メニュー「月刊児童文学翻訳」バックナンバー>2015年07月号   オンライン書店
※8月は定期休刊です。次回は2015年9月号になります。どうぞお楽しみに!

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2015年7月号
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  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
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                                No.165
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2015年7月15日発行 配信数 2540 無料
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●2015年7月号もくじ●
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◎賞情報:2015年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞発表!
◎特集:2015年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品レビュー
 【カーネギー賞】"Buffalo Soldier" タニヤ・ランドマン作
 【ケイト・グリーナウェイ賞】"Shackleton's Journey"
                          ウィリアム・グリル文・絵
◎注目の本(未訳読み物):"The Door That Led to Where" サリー・ガードナー作
◎賞速報
◎イベント速報:★やまねこ翻訳クラブ協力企画のお知らせあり★
◎読者の広場

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●賞情報●速報! 2015年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞発表!
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 英国図書館・情報専門家協会(CILIP: The Chartered Institute of Library and 
Information Professionals)が主催する、イギリスでもっとも権威ある児童文学賞、
カーネギー賞およびケイト・グリーナウェイ賞が6月22日に発表された。受賞作品は
以下の通り。

【カーネギー賞】(作家対象)

The CILIP Carnegie Medal 2015

★Winner

  "Buffalo Soldier" by Tanya Landman (Walker Books)

【ケイト・グリーナウェイ賞】(画家対象)

The CILIP Kate Greenaway Medal 2015

★Winner

  "Shackleton's Journey" by William Grill (Flying Eye Books)

 カーネギー賞は、これまで数々の作品を発表し、受賞実績も豊富な Tanya Landman
の "Buffalo Soldier" が受賞した。南北戦争後、養母を虐殺され身の危険を感じた
黒人の少女が、生き抜くために名前と性別を偽って騎兵隊に志願し、西部へ送られる。
やがて、先住民から入植者を守る職務を通して、自分の存在や自由について模索する
ようになり――。戦後も過酷な運命に翻弄されたアフリカ系米国人。その歴史を現代
に伝えたいという、著者の切なる願いがこめられた作品だ。
 ケイト・グリーナウェイ賞は、William Grill が絵本作家として初めて手がけた
"Shackleton's Journey" に贈られた。25歳での受賞は、1960年の Gerald Rose に並
ぶ最年少記録だ。描かれているのは、人類初の南極大陸横断に挑んだ、アーネスト・
シャクルトン率いる探検隊の冒険劇。広大な海、氷塊の間を進む船、きびきびと働く
乗組員など、細やかな筆致の絵が当時の出来事を鮮やかによみがえらせる。
 今回は、ともに歴史的要素の濃い作品が受賞した。詳しくは、本誌今月号のレビュ
ーでご紹介する。

【参考】
▼カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞公式ウェブサイト
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/

▼同ウェブサイト内、受賞作品発表と受賞者スピーチの動画
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/2015awards/media_ceremony.php?file=1
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/2015awards/media_ceremony.php?file=2

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞について
               (本誌1999年7月号情報編「世界の児童文学賞」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/1999/07a.htm#a1bungaku

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品リスト
                        (やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/carnegie/
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/greenawy/

▽ショートリスト(最終候補作品)一覧(本誌2015年4月号)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2015/04.htm#sokuho

                                (神原里枝)

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●特集●2015年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品レビュー
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"Buffalo Soldier" 『バッファロー・ソルジャー』(仮題)
by Tanya Landman タニヤ・ランドマン作
Walker Books Ltd, 2014, ISBN 978-1406354966 (Kindle)
Walker Books Ltd, 2014, 320pp. ISBN 978-1406314595 (PB)
★2015年カーネギー賞受賞作品
(このレビューは Kindle 版を参照して書かれています)
Amazonでkindle 版の詳細を見る
Amazonでペーパーバック版の詳細を見る

 南北戦争の末期、南部の奴隷だった10代の黒人の少女シャーロットは、北軍の勝利
によって自由の身となった。しかし、北軍が略奪と破壊の限りをつくした南部の土地
は荒れ果て、自由を得たはずの黒人は生きるすべもなくさまよい、すべてを失った南
部の白人は黒人に対する憎しみを募らせる。そんな不穏な空気の中、母親のように慕
っていたクッキーが、白人の集団に惨殺されてしまう。たったひとり残されたシャー
ロットは、生き抜くために女であることを隠して黒人騎兵隊に志願する。
 入隊した黒人たちを待っていたのは、白人兵士たちからの露骨な差別だった。白人
への恐怖に心を閉ざし、理不尽な扱いにもただ黙って耐えるシャーロットだったが、
黒人兵士を温かく見守る白人の上官スミスや、愛馬エイブ、黒人兵士仲間との関わり
を通して、徐々に心を開いていく。やがて、訓練を終えた黒人部隊は、入植者を守る
ために辺境の地へと送られ、鉄道や町を襲う先住民たちと激しい戦いを繰り広げるこ
とになる。仲間を次々に失いながらも、果敢に戦うシャーロット。しかし、先住民た
ちがはるか昔から暮らしてきた土地を追い立てられていく姿を見つめるうちに、自分
が自由を奪う側に立っていることに気づく……。
「バッファロー・ソルジャー」とは、南北戦争後、初めて黒人のみで組織された連隊
の俗称である。勇猛な戦いぶりで知られるこの連隊に、当時、女性であることを隠し
て加わっていた兵士がいたという。この実在の人物に着想を得た作者タニヤ・ランド
マンは、アメリカが西へ西へと発展を続けた激動の時代を、奴隷から解放され兵士と
なった黒人の少女の視点から描いた。そこから見えてくるのは、輝かしい歴史の裏側
でもがき苦しむ名もなき人々の姿だ。少女の目に映る暴力、殺りく、破壊のシーンは
あまりにも重く、時に心が押しつぶされそうになる。しかし、黒人特有の英語で書か
れた1人称の語りには、独特の力強いリズムがあり、逆境にあっても決してあきらめ
ない主人公の声がまっすぐ胸に響いてくる。自由とはなんなのだろう? 歴史のうね
りに翻弄されながらも、まっすぐ前を見つめ、自由の意味を模索し続けるシャーロッ
トのひたむきな生き方に圧倒された。

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【作】Tanya Landman(タニヤ・ランドマン):英国ケント州グレーブゼンド生まれ、
デボン州北部在住。大学で英文学を専攻し、書店、アートセンター、動物園などに勤
めたのち作家になり、"Apache: Girl Warrior" や "The Goldsmith's Daughter" な
どのYA小説や、児童向けのシリーズ等、多くの作品を発表している。邦訳はまだな
い。

【参考】
▼タニヤ・ランドマン公式ウェブサイト
http://tanyalandman.com/

▼タニヤ・ランドマンのインタビュー(The Guardian ウェブサイト内)
http://www.theguardian.com/childrens-books-site/2015/jun/22/tanya-landman-
carnegie-medal-2015-winner-buffalo-soldier-interview

                               (手嶋由美子)

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"Shackleton's Journey" 『シャクルトンのたび』(仮題)
by William Grill ウィリアム・グリル文・絵
Flying Eye Books, 2014, 68pp. ISBN 978-1909263109 (HB)
★2015年ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
Amazonで詳細を見る

 1914年8月8日土曜日、イングランドのプリマス港を発つ船を、大勢の人が歓声を
あげて見送った。世界初の南極大陸横断をめざすアーネスト・シャクルトン一行を乗
せた、エンデュアランス号の門出だ。だが、順調だった航海は、ブエノスアイレスか
ら南極へ向かう途中に一転する。ウェッデル海で大きな氷の塊に阻まれた船は、無残
にも大破してしまう。その瞬間、隊の目的は、過酷な環境を生き抜き、無事故郷へ戻
ることへと変わった……。
 この絵本は、シャクルトンとその仲間たちが、どのようにして南極大陸横断を試み
たのか、そして孤立無援だった南の果ての海からどうやって生還したのかを描いたノ
ンフィクション作品だ。旅の過程は、見開きごとにイラストや文章で説明されていく。
28人の乗組員に69匹の犬、船の作りや装備、南極大陸の探検地図。どのページにも、
青と茶、黄色を基調とするイラストが、色鉛筆で細やか、かつ大胆に描かれている。
ジグソーパズル状に浮かぶウェッデル海の氷の群れは、無限に広がっていくように感
じられ、氷圧に押しつぶされた船の姿には胸をつかれた。ユーモラスに描かれた犬や
乗組員たちの動きは臨場感にあふれ、それぞれの表情や性格までもが伝わってくる。
中でも圧巻なのは、エレファント島での嵐のページだ。もくもくと黒い雲が今にも画
面から飛び出してきそうなこのシーンは、隊の先行きの不安を見事に表現している。
作者は、どのページのどの絵にも、複数のパターンを考えてアイデアを練り、何度も
スケッチを繰り返して作品を作り上げたという。圧倒的な力を持つイラストは、綿密
な作業の上に成り立っていたのだと、思わずため息が出た。
 ハラハラする冒険譚はもちろんだが、子どもたちの興味を引くエピソードが随所に
ちりばめられているのも、この作品の魅力のひとつだ。探検隊のメンバーを選ぶ際、
シャクルトンはどんな面接をしたのだろう。メンバーを襲ったヒョウアザラシを仕留
め、いざ食べようとした時の驚きのできごととは? 割れた氷の隙間に落ちたメンバ
ーは、引き上げられて何と言ったのか。隊が希望を失わず、士気を保てた秘訣とは?
さあ、今すぐページをめくり、シャクルトンと共に冒険の旅に出かけよう。

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【文・絵】ウィリアム・グリル(William Grill):英国、ロンドン在住。ファルマ
ス大学を卒業し、ワークショップや小学校でのアートクラブを開催しながら、雑誌や
新聞、ポストカードやリーフレットなどのイラストを手がける。デビュー作である本
作は、2014年度ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞の受賞作でもある。2016年
には新刊が出版される予定。

【参考】
▼ウィリアム・グリル公式ウェブサイト
http://williamgrill.co.uk/

▼ウィリアム・グリルのインタビュー動画
        (カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞公式ウェブサイト内)
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/shadowingsite/watch.php?authorid=11

▽キッズBOOKカフェ やまねこ調査隊
第19回 現代によみがえる、不屈の魂 出版相次ぐ《エンデュアランス号》漂流譚
http://www.yamaneko.org/dokusho/shohyo/cafe/chosa/2001/c1.htm

                              (美馬しょうこ)

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●注目の本(未訳読み物)● 逆境を生きる若者が選ぶのは過去か現在か。
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"The Door That Led to Where" 『扉の向こうへ』(仮題)
by Sally Gardner サリー・ガードナー作
Hot Key Books, 2015, 276pp. ISBN 978-1471401114 (PB)
Amazonでペーパーバック版の詳細を見る
Amazonでkindle 版の詳細を見る

 ロンドンに暮らす16歳の高校生、AJ、スリム、そしてレオン。荒れた家庭に育っ
た3人は兄弟のように強いきずなで結ばれているが、それぞれ問題や悩みを抱えて生
きていた。不安定な生活が続く中、普段は冷たい母親がAJに法律事務所で働く話を
持ってきた。けげんに思いながらも、AJは将来の仕事につながることを考え、事務
見習いとして真面目に働き始める。そんなある日、事務所の地下室で自分の名前と誕
生日が刻まれた古い鍵と地図を見つけた。父親についてはずっと前に死んだこと以外
は知らされてこなかったが、この事務所は自分の出生と何か関係があるのではないか。
AJは好奇心にかられ、後日地図に記された場所へ行ってみた。すると、あたりに霧
が立ちこめ、目の前に古めかしい扉が現れた。それは、1830年のロンドンへ続く秘密
の扉だった。
 ディストピア小説 "Maggot Moon"(『マザーランドの月』三辺律子訳/小学館)で
カーネギー賞とコスタ賞を獲得したサリー・ガードナー。今回は過去と現在のロンド
ンを舞台に、家族、友情そして恋と、ヒューマンドラマもふんだんに盛り込んだミス
テリーで読者を楽しませてくれる。父と祖父が過去の世界で何者かに毒殺されたこと
を知り、その真相を明らかにしようとふたつの時を行き来するAJと、深刻なトラブ
ルに巻き込まれ、身を隠すために秘密の扉をくぐるスリムとレオン。1830年のロンド
ンは不衛生で不便だが、3人にとっては新たな可能性に満ちた場所だ。現代社会から
はじかれた若者が人生をリセットするチャンスに巡り合えたら、何が待っていようと
未知の世界に飛び込んでみる価値はあるはず――。主人公たちにそう強く感情移入し
てしまうのは、巧みな語りと魅力的な人物描写のせいだろうか。人と人とのつながり
が希薄な今の時代を生きるティーンエイジャーの孤独感や揺れる思いをリアルに伝え
る言葉が、心にじんと沁みる。
 異なった時代をつなぐ扉は、いずれ鍵をかけ永遠に閉じなければならない。それが
できるのはAJだけだ。3人は、どちらの世界を選ぶのか。先が気になるプロットの
面白さと感性あふれるガードナーの言葉の魅力を、19世紀へタイムトラベルしながら
原書で味わってみてはどうだろう。

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【作】Sally Gardner(サリー・ガードナー):英国のロンドンに生まれる。難読症
のため学校生活では苦労したが、14歳で読み書きを習得し、美術学校に進学。舞台芸
術・舞台衣装のデザイナーとして活躍後、作家活動を始める。邦訳に『コリアンダー
と妖精の国』(斎藤倫子訳/主婦の友社)、『気むずかしやの伯爵夫人』(村上利佳
訳/偕成社)など多数。

【参考】
▼サリー・ガードナー公式ウェブサイト
http://www.sallygardner.net/

                              (かまだゆうこ)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2015年LIANZA児童図書賞受賞作品発表
★2015年銀の石筆賞発表(金の石筆賞の発表は10月6日の予定)
★2015年銀の絵筆賞、銀のパレット賞発表
            (金の絵筆賞と金のパレット賞の発表は9月23日の予定)
★2015年ローカス賞YA部門受賞作品発表
★2015年ブランフォード・ボウズ賞発表
★2015年ガーディアン賞ロングリスト発表(受賞作品の発表は11月19日の予定)

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 清須市はるひ美術館
 「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」
 あべのハルカス美術館「生誕100周年 トーベ・ヤンソン展〜ムーミンと生きる〜」
                                    など

★講演会情報
 いわむらかずお絵本の丘美術館「浜田桂子・いわむらかずお おはなし会」
 クレヨンハウス「岡田淳さん講演会」 など

★シンポジウム情報
 京都テルサ「プロジェクト京都2015」 など

★イベント情報
 岡山・京都・福岡・札幌「2015こどもの本ブックフェア」
 福岡アジア美術館「おいでよ!絵本ミュージアム2015」 など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

★★やまねこ翻訳クラブ協力企画のお知らせ★★

「読書探偵作文コンクール2015」
  主催 読書探偵作文コンクール事務局
  協力 翻訳ミステリー大賞シンジケート、やまねこ翻訳クラブ

 いつも「読書探偵作文コンクール」にご協力いただき、ありがとうございます。
 今年も7月1日から募集を開始しました。応募期間は9月24日までです。
 詳しくは読書探偵作文コンクールのウェブサイトをご参照ください。
 ツイッター、フェイスブックページでも随時情報を提供していますので、どうぞご
利用ください。

読書探偵作文コンクール公式ウェブサイト
http://dokushotantei.seesaa.net/

読書探偵作文コンクール公式ツイッター
https://twitter.com/Dokusho_Tantei

読書探偵作文コンクールフェイスブックページ
https://www.facebook.com/dokushotantei

 お子さんに、お友だちに、お知り合いに、ぜひお知らせください!

                           (冬木恵子/笹山裕子)

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●読者の広場● 海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●

 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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           ・☆・〜 次 号 予 告 〜・☆・

 詳細は10日頃、出版翻訳ネットワーク内「やまねこ翻訳クラブ情報」のページに掲
載します。どうぞお楽しみに!
          http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/

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▽▲▽▲▽   海外児童書のシノプシス作成・書評執筆を承ります   ▽▲▽▲▽

  やまねこ翻訳クラブ(yagisan@yamaneko.org)までお気軽にご相談ください。

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    ☆☆ FOSSIL 〜 Made in USA のライフスタイルブランド ☆☆
 独創的なデザインで世界120ヶ国以上で愛用されているフォッシルはアメリカを代
表するライフスタイルブランドです。1984年、時計メーカーとして始まったフォッシ
ルは時計をファッションアクセサリーのひとつと考え、カジュアルでポップなライン
からフォーマルなシーンにも使えるアイテムまで、年間300種類以上のモデルを発売
し続けています。またフォッシル直営店では、時計以外にもレザーバッグ、革小物、
ファッションサングラスなどのラインを展開しています。
TEL 03-5992-4611
http://www.fossil.co.jp/     (株)フォッシルジャパン:やまねこ賞協賛会社
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★☆     出版翻訳ネットワークは出版翻訳のポータルサイトです     ☆★
             http://www.litrans.net/
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     ★☆メールマガジン『海外ミステリ通信』 隔月15日発行☆★
          http://honyakuwhod.blog.shinobi.jp/
未訳書から邦訳新刊まで、あらゆる海外ミステリの情報を厳選して紹介。翻訳家や
編集者の方々へのインタビューもあります!    〈フーダニット翻訳倶楽部〉
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★広報ブログ「やまねこ翻訳クラブ情報」(litrans グループ ブログ内)
                  http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/
 ※各掲示板の話題やクラブの動きなど、HOTな情報をご紹介しています。

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●編集後記●今年はカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞両賞の受賞作レビュー
を掲載することができました。最近の児童文学賞でノミネートされる作品は、ノンフ
ィクション系の作品や、社会の難しい問題をテーマにしたもの、グラフィックノベル
などバラエティに富み、以前とは少し傾向が変わってきている気がします。来年はど
んなジャンルの作品が選ばれるのか、今から気になります。いよいよ夏本番。暑さ対
策を十分になさって、楽しい夏をお過ごしください。(か)
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発 行 やまねこ翻訳クラブ
編集人 蒲池由佳/大作道子(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 牛原眞弓 尾被ほっぽ 加賀田睦美 かまだゆうこ 神原里枝 小島明子
    佐藤淑子 笹山裕子 手嶋由美子 冬木恵子 増山麻美 美馬しょうこ
    三好美香 森井理沙
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
    くらら ながさわくにお ワラビ
    html版担当 shoko
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・ご意見・ご感想は mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せください。
・無断転載を禁じます。
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