕生日パーティにきた親戚たちも、みなワニに心を奪われ、それからの生活はほんとうにてんやわんやの日々。
どんな様子かは――、ページを開いてみて!




「おりこうさん」の弟ボビーを驚かせてやろうと思った、ワニのプレゼントは兄弟の関係もちょっぴり変化させてくれる。
ワタナベユーコさんの描く、父さんや母さん、テディやボビーたちの表情はすっごく楽しい! どの挿し絵も、物語にぴったりなのだ。また、テディたちの住むチャイナタウンの様子もうかがえる。
さてさて、てんやわんやの騒動はどうなるでしょう……。


【作者】ロレンス・イェップ Laurence Yep 1948年アメリカのサンフランシスコに生まれる。中国系アメリカ人として生まれ、黒人街で育ち、常に「自分はアウトサイダーだ」と感じていた。十代の頃から雑誌に投稿を始め、1973年に初めての作品『スィートウォーター』(立風書房刊)を刊行後、現在まで60冊近い作品を発表している。日本語に翻訳されている作品に、ニューベリー賞銀賞受賞作『ぼくは黄泉の国へ渡った』(徳間書店刊)、『竜の王女シマー』(早川書房刊)、『少年殺人事件』『ドラゴン複葉機よ、飛べ』(晶文社刊)などがある。イェップの作品リストはやまねこ翻訳クラブの資料室参照。(http://www.yamaneko.org/bookdb/author/y/lyep.htm

【訳者】ないとうふみこ 上智大学外国語学部卒業。翻訳の仕事に精を出すかたわら、小学校での絵本の読み聞かせや、少年野球のお手伝いにも参加し、楽しくも忙しい日々を送っている。訳書に『宇宙人が来た!』『ぼく、もうなかないよ』『アビーと光の魔法使い』など(徳間書店)がある。やまねこ翻訳クラブ会員。徳間書店HPの「子どもの本だより」著者紹介にてないとうさんのインタビュー記事が読める。

【画家】ワタナベユーコ 1972年福島県に生まれる。日本大学芸術学部でデザインを学んだ後、1998年から雑誌や書籍のイラストレーションの仕事を始める。



2003年12月刊行

げんきなグレゴリー:表紙 げんきなグレゴリー

ロバート・ブライト 作・絵
なかつかさ ひでこ 訳

ISBN 4-19-861787-2
本体1400円+税

ヤッホー!
げんきなグレゴリーは、村いちばんの元気もの。うさぎとかけっこしても勝てるくらい、足もはやく、帽子をふっとばすくらい、大声をだすこともできる。
さて、グレゴリーのおばあちゃんは、村いちばんのおいしいホットケーキをやけるんです。
あるひ、グレゴリーは「おばあちゃん、ホットケーキやいて!」と、お願いします。
おばあちゃんは「そのまえに、ちょっとしてほしいことがあるの」と言うがはやいが、グレゴリーは飛び出して走り出すのです。
きっとおばあちゃんのほしいものは、これだ!とはりきって連れてくるのは、くまやろば。ちがう、ちがう。おばあちゃんの欲しいものは……。


ヤッホー! ヤッホッホー!とさけびながら、グレゴリーがどのページでも元気はつらつ。
体がぴゅんぴゅん動く少年時代、こういう子ども、いまもまわりにいますよね。
さてさて、グレゴリーくん、最後にホットケーキ食べられるかな。



【作者】ロバート・ブライト Robert Bright 1902年〜88年。アメリカのマサチューセッツ州に生まれ、ヨーロッパで子ども時代をすごす。アメリカにもどってプリンストン大を卒業、新聞記者をへて、美術・音楽関係の評論家として活躍、その後、教師をつとめながら、作家となる。「想像力に富む人間の心の内なる子どもは、けっしていなくなることがない」という信条のもと、多くの児童書を執筆し、イラストを描いた。著書に『あかいかさ』(ほるぷ出版刊)、『おばけのジョージー』(福音館書店・品切れ)、『なかよしのクマさん』(冨山房刊・品切れ)『おばけのジョージーおおてがら』(徳間書店近刊予定)など。

【訳者】なかつかさ ひでこ 中務秀子 神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。1989年より児童図書館、幼稚園、小学校で、ストーリーテリング、読み聞かせ、選書をおこなってきた。スコットランド滞在中、英国児童文学に親しむ。第8回いたばし国際絵本翻訳大賞優秀賞受賞。子どもと本と猫をこよなく愛している。やまねこ翻訳クラブ会員。


2003年9月刊行

イギリスのカーネギー賞!/アメリカのプリンツ賞受賞!

二つの旅の終わりに:表紙 二つの旅の終わりに

エイダン・チェンバーズ 作
原田勝 訳

ISBN 4-19-861744-9
本体2400円+税

小さきものの中にこそ、われらは美を見出し、
わずかな時にこそ、人生は全たきものとなりぬべし
  ―― ベン・ジョンソン ――


イギリス人の高校生、ジェイコブ17歳の物語と、戦時下のオランダ人少女、ヘールトラウの物語が交互に語られる。
ジェイコブは、第二次大戦中に亡くなった、同じ名前をもつ祖父が当時世話になったという、オランダ人ヘールトラウに招かれて彼女を訪れた。
一人旅で渡ったオランダで、ヘールトラウに会う前に、ひょんなことから、魅力的なそして後に友人になるトンらとの出会いがある。
トンはヘールトラウの孫であるダーンの親しい友人だ。そしてダーンとヘールトラウは深い信頼で結ばれていた。
何かにつながれた紐をたぐりよせるように、ジェイコブとヘールトラウの物語は近づいてゆく。
第2時大戦下でのヘールトラウの状況、心理。
現在のジェイコブが異国オランダで感じる文化や人々。

生きること、死ぬこと、戦争と歴史、家族の秘密、さまざまな形の恋、
これらが濃密に緻密に交わり、ラストへと導く。

読後に味わうのは長い時をかけて旅したような充実感――。



【作者】エイダン・チェンバーズ Aidan Chambers 1934年イギリス北部生まれ。ロンドンで教職に就き、英文学と演劇を教えた後、グロスターに移り、教師を続けながら僧院の僧となる。児童書の書評専門誌の編集に携わっていた夫人と結婚後、夫妻で出版社を興し、児童書の書評誌の出版と、各国の優れた児童書をイギリスに紹介する仕事に従事。この業績に対し、1982年にはエリナー・ファージョン賞を贈られた。『おれの墓で踊れ』(徳間書店刊)、『ザ・トール・ブリッジ』(未訳)など、寡作ながら質の高い作品を送り出す作家として注目を集め、『二つの旅の終わりに』の出版直後、国際アンデルセン賞を受賞した。

【訳者】原田勝 はらだ まさる 1957年生まれ。東京外国語大学卒。訳書に『弟の戦争』『ぼくの心の闇の声』『星の使者』(以上徳間書店刊)、『ブック・オブ・ザ・ダンカウ』(フォレストブックス刊)、『サブリエル 冥界の扉』『ライラエル 氷の迷宮』(主婦の友社刊)など。ヤングアダルト小説を中心に、英語圏の優れた児童書を意欲的に紹介している。


2003年4月刊行

ピクニックにいこう!:表紙 ピクニックにいこう!

原題:"We're Going on a Picnic!"
パット・ハッチンス 作・絵
たなかあきこ 訳


ISBN4-19-861676-0
定価 1400円+税

ハッチンスの新作絵本!
リズミカルな訳と明るい絵がたのしい、読み聞かせにぴったりの絵本

きょうは、とってもいい天気。
めんどりと、かもと、がちょうは、
みんなで、ピクニックに
いくことにしました。
ところが、
おべんとうを たべようとすると、
かごの中はからっぽ!?

いったい誰がからっぽに?

めんどりと、かもと、がちょうのピクニックと一緒に、
ちいさなお話も進行している?

たくさんの「?」は絵をじっくり楽しむとみえてきます!

【作者】パット・ハッチンス Pat Hutchins 1942年イギリスのヨーク社生まれ。16歳のときに奨学金を得てダーリントン美術学校に進学。その後、リーズ美術大学にてさらに学ぶ。卒業後、広告代理店にてアートディレクターの補佐をした後、結婚し、アメリカのニューヨークに移り住む。そこで作品を持ち込んだ会社の編集者にはげまされて、デビュー作『ロージーのおさんぽ』(偕成社)を発表した。日本で紹介されている作品に、『ティッチ』(福音館書店)『ベーコンわすれちゃだめよ!』『おやすみみみずく』(偕成社)などがある。

【訳者】たなかあきこ 千葉県生まれ。東京女子大学短期大学部英語科卒業後、銀行に勤務。退職後、読書三昧の日々を送るうち、子どもの本に関わる仕事につきたいという昔からの夢がふくらみ、児童書の翻訳の勉強を始める。訳書に『コッケモーモー!』(徳間書店)が、共訳に『テリーと海賊』(アーティストハウス)、『テリーの恋』(主婦と生活社)がある。やまねこ翻訳クラブ会員。クラブ会員有志で構成されている「おはなしこねこの会」のメンバーで、毎月1回定期お話会を開催している。開催日情報はやまねこ翻訳クラブおはなし小部屋掲示板にて。



2002年12月刊行

アビーと光の魔法使い アビーと光の魔法使い

原題:"The Witch Trade"
マイケル・モロイ
内藤文子 訳

ISBN 4-19-861621-3
定価 1900円+税

ハリー・ポッターを見出した名物編集者が
「子どもが本当に楽しめる本」として世に贈るファンタジー!


探検家の両親が行方不明になり、おばさんの家にひきとられたアビー。
その港町は、かつて光の魔法使いが大事にしていた「魔法の粉アイスダスト」の貿易港でした。
いま、そのアイスダストが闇の魔法使いの手に!
仲良しの友人スパイク、伝説の老水夫、スターライト船長をはじめ、
多彩な登場人物が、かろやかにファンタジーの世界を紡ぎます。


装幀のブルーがすいこまれそうに美しい!

「晴れた日の遊園地みたいに、さわやかで、にぎやかで、楽しさいっぱいのファンタジー・ノベル」!!(訳者あとがきより)


【作者】マイケル・モロイ(Michael Molloy) 1940年ロンドン生まれ。美術学校で絵本を学んだのち、全国紙の記者となる。大人向けのミステリー作品が何冊かあるが、本書ははじめてのファンタジー。

【訳者】内藤文子(ないとうふみこ) 上智大学外国語学部卒業。英米文学翻訳家。訳書に『宇宙人が来た!』(ゲイル・ゴーティエ作)、『ぼく、もうなかないよ』(サイモン・パトック文、アリソン・バートレット絵、いずれも徳間書店刊)。野球と本の話題豊富なやまねこ翻訳クラブ会員。


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Last Modified: 2004/01/22
担当:さかな
HTML編集: 出版翻訳ネットワークやまねこ翻訳クラブ