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2013年10月号
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  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
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                                No.152
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2013年10月15日発行 配信数 2390 無料 
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●2013年10月号もくじ●
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◎注目の本(邦訳読み物):『ローズの小さな図書館』
                キンバリー・ウィリス・ホルト作/谷口由美子訳
◎注目の本(未訳読み物):"Sea Hearts" マーゴ・ラナガン作
◎賞速報
◎イベント速報
◎歴代編集人からのメッセージ 第3弾
◎読者の広場

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●注目の本(邦訳読み物)●本とともに紡がれる、家族の歴史
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『ローズの小さな図書館』 キンバリー・ウィリス・ホルト作/谷口由美子訳
徳間書店 定価1,680円(税込) 2013.07 254ページ ISBN 978-4198636425
"Part of Me" by Kimberly Willis Holt
Henry Holt and Company, 2006
Amazonで詳細を見る    hontoで詳細を見る    Amazonで原書を見る

 1939年、生活苦で父親が家を出ていってしまったため、14歳のローズは弟、妹、母
親とともに、祖父の住むルイジアナの川辺の町に引っ越した。ローズは家族のために
17歳と年を偽り、移動図書館バスのドライバーとして働き始める。学校へ通うことは
できなかったが、パール・S・バックの『大地』を愛読し、作家になりたいという夢
を心に秘めていた。人々に本を届ける仕事に喜びを感じ始めたころ、ローズは図書館
バスに息子とともにやって来る男性ルーサーに、胸のときめきを覚える。
 本書の主人公はパートごとに、ローズ、息子マール・ヘンリー、孫アナベス、ひ孫
カイルへと移り変わる。1957年、読書よりもわな猟を好むマール・ヘンリーは、愛犬
をめぐる事件から、『黄色い老犬』が心に残る1冊となった。1974年、祖母に似て読
書が好きなアナベスは、アンデルセンのおとぎ話からスタインベックの『怒りの葡萄』
まで、さまざまな本を手にする。2001年、カイルはアルバイト先の図書館で「ハリー
・ポッター」シリーズに出会い、初めて読書の楽しさを知った。育つ時代も環境もそ
れぞれ違うが、みな同じ、10代での経験だ。
 主人公たちが読む作品は時代を彩った名作が並び、その一覧が巻末で紹介されてい
る。それはまるでアメリカの子どもたちの読書リストのようであり、とても興味深い。
中には自分が読んだことのある作品もあり、懐かしい思い出がこみあげてきた。どの
時代のどの世界でも、本は人生にたくさんの贈り物をくれるのだ。
 一族が勢ぞろいする最後のパートでは、年老いたローズがふたたび主人公になり、
ローズや家族がどのような人生を歩んできたかも語られる。時の流れの中でいろいろ
なことが変わっても、決して変わらないもの――抱き続けた夢、家族への愛――がそ
こにはあふれていた。どんな困難があろうと、どれだけ回り道をしようと、夢をあき
らめず、支えてくれる家族がいれば、きっと願いはかなう。そんな作者のメッセージ
が伝わってくるようで、胸が熱くなった。

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【作】キンバリー・ウィリス・ホルト(Kimberly Willis Holt):米国フロリダ州生
まれ。父の転勤で国内外のあちこちで暮らし、成長する。祖父母が住んでいたルイジ
アナ州は心のふるさとといえる場所であり、本作を含む複数の著書で舞台となってい
る。1999年、"When Zachary Beaver Came to Town"(『ザッカリー・ビーヴァーが町
に来た日』河野万里子訳/白水社)で全米図書賞児童書部門を受賞。

【訳】谷口由美子(たにぐち ゆみこ):山梨県生まれ。上智大学外国語学部英語学
科卒業後、米国に留学。帰国後から児童文学の翻訳に携わり、ローラ・インガルス・
ワイルダーやベバリー・クリアリーの作品を多数手掛ける。著書に『大草原のローラ
に会いに 「小さな家」をめぐる旅』(求龍堂)がある。

【参考】
▼キンバリー・ウィリス・ホルト公式ウェブサイト
http://www.kimberlywillisholt.com/

▽キンバリー・ウィリス・ホルト作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/h/kwholt.htm

                                (井原美穂)

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●注目の本(未訳読み物)●孤独な魔女が島にもたらした数奇な運命とは
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『ロールロック島の魔法』(仮題) マーゴ・ラナガン作
"Sea Hearts"(UK, US 版 "The Brides of Rollrock Island")by Margo Lanagan
Allen & Unwin, 2012, 343pp. ISBN 978-1742375052 (AU) (PB)
David Fickling Books, 2013, 320pp. ISBN 978-1849921121 (UK) (PB)
Ember, 2013, 320pp. ISBN 978-0375873362 (US) (PB)
★2013年オーストラリア児童図書賞 Older Readers 部門受賞作品
★2013年カーネギー賞ロングリスト作品
(このレビューは AU 版を参照して書かれています)
Amazonで US 版を見る

 外界から閉ざされた静かな島、ロールロック島。少女ミスカエラはこの島でごく普
通の家庭に育ったが、島にすむアザラシを引き寄せる不思議な力があり、母はときお
りミスカエラに嫌悪のまなざしを向けていた。小太りで器量が悪く、誰にも相手にさ
れないまま娘盛りを迎えたミスカエラに、満月の海岸で夢のような出来事が起こる。
一頭の雄アザラシの体に触れると、中から輝かしい美しい男が毛皮を脱いで現れたの
だ。ミスカエラは一瞬で恋に落ち、生まれて初めて愛される喜びを知る。至福の一夜
は魔力を強めるきっかけとなったが、それはミスカエラにとって決して癒えることの
ない悲しみの始まりでもあった。
 時は流れ、ミスカエラは海の魔女と呼ばれるようになっていた。魔法でアザラシの
中から美しい女を呼び出し、その「アザラシの女」を島の男たちは大金と引き換えに
妻にした。「アザラシの女たち」は良妻賢母となってしばらく平穏に暮らしていたが、
年月を重ねるごとに海への思いを募らせ、やがて心を病んでいく。
 スコットランド北部の諸島には、セルキー族という妖精が登場する言い伝えがある。
セルキーは海中ではアザラシの毛皮をまとっているが、陸に上がると毛皮を脱いで美
しい人の姿になり、人間を虜にするという。作者はこの伝承を下敷きに、架空の島を
舞台にした魅惑的なファンタジー作品を編み出した。
 幸福に酔いしれる男たちと、「アザラシの女」の出現で人生を狂わされ島を離れる
女たち。そんな人間の愛憎ドラマを巧みに織り交ぜながら、島民のたどった数奇な人
生が明かされていく。そして、背後にはいつもミスカエラの存在が見え隠れする。ミ
ステリアスでスローな出だしの後、章を追うごとにじわじわと緊迫感が増していき、
それが妙に心地よい。次の展開が気になってページをめくるスピードが加速し、気が
つくとファンタジーの世界に引き込まれている。ミスカエラをただの不気味な魔女で
はなく、人間の心を持ち続ける切ない運命を背負ったひとりの女として描いていると
ころに、この作品の奥深さを感じた。詩的な雰囲気あふれる語りもすばらしく、物語
の幕が閉じたあとも、胸にはさざ波のような静かな余韻が残った。

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【作】Margo Lanagan(マーゴ・ラナガン):1960年、オーストラリアのニューサウ
スウェールズ州に生まれる。フリーランス編集者として働きながら、1990年に処女作
を発表し、2005年 "Black Juice"(『ブラックジュース』佐田千織訳/河出書房新社)
で世界幻想文学大賞を受賞する。シドニー在住。

▼マーゴ・ラナガン公式ブログ
http://amongamidwhile.blogspot.com.au/

▽オーストラリア児童図書賞受賞作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/au/cbca/index.htm

                              (かまだゆうこ)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2013年全米図書賞(児童書部門)ロングリスト発表
      (最終候補作品の発表は10月16日、受賞作品の発表は11月20日の予定)

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 北海道立文学館「三鷹の森ジブリ美術館企画展示『挿絵が僕らにくれたもの』」
 ベルナール・ビュフェ美術館別館「木のものがたり」 など

★講演会情報
 東京新聞フォーラム「絵本のチカラ 3・11後の私たちの生き方」
 大阪国際交流センター
 「第14回国際グリム賞記念講演会 知られざる英国児童文学史」 など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

                           (笹山裕子/冬木恵子)

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●歴代編集人からのメッセージ 第3弾●創刊15年、150号発行の節目を迎えて
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 7月号からお届けしている、創刊15年、150号を記念しての歴代編集人からのメッ
セージ。第3弾の今回が最終回となります。

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▼赤間美和子 2003年2月号〜2003年9月号(書評編)
       2009年5月号〜2010年1月号外    担当

 発行間際ともなれば、編集作業用の掲示板はもうチャット状態(?)。すぐに反応
が返ってくることも多く、まるで同じ部屋で作業しているような気がするのに、実は
日本全国から、中には海外から参加しているメンバーもいるのです。こんな編集作業
の雰囲気に魅せられてしまうことも、こんなに長く続いた理由の1つかもしれません
ね。メルマガの歴史に名前を残せたことを、誇りに思います。祝150号!

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▼大原慈省 2005年9月号〜2008年11月号担当

 150号発行おめでとうございます。毎号丁寧に送り出してきたスタッフの勲章です
ね。編集人として関わらせていただいた約3年間、毎月続けた推敲作業と情報の蓄積
が、現在の仕事を支えてくれています。初めはぎこちない文章を書いていた子猫たち
が、15日間の編集作業に耐えるたびに磨かれ、素晴らしい書き手へと変容を遂げ、翻
訳者の卵として児童書出版の世界へ羽ばたいていく姿を身近で拝見できたことは、何
より嬉しい思い出です。100号の編集後記に書かせていただいたとおり、発行し続け
ることの意味と重さを引き継いでくださったみなさんに、心からお礼を申し上げます。

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▼井原美穂 2007年3月号〜2011年12月号担当

 150号の発行、おめでとうございます! 100号(2008年5月号)を発行したときに
は編集人として携わり、今月号でもレビューを執筆しました。大きな節目に立ち会え
たことを、とてもうれしく思います。メルマガの編集スタッフになり、インタビュー
やレビューの執筆など、さまざまな経験ができました。その中でたくさんの出会いに
恵まれ、わくわくするような思いをしてきました。そのわくわく感が、今の私を支え
ています。みなさまに、そしてメルマガに、ありがとう、これからもどうぞよろしく
お願いいたします。

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●読者の広場● 海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●

 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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           ・☆・〜 次 号 予 告 〜・☆・

 詳細は10日頃、出版翻訳ネットワーク内「やまねこ翻訳クラブ情報」のページに掲
載します。どうぞお楽しみに!
          http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/

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▽▲▽▲▽   海外児童書のシノプシス作成・書評執筆を承ります   ▽▲▽▲▽

  やまねこ翻訳クラブ(yagisan@yamaneko.org)までお気軽にご相談ください。

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 独創的なデザインで世界100ヶ国以上で愛用されているフォッシルはアメリカを代
表するライフスタイルブランドです。1984年、時計メーカーとして始まったフォッシ
ルは時計をファッションアクセサリーの一つと考え、カジュアルな「TREND」ライン
からフォーマルなシーンにも使える「CERAMIC」など、年間300種類以上のモデルを発
売し続けています。またフォッシル直営店では、時計以外にもレザーバッグ、革小物、
ファッションサングラスなどのラインも展開しています。
TEL 03-5992-4611
http://www.fossil.co.jp/     (株)フォッシルジャパン:やまねこ賞協賛会社
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編集者の方々へのインタビューもあります!    〈フーダニット翻訳倶楽部〉
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  やまねこ翻訳クラブのHOTな話題をご提供します!
                 http://www.yamaneko.org/mgzn/acti/index.htm

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●編集後記●今月号はキンモクセイの香りに包まれながらの編集作業でした。秋が深
まると、やまねこ賞の季節です。読書室掲示板にて「やまねこ賞読書月間」を開催中
ですので、ぜひご参加ください。会員以外の方も大歓迎です。(お)
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発 行 やまねこ翻訳クラブ
編集人 大作道子/植村わらび/蒲池由佳(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 赤間美和子 井原美穂 大原慈省 尾被ほっぽ 加賀田睦美 かまだゆうこ
    小島明子 笹山裕子 冬木恵子 村上利佳 森井理沙
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
    くらら コアラン ながさわくにお モーモー
    html版担当 ayo
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