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2008年5月号
   =====☆                    ☆=====
  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
   =====☆   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ☆=====
         Yamaneko Honyaku Club 10th Anniversary
                                No.100
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2008年5月15日発行 配信数 2540 無料
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●2008年5月号もくじ●
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◎賞情報:2008年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞候補作発表
◎注目の本(邦訳絵本):『ペンギンさん』
                  ポリ―・ダンバー文・絵/もとしたいづみ訳
◎注目の本(未訳絵本):"Little Mouse's Big Book of Fears"
                        エミリー・グラヴェット文・絵
◎注目の本(未訳読み物):"What I Was" メグ・ローゾフ作
◎賞速報
◎イベント速報
◎世界のお祭り:第13回 母の日
◎読者の広場
◎100号発行のご挨拶

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●賞情報●2008年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞候補作発表
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 4月18日、カーネギー賞およびケイト・グリーナウェイ賞のショートリスト(最終
候補作)が発表された。英国図書館協会が主催するこの賞は、イギリスでは最も権威
ある児童文学賞である。昨年11月にロングリストが発表され、カーネギー賞に45作品、
ケイト・グリーナウェイ賞に32作品が挙がっている。受賞作の発表および、授賞式は
6月26日。ショートリストは以下の通り。ロングリストは、やまねこ翻訳クラブウェ
ブサイトの「速報(海外児童文学賞)」コーナーに掲載中。
 http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

※両賞は、2007年より、出版年度(前年)の表記から授賞年表記に変わりました。そ
れにならい、当メールマガジンも今号より2007年以降の表記方法を改めました。なお、
やまねこ翻訳クラブウェブサイト内資料に関しましては、2007年以降も年度表記とな
っているリストがございます。ご了承ください。

【カーネギー賞候補作】〜 Carnegie Medal 〜(作家対象)

"Gatty's Tale"        by Kevin Crossley-Holland (Orion)
"Ruby Red"          by Linzi Glass (Penguin)
"Crusade"          by Elizabeth Laird (Macmillan)
"Apache"           by Tanya Landman (Walker Books)
"Here Lies Arthur"      by Philip Reeve (Scholastic)
"What I Was"         by Meg Rosoff (Puffin)
"Finding Violet Park"    by Jenny Valentine (HarperCollins)

 本年ショートリストに選ばれたのは7作品。歴史ものや、何十年か前に舞台が設定
されているものが多い。一方、ショートリストに選ばれなかった作品の中にも、これ
から発表となるブランフォード・ボウズ賞、チルドレンズ・ブック賞、ビスト最優秀
児童図書賞のショートリストに選ばれている作品が多く、まだまだ目が離せない。

 Kevin Crossley-Holland の "Gatty's Tale" は、13世紀のエルサレムへの巡礼の
旅を描いた歴史物語。主人公のガティは、"The Arthur Trilogy"(「ふたりのアーサ
ー」シリーズ/亀井よし子訳/ソニー・マガジンズ)に登場した少女だ。持ち前の明
るさとたくましさで、困難な旅を通して大きく成長していく。中世の生活が鮮やか、
かつユーモラスに描かれており、各書評誌での評価も高い作品だ。
 デビュー2作目の "Ruby Red" がショートリストに選ばれたのは、Linzi Glass。
1976年の南アフリカ、アパルトヘイト時代が舞台だ。白人の主人公ルビーの家族はま
わりに言えない秘密を抱えていた。17歳のルビーの初恋、反アパルトヘイト蜂起と、
物語はドラマティックに展開していく。
 カーネギー賞ではおなじみの作家 Elizabeth Laird の "Crusade" は、2007年コス
タ賞児童書部門のショートリスト作品だ。12世紀末の十字軍の遠征が舞台で、キリス
ト教徒の少年とイスラム教徒の少年が、数奇な運命のもと最前線で顔を合わせること
に……。さまざまな立場の登場人物の信条や胸の内が、丁寧に描写された作品。
 Tanya Landman の "Apache" は、19世紀後半、メキシコ国境に住むアパッチ族の少
女が弟をメキシコ軍に惨殺されて復讐を決意し、部族の女戦士となって戦う物語。作
者はこの時代を詳しく調べあげ、背景や風景、主人公の心情を豊かに描き出している。
 Philip Reeve の "Here Lies Arthur" は、これまで Reeve が発表してきたSF作
品とは趣が異なっている。紀元500年、奴隷少女グウィナの新しい主人となった吟遊
詩人マーシンはアーサー王の物語を語りはじめるが、実在するアーサーは騎士道から
は程遠い男だった。物語の持つ力、人は物語に何を求めるのかを考えさせられる作品。
 昨年の受賞者 Meg Rosoff は、3作目の "What I Was" で今年もショートリストに
選ばれた。思春期の少年少女の胸の内を見事に描き出す Rosoff は、今回、1962年に
片田舎のパブリック・スクールに入学した16歳の少年を主人公にすえた。学校に嫌気
がさした主人公は、浜辺で自由気ままに暮らす少年フィンと出会い友情を育てていく
のだが……。詳しくは、本誌今月号の「注目の本(未訳読み物)」を参照のこと。
 そして、今年のショートリストで唯一、現代のイギリスが舞台になっているのが、
Jenny Valentine の デビュー作 "Finding Violet Park" だ。16歳のルーカスが骨つ
ぼの老婦人の秘密をたどっていくと、失踪中の自分の父親へとつながっていった、と
いうミステリー風の話。高齢化、家庭崩壊といったイギリスの問題点が反映されてお
り、2007年ガーディアン賞を受賞した。本誌2007年12月号「注目の本(未訳読み物)」
を参照のこと。

【参考】
▼Kevin Crossley-Holland 公式ウェブサイト
http://www.kevincrossley-holland.com/

▼Linzi Glass 公式ウェブサイト
http://www.linziglass.com/

▼Elizabeth Laird 公式ウェブサイト
http://www.elizabethlaird.co.uk/

▼Tanya Landman 公式ウェブサイト
http://www.tanyalandman.com/

▼Philip Reeve の "Mortal Engines" 公式ウェブサイト
http://www.mortalengines.co.uk/

▼Meg Rosoff 公式ウェブサイト
http://www.megrosoff.co.uk/

▽エリザベス・レアード作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/l/elaird.htm

▽フィリップ・リーヴ作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/r/preeve.htm

▽メグ・ローゾフ作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/r/mrosoff.htm

▽"Finding Violet Park" のレビュー(本誌2007年12月号「注目の本」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2007/12.htm#myomi2

                               (植村わらび)

【ケイト・グリーナウェイ賞候補作】〜 Kate Greenaway Medal 〜(画家対象)

"Silly Billy"           by Anthony Browne (Walker Books)
"Penguin"             by Polly Dunbar (Walker Books)
"Little Mouse's Big Book of Fears" by Emily Gravett (Macmillan)
"Monkey and Me"          by Emily Gravett (Macmillan)
"The Lost Happy Endings"      by Jane Ray
                  text by Carol Ann Duffy (Bloomsbury)
"Ottoline and the Yellow Cat"   by Chris Riddell (Macmillan)
"Banana!"             by Ed Vere (Puffin)

 このところノミネートされた作品がすでに邦訳出版されている場合が目に付くが、
今年もロングリスト32作品中から出版された邦訳5作品のうち、2作品がショートリ
ストに入っている。また、大御所、中堅、新人とバランスよく選ばれているのが、今
年の特徴ともいえる。
 2度の受賞経験がある Anthony Browne の "Silly Billy"(『びくびくビリー』灰
島かり訳/評論社)は、心配性のビリーがおばあちゃんから〈しんぱいひきうけ人形〉
をもらったことから話が展開していく。原書の表紙は濃淡がはっきりした色でインパ
クトがあるのに対し、邦訳では白い背景にカラフルなふちどりがあり、やさしい雰囲
気になっている。
 昨年ロングリストに選ばれた Polly Dunbar による "Penguin"(『ペンギンさん』
もとしたいづみ訳/フレーベル館)は、2007年ネスレ子どもの本賞5歳以下部門銀賞
も受賞している作品。男の子がプレゼントにもらったペンギンは、なぜかひとことも
しゃべらない。ペンギンと話がしたい男の子は、あらゆることを試みるが……。詳し
くは、本誌今月号の「注目の本(邦訳絵本)」を参照のこと。
 2005年度に "Wolves" で本賞をはじめて受賞した Emily Gravett は、2作品もノ
ミネートされている。そのうちの1冊、"Monkey and Me" は、女の子がぬいぐるみの
サルといっしょに、動物のまねっこ遊びをするもの。ストーリー自体は、かわいらし
いが、色味の押さえた絵の雰囲気は大人びていておしゃれ。もう1冊の "Little
Mouse's Big Book of Fears" は、こわがりのネズミが主人公。詳しくは本誌今月号
の「注目の本(未訳絵本)」を参照いただきたい。
 たびたびノミネートされるものの、なかなか受賞に至らない Jane Ray。"The Lost
Happy Endings" は、ベッドタイムのお話が〈めでたし〉で終わるよう見守る仕事を
している少女が主人公。ところがある日、悪い魔女につかまってしまい……。Jane
Ray による、豪華絢爛かつ迫力満点の絵が特徴だ。
 2度の受賞歴があり、ここ数年毎年のように候補に挙がっている Chris Riddell
は、"Ottoline and the Yellow Cat" でノミネートされた。この作品は、2007年ネス
レ子どもの本賞6〜8歳部門の金賞にも選ばれている。絵本にしては文章とページ数
が多いのが特徴で、カーネギー賞のロングリストにも選ばれた。謎解きが大好きな女
の子が相棒とともに事件を解決する、凝った作りの冒険物語。どのページにもある、
表紙と同じ赤色がアクセントになっている細かい筆致の絵が、話を盛り上げている。
続編の "Ottoline Goes to School" も出版されている。
 Ed Vere は、"Banana!" ではじめて本賞の最終候補に選ばれた。サルは2匹、でも、
バナナは1本しかない。そんなとき、相手にどういえばいいの?というシンプルなス
トーリーと、大胆ではっきりとした絵柄はインパクトがあり、小さな子どもに好まれ
るにちがいない。同じ作者による "The Getaway" もロングリストにノミネートされ、
今後の活躍が期待される。
 近年、作家のウェブサイトが多数オープンされたおかげで、原書情報を早く知るこ
とができるようになった。だが、候補作が発表されると同時に入手が困難になる場合
もあり、実際に手にとることが容易でないのが悩ましい。

【参考】
▼カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞公式サイト
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/

▼Polly Dunbar 公式ウェブサイト
http://www.pollydunbar.com/

▼Emily Gravett 公式ウェブサイト
http://www.emilygravett.com/

▼Jane Ray 公式ウェブサイト
http://www.janeray.com/

▼Chris Riddell 公式ウェブサイト
http://www.chrisriddell.com/

▼Ed Vere 公式ウェブサイト
http://www.edvere.com/

▽アンソニー・ブラウン作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/b/abrowne.htm

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞について
               (本誌1999年7月号情報編「世界の児童文学賞」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/1999/07a.htm#a1bungaku

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品リスト
                        (やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/carnegie/index.htm
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/greenawy/index.htm

                                (横山和江)

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●注目の本(邦訳絵本)●目は口ほどに……さて、どうかしら?
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『ペンギンさん』 ポリ―・ダンバー文・絵/もとしたいづみ訳
フレーベル館 定価1,260円(税込) 2007.11 33ページ ISBN 978-4577034507
Amazonで詳細を見る  bk1で詳細を見る
"Penguin" by Polly Dunbar
Walker books, 2007
Amazonで詳細を見る
★2007年ネスレ子どもの本賞5歳以下部門銀賞受賞作品
★2008年ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品

 真っ黒な体に真っ白なおなか。オレンジのくちばしを持ったペンギンがこちらを
「じっ」と? 「ボーッ」と? 眺めています。表紙のこの彼? が問題なのです。
 ベンは元気いっぱいの男の子。プレゼントにペンギンさんをもらいました。ところ
が……「こんにちは! ペンギンさん」「……」「なにして あそぶ?」「……」
「しゃべれないの?」「……」ベンが話しかけても、ペンギンさんは何にも言いませ
ん。こちょこちょしたって「クスッ」とも笑いません。くねくねダンスして見せたっ
て「ワォ!」とも言いません。とうとう打ち上げ花火にくくりつけ、いっしょに飛ば
しちゃったりして……。
 ベンは、いっしょうけんめいペンギンさんとおしゃべりしようとして、思いつく限
りの方法を試してみます。それでも効果はなく、最後にはほとほと困ってしまいます。
とうとうライオンに、ペンギンさんを「えさですよ」と言ってみたり。ところがあん
まりうるさいので、ライオンはベンをパックン! なんて、大変なことになってしま
います。じゃ、ペンギンさんは、ベンと友だちになりたくなかったのでしょうか?
ちょっと見た目には、白黒だし、ぜんぜん変化がないようなペンギンさんなのですが、
いえいえ、どうして、ことわざにもあるじゃありませんか。「目は口ほどにものを言
う」って。よく見てみると……。ここではくすぐったいの、がまんしてる! こちら
は困ってる! ん? 気のせいかしら?
 ダンバーの描く軟らかい線と明るい色彩のなかで、生き生きと動き回るベンが、わ
たしたちの幼心を取り戻してくれます。なぜか真っ青なライオンも、貫禄十分でいい
パンチを効かせています。著者は、幼い子たちが経験する「あふれる思いが、こらえ
切れなくなって爆発する」ところを描きたかったのだそうです。ページごとにベンが
見せる行動と表情は、実にバラエティーに富んでいます。最後にはかんしゃくを起こ
してしまうのですが……。「友だちになりたぁーい」って、体中で表現するベンのホ
ットな気持ちに、あなたもきっと「ニマッ!」てね。

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【文・絵】ポリー・ダンバー(Polly Dunbar):幼いころから、絵を描くのが大好き
だった。2004年に "Flyaway Katie"(邦題『ケイティー』)、"Dog Blue"(邦題『あ
お』)を発表し、本書は自作絵本の3作目となる。2005年には、母との共作 "Shoe
Baby"(邦題『くっくちゃん』いずれも、もとしたいづみ訳/フレーベル館)を出版。
彼女自身のウェブサイトでは本書を書くきっかけとなった「ペンギン」を見ることが
できる。英国、ブライトン在住。

【訳】もとした いづみ(本下いづみ):絵本・童話作家、翻訳家。主な作品に「す
っぽんぽんのすけ」シリーズ(荒井良二絵/鈴木出版)、絵本では『どうぶつゆうび
ん』(あべ弘士絵/講談社)、『こくはくします!』(のぶみ絵/くもん出版)があ
る。翻訳では『バレリーナになりたい』(ヴァレリー・コールマン文/サンドラ・ラ
ム絵/コンセル)、『みーんないすのすきまから』(マーガレット・マーヒー文/ポ
リー・ダンバー絵/フレーベル館)などがある。

【参考】
▼ポリー・ダンバー公式ウェブサイト
http://www.pollydunbar.com/

                               (尾被ほっぽ)

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●注目の本(未訳絵本)●あなたの怖いものはなに?
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『小さなねずみの恐怖大全集』(仮題) エミリー・グラヴェット文・絵
"Little Mouse's Big Book of Fears" by Emily Gravett
Macmillan Children's Books, 2007 ISBN 978-1405089487
32pp.
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★2007年ネスレ子どもの本賞6〜8歳部門銅賞受賞作品
★2008年ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品

 誰にだって怖いものがひとつやふたつあるだろう。怖いものをなくしたい、そんな
あなたには、この絵本がお薦めだ。
 主人公はねずみ。『エミリー・グラヴェットの恐怖大辞典』に怖いものをかきつけ
る。はいまわる虫が嫌い。(特にクモ!)それから暗いベッドの下もいやだ。そこに
は、何かが潜んでいるような気がするのだ。おどおどとそこから離れるねずみは、次
のページの「とがったナイフがそばにあると、びくびくしちゃう」の文字とお見舞い
のカード、チラシ、写真を眺める。3匹の元サーカススターのネズミがうつったその
写真の横には、農家のおかみさんが3本のしっぽを高々と掲げるスクラップ記事が貼
ってある。それから、水や騒音、孤独もいやだ。ぶるっ、ああ、怖い。ねずみの恐怖
は、まだまだ続く……。
 "Arachnophobia"(クモ恐怖症)、"Aichmophobia"(先端恐怖症)、"Hydrophobia"
(水恐怖症)といった各項目のページに描かれたたくさんの怖いものは、おどおどね
ずみには悪いが、読者にはにっこり笑顔の宝庫である。時には、文章、またある時は、
イラストや写真など、どのページにもさまざまな工夫が凝らされており、あちらこち
らの楽しいしかけに、わーっとか、えっと声が出てしまった。ここがめくれた、ああ、
これは絵か。ページをめくるたび、手で触り確認しながら次へと進む。あっ、ここ!
こんなことが書いてある、と見るたびに新たな発見があるのが、とてもうれしい。そ
して、ラストはしかけの目新しさに頼らない、おっと思わせるオチがついている。び
くびく顔とは対照的なねずみの寝顔がかわいくて、思わず顔がほころんだ。
「ねえ、見せて!」私は、そんな子どもの声が怖い。「これ、大事だよ……」破壊魔
の子どもたちには触らせたくない。この本を見る時は、あくまでも一緒に、の我が家
である。さて、この恐怖とお別れできる日はくるのであろうか。

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【文・絵】Emily Gravett(エミリー・グラヴェット):英国、ブライトン在住。高
校中退後8年ほどの放浪生活のあと、ブライトン大学でイラストや装丁・造本につい
て学ぶ。デビュー作の『オオカミ』(ゆづきかやこ訳/小峰書店)でマクミラン賞、
ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。その後ユニークな作品を多数発表している。最新
作は、"The Odd Egg"。今後の刊行予定の絵本に、"Spells"、"Dogs" がある。

【参考】
▼エミリー・グラヴェット公式ウェブサイト
http://www.emilygravett.com/

▼エミリー・グラヴェットへのインタビュー(Pan Macmillan 内)
http://www.panmacmillan.com/interviews/displayPage.asp?PageID=4309

▽ネスレ子どもの本賞受賞作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/smarties/sm00.htm#2007

                              (美馬しょうこ)

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●注目の本(未訳読み物)●海辺で出会った理想の「自分」
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『フィン――遠い日の思い出』(仮題) メグ・ローゾフ作
"What I Was" by Meg Rosoff
Penguin Books, 2007 ISBN 978-0141383439
199pp.
Amazonで詳細を見る
★2008年カーネギー賞ショートリスト作品

 1962年。16歳の少年ヒラリーは、イースト・アングリアの海岸に近いセント・オズ
ワルド校に編入した。パブリック・スクールに反感を持ち、すでに2校で退学処分に
なっていたヒラリーは、無気力な毎日を過ごしていた。
 ある朝、海岸でのランニングを抜け出したヒラリーは、同い年ぐらいの謎めいた少
年に出会った。フィンという名のその少年は、古い漁師小屋にひとりで住み、学校に
は行かずに魚を釣ったり市場で荷物を運んだりして生計を立てていた。幼いころに母
親が家を出て行ってからは祖母と暮らしていたが、その祖母も数年前に亡くなったと
いう。出生届を出していないため、役所とは縁がなく、学校や福祉施設に行けと言わ
れることもない。ヒラリーは、そんなフィンに魅せられていった。
 すらりとした体、舟の扱いも料理も難なくこなす手際のよさ、裕福な家で育った祖
母から学んだという歴史や文学などの教養、そして何よりも、自然とともに生きる、
束縛のない自由な生活。パブリック・スクールで窮屈な暮らしをしていたヒラリーに
とって、フィンはまさに理想だったのだろう。こうありたいと願う、夢の「自分」だ
ったのだ。しかし、16歳の少年には、フィンが抱える秘密を見抜くことができず、理
想を現実から守ることもできなかった。
 物語は、100歳近い老人の思い出話という形でつづられる。ふたりで崖の上に寝そ
べって眺めた海や、青から白そして黄金へと色を変えていく空、海に沈んだローマ帝
国の要塞に打ちつける波、何もかも押し流してしまうような激しい嵐など、美しく厳
しい自然の描写が印象的だ。
 1962年に16歳だった人が100歳近いとすると、語っているのは2040年ころなのか?
なぜそのような設定にしたのか? なぜフィンの秘密にだれも気づかなかったのか?
細かい疑問点はいろいろとある。しかし、学校にも家庭にも縛られることなく、自分
の力だけで生きているフィンの暮らしはまるでロビンソン・クルーソーのようで、ヒ
ラリーにとっても現代の読者にとっても、はかなくも魅力的な「ファンタジー」なの
だと思う。

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【作】Meg Rosoff(メグ・ローゾフ):1956年米国ボストンに生まれる。ハーバード
大学卒業。ニューヨークで10年間出版や広告の仕事に携わったのち、大学時代に留学
したことのある英国ロンドンに移り住む。妹を乳がんで亡くしたことをきっかけに、
40歳になってから小説を書き始める。"How I Live Now"(『how i live now わたし
は生きていける』小原亜美訳/理論社)で2004年ガーディアン賞、"Just in Case"
で2007年カーネギー賞を受賞している。ロンドン在住。

【参考】
▼メグ・ローゾフ公式ウェブサイト
http://www.megrosoff.co.uk/

▽メグ・ローゾフ作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/r/mrosoff.htm

                                (笹山裕子)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2008年ローカス賞ファイナリスト発表(受賞作の発表は6月21日)
★2007年度アンドレ・ノートン賞発表
★2008年エズラ・ジャック・キーツ賞発表
★2008年アガサ賞受賞作発表
★2008年ブランフォード・ボウズ賞ショートリスト発表(受賞作の発表は7月9日)
★2008年オランダ金・銀のキス賞受賞作発表
★2008年MWA賞(エドガー賞)受賞作発表
★2008年産経児童出版文化賞発表
★2008年アメリカス児童・ヤングアダルト文学賞発表

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 高知県立美術館「美術館に行こう!」
 滋賀県立近代美術館「ブルーノ・ムナーリ展」など

★講座・講演会情報
 大阪YWCA専門学校「子どもと子どもの本の講座」
 メリーゴーランド「あべ弘士さん講演会」など

★イベント情報
 パナソニックセンター東京「ムーミンの日の集い」など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

                           (冬木恵子/笹山裕子)

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●世界のお祭り●第13回 母の日(世界各地) 5月第2日曜日など
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 日本で5月の第2日曜日といえば、「母の日」ですね。母親の日ごろの苦労をいた
わり、感謝を表す日としてみなさんもよくご存じのことと思います。母の日を定めて
いるのは、日本だけではありません。そこで今回は、イギリス、アメリカ、フィンラ
ンド、そして日本で祝われるようになった経緯をご紹介したいと思います。
 イギリスで母の日を祝うようになったのは、17世紀ころからです。当時より、復活
祭の40日前(日曜日は数えない)から始まる四旬節の第4日曜日を、母の日
"Mothering Day" としています。四旬節というのは40日間の断食が行われる非常に厳
しい時期であり、その息抜きとして奉公人たちは年に1度実家に帰ることを許され、
懐かしい母親と再会できたからです。また、実の母だけでなく、聖母マリアにも感謝
するという宗教的な意味合いもこめられていました。
 アメリカでは1907年5月、アンナ・ジャービスという女性が、亡き母を偲んで追悼
会を開き、母が愛した白いカーネーションを参加者に渡したことがきっかけと言われ
ています。アンナの母アン・ジャービスは、熱心な社会活動家で、南北戦争では敵味
方の区別なく傷病兵を看病しました。アンナは支援者たちとともに、全国的な「母の
日」の普及運動を始め、1914年にはアメリカの正式な祝日として認められるまでにな
りました。なお、この日を「母の日」と呼ぶのは、アン・ジャービスが南北戦争時に
結成した社会活動クラブ、"Mothers' Day Work Club" にちなんでいます。
 フィンランドで最初に母の日が祝われたのは、1918年。アメリカを訪れたヴィルホ・
レイマという教師が、母の日の習慣に触れ、フィンランドでも祝おうと提唱したのが
始まりと言われています。フィンランドでも5月の第2日曜日に祝いますが、南部で
はこの時期、野生のアネモネの一種が咲くことから、この花を摘んで贈る子どもも多
いそうです。
 一方、日本で初めて母の日が祝われたのは、明治末ごろと言われています。徐々に
広まっていき、昭和に入ってからは香淳皇后(昭和天皇の皇后)の誕生日である3月
6日に祝っていたのですが、戦後しばらくしてアメリカの例に倣って5月の第2日曜
日に祝うようになりました。
 母の日は世界中で祝われていますが、中国、台湾、カナダ、オーストラリア、ドイ
ツ、イタリア、南アフリカなど、5月の第2日曜日に祝っている国が大変多いのも興
味深いところです。スウェーデンやフランスは、同じ5月でも最後の日曜日、ノルウ
ェーは2月の第2日曜日、グルジアでは3月3日、アルゼンチンは10月の第3日曜日、
そしてロシアでは11月の最後の日曜日を母の日としています。どこの国でも、大体お
母さんが好きな花や、お母さんへの感謝の言葉を書いたカードを贈るようです。日本
では、やはり赤いカーネーションが主流でしょうか。
 子どもにとって、お母さんはやっぱり特別な存在ですよね。これからご紹介する
『すえっこメリーメリー』(ジョーン・ロビンソン作/松野正子訳/大日本図書)の
中でも、5人きょうだいの末っ子のメリーメリーが、大きいお兄ちゃんたちに負けな
いくらいすてきな母の日のプレゼントを贈りたくて知恵をしぼります。用意したのは、
しめった土が入った植木鉢。さて、なにが生えてくるのでしょう?

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 メリーメリーにも、なにがはえてくるか、わかっていませんでした。でも、それは、
いわないでおきました。どうしてわからないかというと、まだ、なんにも、うえてな
かったからでした。どうして、なんにも、うえなかったかというと、お金をなくして
しまったからでした。それで、メリーメリーは、昨日、あんなにきげんがわるかった
のでした。
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 メリーメリーは、どうやらプレゼントを買うお金をなくしてしまったようです。で
もこの後、お母さんがびっくりするようなことが起こるんですよ。今年の母の日、何
もしなかったなという方がいらっしゃったら、今からでも遅くはありません。メリー
メリーを見習って、ぜひあなただけの「母の日」を祝ってあげてくださいね。

★参考文献・ウェブサイト

『世界のおまつり』ほるぷ出版

Mother's Day World
http://www.mothersdayworld.com/index.html

                           (村上利佳/笹山裕子)

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る。100号の節目を迎え、101号へと繋ぐ責任に、気を引き締めねばと思う。創刊のこ
とばどおり、翻訳家として第一歩を踏み出したやまねこたちの名前を、今では書棚に
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してくださった出版翻訳ネットワークの小野仙内さん、惜しまず助けてくださった編
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続けたやまねこ翻訳クラブの諸先輩に、この場をかりてお礼を申し上げます。(お)
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編集人 大原慈省/井原美穂(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
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