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Japanese Children's Books 日本語版
春号
編集部:einfo@yamaneko.org
2004年3月25日発行


目    次
hinamatsuri
 新刊絵本 『鹿よ おれの兄弟よ』
 春のロングセラー絵本
『うさぎのくれたバレエシューズ』
 季節の絵本
    節   分 『ふくはうち おにもうち』
    お雛あそび 『折りひな』



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新刊絵本


『鹿よ おれの兄弟よ』表紙
(c) Toshiko Kanzawa, G.D. Pavlishin

『鹿よ おれの兄弟よ

神沢利子作 G・D・パヴリーシン絵  
福音館書店 2004年1月 ISBN: 4-8340-0632-8

 アジア大陸極北の地、ロシア連邦のシベリア。その東端にあるシホテ・アリニ山脈を臨み、ビキン川を抱く森(タイガ)で、狩猟と採集をしながら暮らす人々がいる。ツングース・満州系の少数民族、ウデヘ(ウデゲ)族である。本作には、大自然の中に生きる彼らの生の営みが、日本人作家とロシア人画家の手によって愛情深く描き出されている。
 文章は、豊かで独特の響きをもった擬音をふんだんに採り入れた詩の形式をとっている。心地よいリズムで紡がれた言葉は深い示唆に富み、胸に静かにしみいるようだ。絵は、猟師の衣服にある刺繍ひと針ひと針、鹿の毛の流れ1本1本、木々の葉1枚1枚まで緻密に描きこんだ写実的なタッチ。同時に、静謐に澄みわたった森の空気をたたえてもいて、どこか幻想的ですらある。

 外表紙には大きな枝角がいかにも勇ましい牡鹿、中表紙には鮮やかな色合いの民族衣装を身にまとった若い猟師の姿がみえる。そして本文へとページを繰ると、見開きの左右に向かい合うように描かれている両者。猟師は鹿を狩る。毛皮を服や靴にし、肉を食って自らの血肉とする。「だから おれは 鹿だ」と彼はいう。自分をかわいがってくれた祖父、育て守ってくれた父も、やはり鹿を狩り、その恵みに与って家族を養い生きてきた。子どものころに森で居眠りをしていたら、1頭の母鹿が、子鹿にするのと同じように幼い自分の耳を「ピテ ピテ ピチュ」となめてくれたこともあった。猟師にとって、遠い昔から自分たちの家族、部族に命を与えてきた鹿は、狩り倒す相手であると同時に、これ以上はないほどの敬意と親愛の対象でもある。鹿は犠牲になるのではなく、森の主からの「おくりもの」として人間に肉を与え、また森に生きるものとしての魂を与えるのだ。自らの生と他者の生命とに真摯に向き合う若い猟師の姿に、「自然保護」という言葉は、そもそも現代人の思い上がりでしかないのだと思う。人間は本来、自然やほかの生き物とつながり、共にあるものだった。生命をかけて対することはあっても、決して敵ではなかったし、またどちらかがどちらかを支配したり、逆に守ったりするものではなかった。それが声高な主張ではなく、淡々とした事実として胸に迫ってくる。

 絵も言葉も、本の姿そのものも、凛として美しい。人間の生の真理を描いたこの絵本が、日本にとどまらず広く多くの人々の手に渡ることを心から願う。

神沢利子(かんざわ としこ) 1924-
 福岡県生まれ。幼少期を北海道と樺太(サハリン)で過ごした。文化学院文学部卒業後、子ども向けの詩、読物、絵本の仕事に従事し、長年日本の児童書界を代表する作家として活躍している。これまでの作品に『くまの子ウーフ』(ポプラ社)、『ふらいぱんじいさん』(あかね書房)、『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)、『いいことってどんなこと』、『おばあさんのすぷーん』(以上福音館書店)など多数あり、そのほとんどがロングセラー。また、日本国内における主要な児童文学賞の受賞歴も数多い。本作は、幼いころを過ごした樺太の地への強い憧憬を下敷きに、またこれまでの創作活動の集大成として執筆された。

G・D・パヴリーシン(Gennadiy Dmitriyevich Pavlishin) 1938-
 旧ソ連ハバロフスク市生まれ。極東美術専門学校、ウラジヴォストーク総合大学歴史学部卒業。確かな絵の技術と、少数民族の歴史と文化に精通した学問的背景により、ロシア北方民話の挿絵などを数多く手掛けている。1976年、ブラティスラヴァ世界絵本原画展で「金のりんご賞」を受賞。受賞作である民話集の一部が、絵本『がちょうになったむすめ』(D・ナギーシキン再話/宮川やすえ訳/岩崎書店)として邦訳されている。挿画をした作品で邦訳されているものは、ほかに『黄金の虎リーグマ』(V・P・シソーエフ作/新読書社)、『勇敢なアズムーン アムール地方のむかし話』(D・ナギーシキン作/リブロポート)がある。

(森久里子)
      
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  ybfly   春のロングセラー絵本   bbfly 


 『うさぎのくれたバレエシューズ』表紙
(c) Naoko Awa, Naoko Minamizuka



shoes   『うさぎのくれたバレエシューズ』   shoes

安保直子 作 南塚直子 絵 小峰書店 1989年
ISBN:4-338-06911-2


 女の子はバレエを習い始めてからもう5年になるのに、なかなかうまくなれませんでした。女の子の願い事はたったひとつだけ、「どうか、踊りがじょうずになりますように。」ある日、不思議な小包が届きます。開けてみると、淡いピンク色のバレエシューズが1足と、〈おどりがじょうずになりたいおじょうさんへ 山のくつや〉と書かれたカードが入っていました。

 そのバレエシューズをはき、何かに誘われるように女の子は出かけました。気がつくと、あふれんばかりに花をつけた大きな桜の木の前まで来ていました。その木の幹の中にはうさぎの靴屋があり、靴作りの真っ最中。うさぎに頼まれて、女の子は仕事を手伝います。うさぎのバレエ団のために、30足のバレエシューズを作るのです。桜のしるに浸して淡いピンク色に染めた布を、切ったり縫ったり、一心に靴作りを手伝いました。そして、できあがったシューズをはいたうさぎたちと一緒に、自分も踊りはじめます。

 初めてこの絵本を手にしたとき、淡いピンク色の表紙に目を奪われました。ふわふわと浮かぶように踊る女の子と、それを見守るやさしい表情をしたうさぎたち。銅版画の技法から生まれる繊細な線に加え、淡いピンク色を中心に白を効果的に使って、絵本全体がやわらかな光りに包まれているように見えます。優しく、折り目正しいことばのやりとりに、いつの間にか引き込まれて、女の子の思いまで感じることができます。絵と文章の相乗効果で、クライマックスへと向かうページでは、「春」という季節と、夢の世界とが一体化します。時には、こうした夢のような世界が、現実の世界に無限の力を与えてくれることもあるのです。うさぎのくれたバレエシューズを手にして、女の子は一歩前進する力を得たのでした。夢の世界ではあるけれども、単なるファンタジーでは終わらない、そんな力のある絵本です。

「春まだき」、「春一番」。日本語には、春はまだ先のことと知りながら、やがて来る春への期待を込めたようなことばがあります。気温やカレンダーの数字をみればまだ寒い冬なのに、土の中で春の準備が始まっていることを知っていたり、いつもと違う風を肌で感じたりする感覚を大切に思い、春への期待感をいっそう膨らませるのです。待ち焦がれた先にようやくくる春。そしてその情景のどこかに必ずある桜の花は、この季節がもたらす希望の象徴でもあります。年を重ねるにつれ、春の風物詩である「お花見」を楽しみに思う気持ちに加えて、春を待つ気持ちがそのまま桜の開花を心待ちにする思いに繋がって、ひとつの特別な感覚になっていくようでもあります。

 桜は毎年、新しい春の記憶となって私たちの心に蓄積されていきます。この絵本も、夢のような春の記憶のひとつとして、桜とともに心に刻まれることでしょう。

安房 直子(あわ なおこ)1943-1993
 東京都生まれ。日本女子大学国文科在学中より山室静氏に師事し、ファンタジーなどの児童文学作品を発表していた。『さんしょっ子』で日本児童文学者協会新人賞受賞。『風と木の歌』で小学館文学賞、『遠い野ばらの村』で野間児童文芸賞、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新美南吉児童文学賞など多くの賞を受賞している。

南塚 直子(みなみづか なおこ)1949-
 和歌山県生まれ。津田塾大学卒業後、1973年〜1974年にハンガリー国立美術大学にて油絵と銅版画を学ぶ。『うさぎ屋のひみつ』(安房直子文/岩崎書店)で赤い鳥さしえ賞を、『キリンさん』(まど・みちお文/小峰書店)で日本絵本賞を受賞。絵本に『ねんねんねん』(あまんきみこ文/小峰書店)、『わたしのあかいぼうし』(岩崎書店)など、画文集に『ブダペストの夢電車』(小峰書店)がある。

(井口りえ)

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季節の絵本

 mame節  分 鬼


『ふくはうち おにもうち』表紙
(c) Rintaro Uchida, Takashi Yamamoto



ふくまめ
『ふくはうち おにもうち』
           

内田麟太郎 作 山本孝 絵
2004年1月 岩崎書店 ISBN: 4-265-03490-X
1200円


 冬が終わり、春を迎える立春。その前日の節分には、邪気を払い、幸せを願うため、あちらでもこちらでも、豆が撒かれる。悪の代表はもちろん、鬼。「鬼は外、福は内」と、鬼どもに苦手の豆をぶつけて追い払い、代わりに福の神を招き入れようというわけだ。いつもなら人々を震え上がらせ、我が物顔に悪事を働く鬼たちも、この日ばかりはどこへ行っても追い出され、右往左往することになる。すると、そんな鬼に、つい同情してしまう人が出てくるのも世の常か。
 ここは、まだ雪深い山あいの村。男がひとり留守番をしていると、表で誰かの泣く声がする。「さむいよう、さびしいよう」誰だろうと戸を開けてみれば、頭からは角、口からは牙がにゅっと突き出した、見るも恐ろしげな赤や緑の鬼三匹。折りしも聞こえてきたのは「鬼は外、福は内」の声だ。そこで、お人よしのこの男、遠慮する鬼たちを「入れ、入れ」と家の中に招き入れ、酒までふるまってやるのである。そこへおかみさんと子どもたちが帰ってきた。みんな驚いて腰を抜かすが、酒が入ってすっかりご機嫌になった男と鬼は、それを尻目に飲めや歌えの大騒ぎ。「やめてー。鬼は出ていってー」と泣いて頼むも何のその、酔っ払 いどもは調子に乗って踊りだす始末。ところが、ちょうどこの家の前を通りかかった福の神が、「楽しそうな家だのお」と入ってきた。鬼の姿を見るなり逃げ出そうとする福の神、逃がしてならじとすがりつくおかみさんと子どもたち、どちらも必死の形相だ。
 節分の夜、貧乏家の小さな屋根の下で繰り広げられる大騒動。男に酒をすすめられ、恐縮して小さくなっている鬼たちや、おかみさんに押さえこまれ、弱り きって油汗を流している福の神の表情には、笑い出さずにいられない。大胆な構図にこってりとした色彩は、アクが強いが、あっけらかんとした明るさに心が和む。一方で、顔も仕草も実に念入りに表情豊かに描かれ、誰もかも画面からそのまま飛び出してきそうだ。詞(ことば)も絵も活きのいいドタバタ喜劇。めいっぱいに表されたばかばかしさやおかしみには、めいっぱいのめでたさがあふれている。
 一夜明ければ、立春の朝。白一色の野山にも春の光が感じられるようだ。笑う門には福来る。みなさんの家にも春とともに福がきますように。

内田麟太郎(うちだ りんたろう)1941-
 福岡県大牟田市生まれ。看板職人をしながら詩を書いていた父の影響を受け、上京後、自らも看板職人となり、詩を書き始める。その後童話作家を志し、多数の 絵本、童話作品を発表。現在は「絵詞(えことば)作家」を自称している。『さかさまライオン』(長新太絵/童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』 (荒井良二絵/文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(西村繁男絵/童心社)で日本絵本賞を受賞。読物に「心妖怪」シリーズ(佼成出版 社)、詩集に『うみがわらっている』(銀の鈴社)などがある。
▽内田麟太郎公式サイト
http://www.max.hi-ho.ne.jp/rintaro/home.htm

山本孝(やまもと たかし)1972-
 愛媛県生まれ。大阪デザイナー専門学校編集デザインコース絵本科卒。「あとさき塾」で絵本を学ぶ。作品に『十二支のおはなし』『たぬきのおつきみ』(いず れも、内田麟太郎作/岩崎書店) などがある。東京都在住。

                (杉本詠美)
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お雛さまお雛あそびお内裏さま
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  『折りひな』表紙

『折りひな』
田中サタ 三水比文 真田房枝
三人会発行 1982年 2000円

 3月3日は桃の節句。平安時代よりこの節句は、季節の節目に身の穢れを祓い、健康を祈願する行事でした。ひな人形は、厄災を祓う祈りをこめた人形と、源氏物語などの物語にみられる「ひいな遊び」の 人形との2つが、長い間のなかで結びあい発展し、それが「立雛(たちびな)」となり、のちに「座雛(すわりびな)」になったといわれます。室町時代からひ な人形を飾り、お祝いをする宮中の行事になり、次第に庶民にもひろまっていったようです。いまではこの日に女の子の成長を祝い、成長を願う行事として定着 しています。
 子どもの頃、我が家では男びなと女びなを飾り、ひな祭りを祝っていました。1年に1度しか出されない美しい人形が、大きな箱から出てくるのをみるのはうれしく、ひな祭りの日 に、母がつくるおにぎりのひな人形を食べることも、毎年の楽しみでした。家を出て生活するようになってからは、ひな祭りを祝うことはしなくなりましたが、 娘をさずかると実家の母が「こんどはあなたの娘のために」とひな人形を送ってくれ、それ以来、今度は親の立場でひな祭りを待ち遠しく思うようになりまし た。今年はどんな料理をならべようかしらと、頭を悩ませるのも私自身、楽しみのひとつです。いま2歳の娘もいつかこの節句を楽しみにしてくれるのでしょう か。
 さて、ひな人形――、男びなと女びな、どちらを左に置くかも覚えていず、何かに書いてないかしらと、私はずいぶん前に求めていたこの『折りひな』をひっぱりだし、読みふ けりました。これにより、古来左を尊ぶことより男びなは左に置かれていたものが、大正初期頃より、天皇さま皇后さまの紫宸殿での御着座をまね、右に男びな が置かれるようになったことを知ったのです。ちなみに、この置き方は貴人本位の言い方で、向かってどちらに置くというのではありません。
 田中サタさんの書かれたまえがきは、おひなさまを大事に思う気持ちが文章すみずみにまでゆきわたったもので、私はそれから毎年おひなさまの季節になると、このまえがきを読み 返すようにもなりました。

 著者の田中サタさんはまえがきで、折り紙についてこのように説明されています。

 ――日本の折り紙は、そのほとんどが創案者はわからぬままに代々伝承して折りつがれ、今日に及んでいるものだと思います。(略)

儀式用や器物に添える包み紙などを、生活に即した実用から美しく折るということは古くから行なわれていたようです。またこれとは別に、たのしい遊戯として和紙でいろいろの物の 形を折ることも行なわれていて、江戸文化の盛んだったころには、婦女子の手すさびばかりでなく、おとなの間でも趣味家や愛好者が手のこんだものを創作し て、人物鳥獣虫魚に至るまで精巧な形を折り上げたということです。――

 おひなさまの折り方も図解で丁寧に書かれています。最初に、“折るまえに”と“使うもの”が説明されます。“折るまえに”では、はじめて折る方にどのように図解と説明をつけ ているかが記され、「図にしたがって順を追っていけば、たのしみながら折り上がります」という言葉に安心します。次に“使うもの”として「折り紙」――こ れは正方形のうす手の和紙がいいとあります。男びな、女びな、三人官女、五人ばやしの紙の大きさが具体的に書かれ、バランスの必要を知ります。ほかに「は さみ」、「ピンセット」「細い編み棒など」とあり、最後に「鉛筆は紙がよごれるので使いません」ときっぱり。“図の約束ごと”で、折り線の意味する折り方 を確認し、さあ、いよいよ折りはじめます。はじめは男びなから……。

 1969年に福音館書店から出たこの本は、はじめ田中サタさんひとりの著書でした。石井桃子さんのすすめで書き上げたものとあります。その後残念ながら絶版となり、現在は 「三人会」の自費出版で発行されています。この「三人会」は、息子さんのお嫁さん2人をいれて名づけた会だそうです。

 いま、ひな祭りは各地それぞれに伝え継がれ、ひな人形の置き方や由来も様々あるようです。少し変わっていますが、私の住んでいる会津では5月の節句は農繁期のため、「会津の 天神様」という学問、書道の神として信仰されている菅原道真公を祀った人形を、3月の桃の節句に飾るところもあります。みなさんの住んでいるところでは、 どんな節句をされているのでしょう。

 最後に、田中サタさんの言葉をもう一度ご紹介します。

 ――折りひなは、ささやかな手すさびですけれど、これを折るとき、その指先まで、自分の心のぬくもりが伝わります。同時にそれは、おひなさまを愛し、人々を愛する心にもつな がります。――
(林さかな) lower

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(編集後記)



 春は待つのも、また実際に訪れたときも、嬉しく心踊る季節です。桜の開花とともに暦とは違った「新年」が始まり、冬の間に縮こまっていた背中もしゃきっと伸びる気持ちがします。
 昨年春に創刊したこの季刊誌も、今号でまる1周年となりました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(も)

    


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発 行
やまねこ翻訳クラブ
発行人
竹内みどり (やまねこ翻訳クラブ 会長)
企 画
やまねこ翻訳クラブ スタッフ並びに有志メンバー
編 集 池上小湖 森久里子
編集協力
井口りえ 河原まこ 菊池由美 杉本詠美 鈴木明美 高橋めい
竹内みどり 林さかな 横山和江 リー玲子
協 力
出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内


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日本で出版されている作品の表紙画像は、出版社の許可を得て、掲載しています。
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