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Japanese Children's Books
日本語版

創刊号 (春)
編集部:einfo@yamaneko.org
2003年4月5日発行

English Version



目次

● 創作絵本
古典的名作
『花さき山』
新刊絵本
『ペンキや』
長く愛されてきた絵本
『わたしのワンピース』
● 英訳作品

絵本
"GURI AND GURA"
● 漫画

教育マンガ
『生命』




    創作絵本

  古典的名作


花さき山


『花さき山』

斎藤隆介 作 滝平二郎 絵 岩崎書店 1978年
ISBN:4-265-90820-9


 祭りのご馳走に使う山菜を取りに山にやって来たあやは、奥に来すぎて、見たこともない美しい花が一面に咲く、花さき山へと迷い込んでしまった。その山を住処とする不思議な老婆が現れ、あやの心のなかの寂しさと山の花とのつながりを語りはじめた。
 老婆はなんでも知っていた。――きのう、あやの妹が、祭りに着ていく晴れ着がほしいとだだをこねたこと。だが家には、それぞれに晴れ着を買ってやる余裕がないこと。そして、それを知っていたあやが、自分はいいから、妹に買ってくれと親に頼んだことも。本当はあやも晴れ着がほしかったのに。
 妹を思うけなげな気持ちが、花さき山に1輪の花を咲かせたと老婆は話す。一面に咲いた花は、そのどれもが、ふもとの村のだれかの思いやりによって咲いたもの。ひとつやさしいことをすれば、ひとつ花が咲く。そして、命を賭けるほどの思いは、大地を盛り上げ、山をつくりだす。
 本書は、1967年に書かれた同名の短篇を、絵本として発表したもの。表紙の着物姿の少女や、せりふに方言が使われていることから、はじめて手にした人は、昔話絵本かと思うだろう。しかし、これは作者が意図的に民話の形をとったもので、実際には20世紀、戦後の創作である。
 斎藤氏は、『花さき山』に添えて、つぎのようなことを書いている。「だれもが持っているそういう心の花の芽を、山を生み出すまでの力に盛り上げられたら、自分は、みんなは、そして日本は、どんなにかすばらしくなることでしょう。」
 戦争が終わり、日本人は、それまでとは違った生き方をしていくことになった。自由 であると同時に個々の責任も問われる社会に飛び込んだのだ。ひとりひとりが無から出発したともいえる変革の時代に、作者は、未来を担う子どもたちにやさしさを伝えることをテーマとした。そして、画家の滝平氏もまた、作品の本質に迫る絵を描いている。黒を基調にした切り絵風の絵は、やさしさと力強さを兼ね備え、花さき山の美しさを視覚的に表現した。
 本書は20年以上たっても、書店に並び、図書館に置かれ、教科書や教材として使われている。ふたりの作家の思いは、今も人々の心の奥にある花の芽にうったえ続けている。

斎藤隆介(さいとう りゅうすけ)1917-1985
東京生まれ。明治大学文芸科卒業。新聞・雑誌記者を経て、戦後は疎開先の秋田でNHKライター、わらび座文芸演出部客員。1958年帰京。1967年にそれまでの仕事の一部を まとめた短篇童話集『ベロ出しチョンマ』を理論社から刊行し、一躍注目を浴びる。翌年小学館文学賞を受賞。

滝平二郎(たきだいら じろう)1921-
茨城県生まれ。1940年頃から木版画をはじめる。戦後、日本美術会に参加し、同時に出版美術方面の仕事をはじめる。『花さき山』により講談社第1回出版文化賞、第9回モービル児童文化賞を受賞。斎藤隆介氏の全作品のさし絵を担当する他、作品集『滝平二郎きり絵画集』(講談社)などがある。


【参考文献】
『ふき』『花さき山』(ともに岩崎書店)、『八郎』(福音館書店)

(河原 まこ)
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 新刊絵本

penkiya

p.5-6

(c) Iku Dekune


『ペンキや』

梨木香歩 作 出久根育 絵 理論社 2002年
ISBN 4-652-04022-9


 物語はとてもシンプル。ペンキやの息子しんやが、父親と同じようにペンキやという職人になり、一生を終える――。「しんや」という一人の人間が、よいペンキやになりたいと願い、努力し、自分の望んだ色を出していく。しかし、夢をかなえるぞという力みはない。なりたいものは一つで、他に目移りせず、親方について仕事を覚えていく。色をつくり出すのは難しい仕事だ。お客様から「ブルーグレイでお願いね」 と頼まれるが、なかなか気に入った色がしんやには出せない。見かねた親方に色を調 合してもらうこともある。そんな時、親方はこういう。「たとえばブルーグレイとひとことでいったって、そう呼べる色合いは数限りなくある。お客様が本当に好きな色を感じとるのさ」そう、好きな色、望まれた色、これを表現できれば一人前の職人だ。 しんやはそれを目指し、旅にも出た。

 画家、出久根氏が、このしんやが描き出したい色を独特のタッチでみせてくれる。 旅の途中でみる、朝焼け、夕凪、漆黒の闇にある夜の海。絵本の版型はけっして大きくないのに、この見開きに描かれた風景は広く大きい。出久根氏の筆はしんやの刷毛でもあるのだろう。一つのなになに色とは言いきれない、たくさんの色。ページをめくるたびに小さな感動がある。
 目の前にある自分の仕事を、きちんとこなしていく。その仕事を色が追う。短いストーリーから、しんやの人生を漂う不思議な空気を感じる。自分にとっての「刷毛」は、きっと誰もがもっているはず、そんな充足を感じる絵本だ。
 テキストを書いたのは、児童読み物でファンを多くつかんでいる梨木香歩氏。臨床心理学者、河合隼雄氏らが主催する、絵本・児童文学研究センターが1995年に設立した「児童文学ファンタジー大賞」第1回の大賞を射止めた作者だ。この賞は現在8回行われているが、大賞受賞したのは、梨木氏の『裏庭』(理論社)含め2作しかない。他の年はすべて大賞該当作なしとなっている。その後も、『西の魔女が死んだ』(小学館)で多くの児童文学賞を受賞、『りかさん』(偕成社)『エンジェル・エンジェル・エンジェル』(原生林)など、登場人物の丁寧な心理をつづった作品にファンは多い。
 この絵本は、「梨木香歩絵本シリーズ」として創刊された1冊め。梨木氏にとってはじめて書いた絵本テキストが『ペンキや』になる。シリーズは、1作ごとに画家が変わり、今回のパートナーは出久根育氏。1998年、グリム童話をエッチングで描いた作品でボローニャ国際絵本原画展に入選している。自身の作品では、『おふろ』(学習研究社)『あめふらし』(グリム童話/パロル舎)などがある。現在プラハ在住。

(林 さかな)
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 長く愛されてきた絵本


私のワンピース

Dress見開き



『わたしのワンピース』

西巻茅子 作 こぐま社 1969年
ISBN 4-7721-0018-0



 娘が3歳の誕生日を迎えたころ、私はこの本を見つけました。子どもに何を読むのが良いだろうと本屋さんで迷っていた時、目に飛び込んできたのがこの黄緑色の縁取りの絵本でした。表紙の中心には、丁寧に白い布をミシンで縫っているかわいいうさぎが描かれています。
 読みきかせてみると、娘はたちまち絵本の絵と言葉の繰り返しに夢中になりました。娘は何度も聞いているうち次第に、「ミシン カタカタ」次は「ラララン ロロロン」の言葉を覚え、ついには字が読めないけれど、お話をすらすらと覚えてしまいました。「わたしが読むね。」というと、自分でページをめくりながらお話を話すようになりました。この本には子どもを惹きつける何かがあるようでした。
 お話は、うさぎが白い布を拾ったところからはじまります。
 空からふわっと落ちてきた白い布。うさぎは、それを使ってワンピースを作ることにします。ミシンに布を滑らせ、まっ白なワンピースを縫うのです。うさぎはそのワンピースを着て散歩にでます。うさぎが花畑を散歩すれば、花がワンピースの中に飛び込んでワンピースの柄になります。雨が降ってくれば、ワンピースは雨粒もようのワンピースにかわります。そして小鳥が飛んでくると、ワンピースは小鳥の柄に変わり空を飛んで、うさぎを虹のアーチにつれて行きます。するとワンピースは虹の柄にかわります。次々といろんな柄のワンピースに変化していくお話です。
 裏表紙を見ると初版が1969年とあります。このロングセラーの秘密はどこにあるのでしょうか。真っ白なワンピースが、次々といろんな柄のワンピースになってしまう。こんな不思議なワンピースを着てみたいなという子どもの気持ちに響くのかもしれません。この本を創作するにあたって、作者は子どもの心の中に閉じ込められている内なる思いを表現したいと心がけたそうです。作者の想いが子どもたちに通じたといえます。また、もう一つの魅力は、何度も繰り返し使われる擬態語やフレーズです。小さい子どもたちは繰り返しの言葉が大好きです。
 色調の中に優しさを感じさせるイラストはとても繊細です。これは、リトグラフを専攻したという西巻さん独特の持ち味です。
 現在は、台湾(北京語)、タイ、韓国で翻訳が出されています。(未就学児向け)

西巻茅子(にしまき かやこ)1939-
東京都生まれ。東京芸術大学美術学部工芸科卒業後、リトグラフの版画を手がけながら絵本の創作を創める。1967年にはじめての絵本『ボタンのくに』を皮切りに、『ちいさなきいろいかさ』『えのすきなねこさん』などを発表。サンケイ児童出版文化賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞している。

(高橋 めい)
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英訳されている絵本






Guri and Gura  (原作:『ぐりとぐら』)

by Rieko Nakagawa and Yuriko Yamawaki
Charles E Tuttle Co
, 2002, ISBN: 0-8048-3352-4
(Previously published in the U.K. by Richard Sadler & Brown, 1966)

原書:なかがわりえこ 作  おおむらゆりこ 絵  福音館書店 1963年
ISBN 4-8340-0082-6


 のねずみのぐりとぐらは、森で大きな大きなたまごを見つけました。くいしん坊の2ひきは、さっそくどんな料理にしようか考えます。でも、たまごはあまりに大きくて家へ持って帰れそうにありません。そこで2ひきは、家にある中で一番大きなフライパンを用意して森で作ろうと決めました。ところが大きな大きなたまごは、からがとてもかたくて、そう簡単にわれてはくれませんでした。やっとのことでたまごをわり料理を始めると、おいしそうなにおいにつられて、いつの間にか森の仲間たちも集まってきました。さて卵はどんな料理に変身したのでしょう?
 可愛らしい2匹の野ねずみが主役の『ぐりとぐら』は、絵本の定番の一冊です。 1963年に発刊されて以来、現在までに450万部が世に出ているそうです。
ぐりとぐらになったつもりで「ぼくらのなまえは、ぐりとぐら〜」と好き好きに節をつけて歌えば、少しくらい調子がはずれても楽しく明るい気分になります。また、2ひきの森のなかまへの思いやりに触れるとき、ほのぼのとしたあたたかい気持ちにさせられます。単純な輪郭線に、色味をおさえた赤や青などで色づけされた絵の背景は白く、おもいおもいに想像し物語の中に入り込む余地を与えてくれています。その余地が、出来上がった黄色いおいしいものを、本当に食べたい! と思うほどおいしそうに見せているのかもしれません。この絵本にはたくさんの優しさがつまっています。その優しさに触れ心温まりホッとできるという点が、人気の秘密なのでしょう。  この作品は、この後シリーズとなり、8作品が出版されています。その中の一冊、冬 のある日、ぐりとぐらの家にすてきなおきゃくさまが訪れるという話の『ぐりとぐらのおきゃくさま』は、厚生大臣賞を受賞しました。また、海外でも高い評価を受け、英語を始め9ヶ国語に翻訳されています。

中川李枝子なかがわ りえこ 1935-
札幌生まれ。保育園勤務のかたわら同人誌「いたどり」を発行する。1962年出版した初作品『いやいやえん』(福音館書店)は、サンケイ児童出版文化賞、厚生大臣賞など数々の賞を受賞。作品は『そらいろのたね』『ももいろのきりん』『たんたのたんけん』他。

大村百合子 おおむら ゆりこ 1941-
東京都生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒業。作品には『いやいやえん』『そらいろのたね』『かえるのエルタ』など多数。中川李枝子さんは姉。現在は結婚し山脇百合子として創作活動をしている。

参考 (英語)
"Japanese Book News" より
volume36, Winter2001
http://www.jpf.go.jp/j/media_j/publish_j/jbn/pdf/jbn36.pdf

(西薗房枝)
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漫画
教育マンガ


「まんが大国」日本では、まんがは社会に広く浸透し、子どもから大人まで多くの人々がまんがに親しんでいる。エンターテインメントとしてのまんがも多様なジャンルに及び、豊かな文化を形成しているが、一方でまんがをコミュニケーションのツールとして利用することも増えてきている。子どもたちが飽きずに楽しめることから、まんがを学習に利用することはかなり以前から行われてきた。教育(学習)まんがは、歴史や人物伝を中心に盛んに取り入れられるようになり、現在ではあらゆる分野においてまんがが学習に一役買っている。

まんがNHKスペシャル『生命――40億年はるかな旅』(全5巻)
まんが 本庄敬  小学館


『生命――40億年はるかな旅』は、1993年、公共放送NHKの人気ドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」で10週にわたり放映された。ヒトは何処から来て、何処へ行くのか。生命の不思議に迫るこの特集は、壮大にして深遠な物語を驚異的な映像とともに提供した。世界各国の研究者への綿密な取材に基づく充実した内容は、視聴者の知的好奇心を大いに刺激し、満足させるものだった。番組はその後も度々再放送され、オールカラーで書籍化されたほか、VHS、DVD、CD-ROMも販売されている。
 この漫画シリーズは、同番組の企画、制作の過程を追いながら、番組の内容を忠実に再現したものだ。丁寧に描かれた絵は、科学者たちの研究成果を真摯に伝えている。視聴者を、時にその迫力で圧倒し、時に幻想的に魅了した映像の魅力も、損なうことなく見事に再現された。一方で漫画独特のユーモアもふんだんに盛り込まれ、楽な気持ちでテンポよく読み進められる。ストーリーは制作スタッフの奮闘ぶりを中心に展開する「メーキング」スタイルで、企画、取材、構成にあたる人々の心情が素直な言葉で豊かに描かれている。「なぜ?」「どうやって?」「どうなっているのだろう?」登場人物と読者は同じ目線で問いかけ、驚きや感動を分かち合う。それにより、子どもたちにも番組の高度で濃密な内容が自然に理解されていくだろう。このシリーズは、教育漫画として、内容の充実ぶりから言っても、そのエンターテインメント性から言っても、非常に完成度が高い。漫画の特性を十二分に活かし、子どもから大人まで幅広く読者を満足させる良書である。

〈各巻の概要〉



第1巻 海からの創世
     進化の不思議な大爆発

(監修 中村桂子 1994年 ISBN:4-09-226201-9)

  月の引力に激しく揺さぶられる、シアン化水素や青酸カリの溶け込んだ原始の海。40億年前、そこに最初の生命が誕生した。

気の遠くなるような時間をかけて生命は進化を繰り返し、5億3千万年前のカンブリア紀、突然様々な形を持った動物たちが爆発的に現れる。そこには、我々の想像力をはるかに超える、不思議な生物たちの世界があった。





第2巻 魚たちの上陸作戦
     花に追われた恐竜

(監修 濱田隆士 1995年 ISBN:4-09-226202-7)

  豊かな生命を育む海は命の源だった。その海に別れを告げ、川へと向かった魚がいる。そして、さらに年月を経て、水を離れ、陸上に第一歩を記した生物がいる。苛酷な試練を乗り越え、未知の世界に挑んだ冒険者たちの歴史をたどる。

  歴史上、陸上での繁栄を最も極めた生物、恐竜。しかし、その足元では、彼らを脅かす進化が着々と進んでいた。何が恐竜たちを追いつめていったのか。




第3巻 大空への挑戦者
(監修 松井孝典 1995年 ISBN:4-09-226203-5)


  最古の鳥、始祖鳥が登場したのが1億5千万年前。しかし、その羽は現在の鳥類のものと全く同じ構造を持っている。始祖鳥はいかにして、この完璧なシステムを、大空を自由に飛び回る能力を獲得したのか。










第4巻 奇跡のシステム"性"
     昆虫たちの情報戦略

(監修 大島泰郎 1995年 ISBN:4-09-226204-3)

  生命の多様性と個性を生む遺伝子組み換えシステム、「性」。そのシステムの進化の歴史をたどり、「性」の果たしてきた役割を見ていく。

  現在、地球上の動物のうち、70%を占めるのは昆虫である。脊椎動物が巨大化の道を突き進み、史上最大の生物、恐竜を生んだその時代に、虫たちは小型化を目指した。シンプル・イズ・ベスト。大繁栄を築いた、昆虫たちの驚異のメカニズムに焦点を当てる。




第5巻 ヒトがサルと別れた日
     ヒトは何処へいくのか
(監修 河合雅雄 1995年 ISBN:4-09-226205-1)


 「ヒトはサルから進化した」進化論を唱えたダーウィンはそう主張した。だが、ヒトはどこでサルと分岐したのか。ヒトとサルを分けたものは何だったのか。

  40億年の生命の歴史の中で、数知れない生物が生まれ、その多くは滅んでいった。人類もまたひとつの生命として、その歴史の上に立っている。人類は今、生命のたどってきたはるかな旅路を振り返り、そこから未来を学ぶ時を迎えている。



(杉本 江美)
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さくら さくら (編集後記)

 日本がもっとも日本らしく、美しいこの時期になんとしても創刊号をだしたいと思っていました。
 やまねこに入会して5年、「日本児童文学を英語圏に紹介したい」という夢がこのようなかたちでみのりました。このクラブで培われてきたやまねこたちの友情と知識と筆をなくしては、決して実現しえなかったこの英文季刊誌。企画、心のこもった原稿の数々を提供してくださった方々、長期にわたって原稿と翻訳の推敲にお力添えしてくださったみなさん、本当にありがとうございました。今春は、いっそうこころにしみいる
芦屋川のさくらです。(い)




発 行 やまねこ翻訳クラブ
発行人 竹内みどり(やまねこ翻訳クラブ 会長)
企 画 やまねこ翻訳クラブ スタッフ並びに有志メンバー
編 集 池上小湖
編集協力 大塚典子 河原まこ 菊池由美 杉本江美 高橋めい
竹内みどり 西薗房枝 林さかな リー玲子 柳田利枝
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内

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