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2008年11月号
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  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
   =====☆   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ☆=====

                                No.105
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2008年11月15日発行 配信数 2500 無料
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●2008年11月号もくじ●
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◎特別企画1:レビューを書こう(第3回レビュー勉強会より)
『ぼくとおとうさんのテッド』 トニー・ディテルリッジ文・絵/安藤哲也訳
『おねえさんといもうと』 ル=ホェン・ファム文・絵/ひろはたえりこ訳
『クレメンタイン2 なにをやるつもり!? クレメンタイン』
                     サラ・ペニーパッカー作/前沢明枝訳
『バンパイア・ガールズ no1:あの子は吸血鬼?』
                      シーナ・マーサー作/田中亜希子訳
"The Curse of Addy McMahon" ケイティー・デーヴィス作
◎特別企画2:新人応援! 読後アンケートより
◎世界の本棚(スペイン語):"Rumbo sur" マヌエル・L・アロンソ作
◎賞速報
◎イベント速報
◎読者の広場

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●特別企画1●レビューを書こう(第3回レビュー勉強会より)
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 レビューを書くのは、なかなか難しい。あらすじをどこまで書いていいのか、感想
はどう表現すればいいのか、課題は山積みだ。ましてや、本誌のレビューのように、
字数制限があり、かつ不特定多数の翻訳家ならびに翻訳学習者、出版関係者といった
「文章のプロ」の目に触れるとなれば、おのずと基準が高くなる。しかし、これを逆
手に取れば、日本語の文章修行として、本誌のレビュー執筆ほど恵まれた場はないと
も言える。そこでやまねこ翻訳クラブでは、本誌に掲載することを目標に、第3回
「レビュー勉強会」を10月に約1か月の日程で開催した。
 自分が受けた感動を伝えるのは、実は思っているより難しいものである。感動した
作品であればあるほど、自分の思いに縛られがちだ。だが、ほかの人に読んでもらう
ことで自分の文章を客観的にとらえることができるようになる。活発な意見交換によ
り、参加者の文章は、みるみるうちに磨き上げられていった。
 こうして最終的に完成したレビューを、今月号で5本、来月号で3本お届けする。
レビューは苦手だという方は、次回の勉強会への参加を検討されてはどうだろう。

【参考】
▽本誌2006年12月号「特別企画 レビューを書こう(第2回レビュー勉強会より)」
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2006/12.htm#kikaku
▽本誌2005年10月号「特別企画 レビューを書く(実践編)」
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2005/10.htm#kikaku
▽本誌2003年11月号情報編「特別企画 レビューを書く(翻訳学習者編)」
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2003/11a.htm#kikaku

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『ぼくとおとうさんのテッド』 トニー・ディテルリッジ文・絵/安藤哲也訳
文溪堂 定価1,575円(税込) 2008.06 40ページ ISBN 978-4894235854
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"Ted" by Tony DiTerlizzi
Simon & Schuster Children's Publishing, 2001
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 おそらく、子どものころ誰もが心の中に持っていた「空想の友だち」。主人公の
「ぼく」にも、そんな存在、テッドがあらわれた。登場の仕方からして、ぶっとんで
いる。何の生き物ともいえない独特のルックス――でっかい体におじさんフェイス、
三角のパーティー帽をちょこんとかぶって「やあ、おたんじょうびくん!」だもの
(ちなみに「ぼく」の誕生日は先週だった)。
 こうして「ぼく」は、テッドとふたりで数日おくれのパーティーをし、誕生日にも
らったのに一度もやっていなかったゲームで遊ぶ。また、あるときは、かっこよく身
だしなみを整えてみたり、お父さんを驚かせ喜ばせるための大胆な作戦を実行に移し
たりしていく。でも、すばらしいアイデアだと思ったのに、お父さんには、ことごと
く気に入られず、しまいにはすごく怒られちゃう。さて、テッドの存在はお父さんと
「ぼく」をどんなふうに結びつけてくれるのだろう……?
 わが子の空想や「いたずら」がどんなにばかげたものかを力説してしまうお父さん。
真面目で仕事熱心、大人の都合があるとはいえ、言っていることは確かに正しい。だ
けど、それが子どもを残念な気持ちにさせてしまうのが、せつない。一方、テッドと
「ぼく」が一緒になって、大人が思いつきもしないようなことを次々とやってしまう
ところなどは、じつに小気味いい。そしてなにより、絵が楽しい! 登場人物の生き
生きとした表情はとても魅力的で、細かいポーズや小道具に目を向けてみるだけでも
おもしろい。テッドの体は「ピンク」じゃなくて、すてきな「ラズベリー色」。その
理由? それは読んでからのお楽しみ。
 この絵本は、大人になると忘れてしまいがちな「遊びゴコロ」を呼び戻してくれる。
そして、読み終わったときには、とびっきりハッピーな気持ちになれる。そう、一見
無駄なこと、必要がないように思われることこそ、人生を楽しくしてくれる大切なも
のなのだ。思い出してみよう――子どものころ、どんな遊びに夢中になっていたっけ?
子どものころ、どんなことにワクワクしてた? そして、自分にこう問いかけてみよ
う。「つまらない大人になってない?」って。

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【文・絵】トニー・ディテルリッジ(Tony DiTerlizzi):1969年米国カリフォルニ
ア州生まれ。映画『スパイダーウィックの謎』の原作「スパイダーウィック家の謎」
シリーズ(ホリー・ブラック作/飯野眞由美訳/文溪堂)のイラストで注目を浴びる。
絵本『スパイダー屋敷の晩餐会』(メアリー・ハウイット文/別所哲也訳/文溪堂)
でコールデコット賞オナーに選ばれ、本作品でジーナ・サザーランド賞を受賞。

【訳】安藤哲也(あんどう てつや):1962年東京生まれ。出版社の営業や書店店長
を務め、2006年に父親子育て支援・自立支援事業を展開するNPO法人ファザーリン
グ・ジャパンを立ち上げる。2003年より「パパ's 絵本プロジェクト」のメンバーと
して、全国でパパの出張絵本おはなし会を開催中。著書に『パパの極意〜仕事も育児
も楽しむ生き方』(NHK出版)、『本屋はサイコー!』(新潮社)などがある。

【参考】
▼トニー・ディテルリッジ公式ウェブサイト
http://www.diterlizzi.com/

▼安藤哲也公式ブログ(「ファザーリング・ジャパン」ウェブサイト内)
http://ando-papa.seesaa.net/

▽空想の友だち・邦訳作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/gen/theme/imgnfr/imgnfr.htm

                                (金山裕実)

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『おねえさんといもうと』 ル=ホェン・ファム文・絵/ひろはたえりこ訳
小峰書店 定価1,575円(税込) 2008.05 32ページ ISBN 978-4338235013
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"Big Sister, Little Sister" by LeUyen Pham
Hyperion Books for Children, 2005
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 これは、女の子らしくきちんとしていて、スポーツも得意なお姉さんと、お姉さん
が大好きな妹のお話。ふたりは同じ部屋を使っている。お姉さんはドレッサーもクロ
ゼットも持っている。それは、おしゃれやメークに興味津々のお年頃だから。妹は、
まだまだやんちゃ盛り。ベッドメーキングをするより、シーツにもぐってダイビング
ごっこをするほうが得意だ。そのうえお姉さんのすることは何でもできると思ってい
るから、リップも塗るし、ピアノも弾く。教科書を使って絵の練習もする。あれもこ
れもとやってみるが、大抵のことは、お姉さんにはかなわない。反対に面倒をかける
ことになってしまうけれど、お姉さんはいつも笑顔で接してくれる。でも、妹のほう
がとても上手にできることがある。それは……。
 お姉さんのいいところがぎっしり詰まったお話だ。兄弟姉妹、一人っ子など、人そ
れぞれ違うものだが、二人姉妹となれば、姉から受ける影響は計り知れないものだろ
う。姉に憧れる気持ちから、何でも真似する妹の姿はとても愛らしい。女性は年を経
るとともに、女の子から、娘、母、祖母へと呼び名が変わるけれど、何歳になっても
姉妹の関係は変わることがない。社会に出ることで煩雑になる人間関係の中、親子の
次に結んだ姉妹の関係は、シンプルでとても温かい。ありのままを受け止めてくれる
存在があるということは、どんなにか心強いものだろう。
 絵本の中で、姉に絵をほめられ、得意満面の笑顔を向ける妹のページがある。何で
もできる姉から認めてもらったことで、より自信を持つことができたのだろう。この
笑顔は、絵の道を進んだ作者自身と重なって見えた。「世界中のおねえさんへ」から
始まる文面に、世界中の妹からの「ありがとう」を感じる。こうして人は絆を深めて
いくのだろう。読み終えるまでの時間は、存分に女の子を満喫できる。

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【文・絵】ル=ホェン・ファム(LeUyen Pham):1973年ベトナム生まれ。デザイン
の勉強の後、映画会社に勤める。この絵本は、自身の姉ルー=シー・ファムに贈られ
た。邦訳に『うたうのだいすき』(ジョアン・アーリー・マッケン文/河野万里子訳
/小峰書店)、イラストを描いた『ママのちいさいころのおはなし』(キャサリン・
ラスキー文/こんどうきくこ訳/バベルプレス、画家名表記はリウェン・ファム)が
ある。サンフランシスコ在住。

【訳】ひろはたえりこ(広鰭恵利子):1958年北海道根室市生まれ。北星学園大学英
文学科卒業。『遠い約束』(小峰書店)、『牧場の月子』(汐文社)など多数の創作
作品があり、高い評価を受けている。訳書に『36人のパパ』(イアン・リュック・ア
ングルベール作/小峰書店)など。

【参考】
▼ル=ホェン・ファム公式ウェブサイト
http://www.leuyenpham.com/

                                (三好美香)

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『クレメンタイン2 なにをやるつもり!? クレメンタイン』
サラ・ペニーパッカー作/前沢明枝訳
ほるぷ出版 定価1,365円(税込) 2008.07 164ページ ISBN 978-459353452
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"The Talented Clementine" by Sara Pennypacker
Hyperion Books for Children, 2007
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 主人公クレメンタインは8歳の女の子。両親と、弟と一緒にボストンのマンション
に暮らしている。やること、なすこと、周囲の理解を超えているうえに、1つのこと
に集中するのが大の苦手で、授業の邪魔をしては校長室で反省させられる毎日だ。で
も、いつだって自分なりの理由があって行動しているので、どんなにしかられたって
へこたれない。だから、先生たちも彼女にはもうお手上げ。そんなクレメンタインが、
学校のかくし芸大会に出ることになった。ところが、クラスのみんなはさっさと出し
物を決めたのに、クレメンタインだけが決まらない。得意なことがまったく思いつか
ず、すっかり落ち込んでしまった。それを見かねた親友マーガレットが、タップダン
スを教えようとする。クレメンタインは大喜び。早速、マンション管理組合のビール
24本をこじあけると、ビンの王かんを超強力接着剤でスニーカーの裏に貼り付けてし
まった。お手製タップシューズというわけだ。でも、ビールのことでパパたちに怒ら
れるわ、ステップが覚えられずにマーガレットにあきれられるわ……で、結局断念。
とうとう、舞台に立つ日がきてしまった。
 何の能力もないと落ち込むクレメンタインだが、やがて自分のよさに気づき、立ち
直っていく。その支えとなるのが、クレメンタインの奇抜な発想やとっぴな行動を、
娘の個性であり才能だと信じる両親の深い愛情だ。クレメンタインのように個性の強
い子どもが理解されにくいことはよくある。だが、両親はクレメンタインをあるがま
まに愛し、もっと自信を持っていいのだと励まし続ける。そんな親子の姿に強いきず
なを見ると同時に、自分自身はわが子をこんな風に愛せているだろうかと反省もさせ
られた。物語後半、両親以外にもクレメンタインをわかってくれる人が現れ、彼女を
応援する読者としてうれしくなった。作者自身の子どもたちがモデルだけあって、主
人公のような子どもたちに対する作者の温かいまなざしも感じられる。子どもの個性
を理解し信じることの大切さを教えてくれる1冊だ。すでに米国で出版されている第
3巻が、日本でもこの12月に邦訳となって登場する。次はどんな活躍をクレメンタイ
ンがみせてくれるのか、今から楽しみである。

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【作】サラ・ペニーパッカー(Sara Pennypacker):米国生まれ。マサチューセッツ
州在住。もともとは水彩画家だったが、子どものホームスクーリングをきっかけに、
児童書に興味を持ち、作家へ転向。『クレメンタイン1 どうなっちゃってるの!?
クレメンタイン』でボストングローブ・ホーンブック賞オナーになり、絵本 "Pierre
in Love" ではゴールデン・カイト賞を受賞した。

【訳】前沢明枝(まえざわ あきえ):東京都青梅市在住。英米児童文学の紹介をす
るかたわら、武蔵野美術大学などでも教えている。訳書に、全米図書賞児童書部門最
終候補作品『もう、ジョーイったら! 1 ぼく、カギをのんじゃった!』(ジャッ
ク・ギャントス作/徳間書店)や、ニューベリー賞受賞作品『バドの扉がひらくとき』
(クリストファー・ポール・カーティス作/徳間書店)などがある。

【参考】
▼サラ・ペニーパッカー公式ウェブサイト
http://www.sarapennypacker.com/

                               (加賀田睦美)

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『バンパイア・ガールズ no.1:あの子は吸血鬼?』
シーナ・マーサー作/田中亜希子訳
理論社 定価1,365円(税込) 2008.08 279ページ ISBN 978-4652079386
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"My Sister the Vampire, Book 1: Switched" by Sienna Mercer
Harper Trophy, 2007
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 フランクリン中学に転入してきたオリビア・アボット。この学校にはゴス・ファッ
ションの生徒がやけに多い。ピンクのワンピースのオリビアは、自分だけ浮いてるよ
うで不安になる。でも廊下で出会ったアイビー・ベガは、見た目はゴスだけどオシャ
レで親切な女の子だった。ビースト〈けだもの〉と呼ばれる4人組にからまれている
ときにも助けてくれた。オリビアはアイビーに親近感を持つ。
 アイビーの〈しっかりメーク〉のおかげでわかりにくいけれど、ふたりの顔はそっ
くりだった。どちらも養女で、実の両親から贈られた指輪を持っていた。世界にひと
つしかないはずの指輪は色も形もおどろくほど似ていた。そして誕生日も同じ! そ
う、ふたりはふたごの姉妹だったのだ。たちまち意気投合したふたりは、アイビーの
天敵、シャーロットをだましてやろうと入れかわりを計画する。
 ゴス・ファッションとは吸血鬼などを連想させるメークと白黒ファッションのこと
をいう。そんなゴスのアイビーは、ビーストたちを〈必殺横目にらみ〉で追っ払うク
ールな女の子。一方、チア・リーダーのオリビアはいつも笑顔で元気いっぱい。顔は
そっくりでも、性格がまったく違うふたりが入れかわるのだから大変だ。笑うのが苦
手なアイビーが、顔をひきつらせながら笑顔の練習をする様子には思わず笑ってしま
う。オリビアたちのファッションや、シャーロットとのチア・リーディング対決など、
同年代の女の子があこがれる要素もたくさん詰まっている。意外にシャイなアイビー
の恋にまつわるシーンは、コミカルでありながら、アイビーのときめきが伝わってき
て女の子はワクワクするだろう。
 ふたりの入れかわりは、ハラハラの連続だ。アイビーはオリビアにかわってチア・
リーディングができるのか、アイビーの親友ソフィアのまえで、オリビアはアイビー
になりきれるのだろうか。ゴスの会議のあやしげな雰囲気や、天敵のようにニンニク
を毛嫌いするアイビーの様子など、ゴスの子たちにはなにやら秘密があるらしい。先
が気になりページを繰る手も早くなる。
 最後まで読み終わってもあかされない謎も残る。次作の邦訳が待ち遠しい。

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【作】シーナ・マーサー(Sienna Mercer):カナダ、トロント在住。この "My
Sister the Vampire" は米国でシリーズ化され、4巻まで出版されている。本書は初
の邦訳作品。

【訳】田中亜希子(たなか あきこ):千葉県出身。訳書に『秘密の島のニム』(ウ
ェンディ・オルー作/あすなろ書房)、「魔女ネコ日記」シリーズ(ハーウィン・オ
ラム作/サラ・ウォーバートン絵/ポプラ社)など、共訳に「魔使い」シリーズ(ジ
ョゼフ・ディレイニー作/金原瑞人共訳/東京創元社)など多数。

【参考】
▼シーナ・マーサー紹介ページ(HarperCollins 内)
http://www.harpercollins.com/authors/31630/Sienna_Mercer/index.aspx

▽田中亜希子訳書リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/int/ls/atanaka.htm

▽本誌2001年12月号「新人応援!」(訳者インタビュー)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2001/12a.htm#sinjin

                                (石井柚実)

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『あたし、のろわれてるの?』(仮題) ケイティー・デーヴィス作
"The Curse of Addy McMahon" by Katie Davis
Greenwillow Books, 2008 ISBN 978-0061287114
288pp.
Amazonで詳細を見る

 あたしはアディー。特技はイラストと文章をかくことで、校内新聞に載せたインタ
ビューの評判は上々。でも最近トラブル続きなの。大嫌いなクラスメートに、ファー
ストブラのことでからかわれるし、ママの恋人ジョナサン(すごく嫌なヤツ)はうち
に入り浸り。そのうえ、ちょっとしたミスで親友を怒らせちゃったものだから、もう
大変! 口もきいてもらえないの。おばあちゃんが言うには、ひいおじいちゃんがそ
の昔、妖精の木を切り倒した時から、うちの家族はのろわれてるんだって。ママはそ
んなのうそだって笑うけど、あたし、絶対にのろわれてると思う!
 6年生のアディーによる、コミック風の絵とテンポのいい語りで、話は展開する。
母親の恋人に対する反発、馬が合わない同級生との確執、親友との仲たがい……。ア
ディーの日常には悩みが絶えない。小さなトラブルに満ちた日々をおくる子どもたち
は、そんなアディーの姿に自分を重ね合わせ、共感を持って読み進めるはずだ。「あ
たしのせいじゃない」「わざとじゃない」が口癖のアディー。けれど、降りかかる困
難を乗り越えようと奮闘するうちに、自身の言動には責任が伴うことを学び、周りの
人々の気持ちにまで目を向けるようになる。子どもは学校や家庭というごく小さな世
界で、数々のつまずきに直面しながら、大切なことを学んでいくものだ。そんな誰も
が通る成長の一過程を、作者は温かく描いている。
 主人公の成長にとりわけ一役買っているのはジョナサンだ。父親を亡くした悲しみ
が癒えていないアディーには、家族の一員であるかのような顔をするジョナサンが許
せない。そんな胸のうちをぶちまけるアディーを、ジョナサンが真摯に受け止める場
面は、ぐっと胸に迫ってくる。大人の誠実な振る舞いが、子どもの成長を後押しする
のだと気づかされ、身の引き締まる思いがした。
 随所に散りばめられたコミカルな絵は、絵本作家として定評を得ている作者の面目
躍如だ。イラストに引きつけられて、活字が苦手な子どもたちも手に取りやすいので
はないだろうか。今どきの等身大な女の子、アディーの語りに笑いながら、元気をも
らえる1冊で、アディーと同じ年頃の女の子には、特におすすめしたい。

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【作】Katie Davis(ケイティー・デーヴィス):米国ニューヨーク州生まれ。ボス
トン大学を卒業後、広告の仕事を経て、自作の絵をつけた陶磁器を販売する会社を設
立する。1998年に絵本 "Who Hops?" を出版。その後も "I Hate to Go to Bed!"、
"Scared Stiff" など多数の絵本を出している。本書は初めての読み物で、邦訳はま
だない。

【参考】
▼ケイティー・デーヴィス公式ウェブサイト
http://www.katiedavis.com/main.htm

                                (佐藤淑子)

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●特別企画2新人応援! 読後アンケートより
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 メルマガ9月号の「新人応援! 読後アンケート」へのご協力、ありがとうござい
ました。おかげさまで、地方・海外在住の方を含め、たくさんのご回答をいただきま
した。やまねこ翻訳クラブ会員ではない方々からの回答も多かったことはたいへんう
れしく、当メルマガがさまざまな方から注目されていることをあらためて感じるとと
もに、一同身の引き締まる思いでおります。
 いただいたご回答の中から、メルマガへの掲載を許可下さった方々のご感想、ご意
見をご紹介します。なお、あらかじめお知らせしたとおり、個人や企業の不利益を生
じないよう、また誌面の都合上、適宜文言を変更しておりますのでご了承下さい。漢
字などの表記につきましては、当誌の表記基準に揃えさせていただきました。

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        ☆☆新人応援! 読後アンケート 回答結果☆☆        

★ご意見・ご感想★

☆丁寧にほかの方の参考になるようにと答えられているところが好感がもてました。

☆とても的を射た質問とお答えでたいへんわかりやすい内容でした。翻訳者を目指し
 ている方々に、大きな励みになるのではないでしょうか。

☆翻訳の学習方法と、持ち込みから出版への経験談がたいへん参考になりました。

☆今回に限らず、皆それぞれ人柄や時期にあった翻訳出版をされているのだと知るこ
 とができ、頼もしい参考であり、励みになります。

☆出版社とコネクションを作りたいと思いつつ、なかなか持ち込みをする勇気がない
 のですが、やはり行動しないとなにも始まらないのだと感じました。また、地道に
 コツコツと勉強していれば、いつか花開くのだとも思いました。なかなか実になら
 ないときでも、あせらずせっせと種をまいておこうと心を新たにしました。

☆これから持ち込みをしようと思う企画があるので、今回の記事は非常にタイムリー
 で興味深いものでした。やまねこ翻訳クラブもずっとメルマガを購読するだけでし
 たが、勉強会や掲示板などに参加することにもチャンスの芽があることがわかり、
 あらためて、アンテナをたくさん張ることが大事だなと思いました。

★不安が解消されなかったこと★

☆地方在住かつ英語以外の外国語なので、情報量が少ない点。情報がもっと入るとう
 れしいのですが。

☆やはり人脈やコネというものは、武器になります。それを遠距離にいて、どう作っ
 ていくかという点。

★回答者の経験談★

☆得意分野を持つとアドバンテージになるように思います。私は児童書のほかに実務
 翻訳をしているのですが、そこから化学の本(児童書)の翻訳を紹介していただき
 ました。

☆私は外国の公立小学校でバイリンガルチューターとして働いています。ある年勤務
 先の小学校に、絵本作家が講演に来てくださり、日本人生徒に同時通訳をしました。
 そのとき、絵本の内容に非常に感動し、翻訳したいという思いを作家に直接伝えま
 した。そして数回のメール交換後、ご本人の了解を得て、たくさんの人の協力のお
 かげで翻訳出版することができたのです。

☆海外在住のため、最初は好きな本を買っては読んで、気に入れば一部を訳して日本
 に送り、知り合いに頼んで徹底的にチェックしてもらい、直して再度見てもらうと
 いう、添削のような形で翻訳の勉強をしました。その中で持ち込みを検討していた
 本があったのですが、訳が完成する直前に翻訳出版されてしまいました。しかし、
 プロが訳した本と自分の訳とを比較することで、自分の長所、短所を発見する機会
 になり、これがモチベーションとなって行動を起こせたのです。自分がやりたいこ
 とを手紙に書き、これまで練習で訳したものの一部を添付して出版社数社に送った
 ところ、すぐに2社から連絡をいただきました。一時帰国の際、1社の編集者とお
 会いでき、自分の希望を全て伝えると、その場でエージェントを紹介してくださっ
 たのです。そこで絵本2冊分の試訳をしたものが採用されて、デビューにいたりま
 した。

☆海外の書店でたまたま手に取った作品が非常に気に入り、著者に手紙を書くことか
 らすべてが始まりました。とても好意的なお返事をいただいて、なんとしても翻訳
 出版したいとコツコツ訳していきました。シノプシスは、訳出をすべて終えてから
 書きました。持ち込み3社目で出版が決まりました。まず、作品を紹介したいと手
 紙を書いたところ、電話で連絡があり、シノプシスと全訳を送付しました。在住地
 と出版社の所在地は遠距離でしたが、地理的なハンディはあまり感じませんでした。
 担当編集者とは電話、ファックス、メールでやりとりし、ときどき出張で近くにい
 らした時に、喫茶店などで打ち合わせをしました。初校が出たあと、私の方から申
 し出て出版社まで足を運びました。やはり、お会いして細かい打ち合わせをしたい
 と思ったからです。そのときは会議室にこもって、担当編集者と5時間ぐらい打ち
 合わせをしました。そういった経緯で出版、デビューに至りました。

★後進へのアドバイス★

☆まずアクションを起こしてみることでしょう。何もしないと何も起こらないので。
 そして、いうまでもなく翻訳の勉強と、根気。

☆たくさんの良い絵本に出会うこと。良いものや感動する絵本に出会えることが、翻
 訳出版への情熱を後押ししてくれると思います。

☆自分でやりたいことがはっきりしていると大きな強みになります。児童書といって
 もそれぞれ好きな分野があると思うのですが、細かい部分にまでこだわり、特定の
 分野のさまざまな本を知っていることは、ひとつの専門知識です。編集者が比較検
 討しやすい情報を提供することができますし、得意分野があれば自分をアピールし
 やすいのも確かです。
 練習のために気に入った本を訳していた中のひとつがたまたま児童文学賞を受賞し
 たので、親しい編集者に訳を見せたらそのまま採用されたという経験もあります。
 ですから、常に勉強を続けていること、いい人間関係を築いておくことはとても大
 切です。どんなことが仕事につながるかわかりません。今の段階では直接仕事につ
 ながらなくても、目先の利益にとらわれず、できることに真剣に取り組む。これは
 とても重要なことだと思います。

★回答者からの質問★

 先月号の「読者の広場」で、スペイン語の勉強会についての質問にお答えしました
が、アンケートではその他にもいくつか質問が寄せられました。
 やまねこ会員たちの経験談を総合して、ここで担当者からまとめてお返事させてい
ただきます。

Q. 翻訳に際しての苦労した部分や単語など(細かい部分)が知りたい。そして、そ
 ういった困難をどうやって克服したかという体験談を聞きたい。

A. 細かい話は個人的なことも含まれるので記事にはできませんが、そういったこと
 を知識として修得したいと思ったら、実際に勉強会に参加したり、同じ目的を持っ
 た仲間が集まる掲示板で話題にするのが近道です。当クラブは、そうした勉強や交
 流によって知識を増やし、仲間を増やし、夢を実現して行く場としての役割も担っ
 ています。オープン掲示板(喫茶室、読書室)でもある程度の質問はできるので、
 まずは気軽にそちらをご覧ください。

Q. 絵本の翻訳の場合のシノプシスの書き方を知りたい。また、持ち込みには試訳と
 原書のコピーをつけたほうがいいのか。

A. シノプシスの書き方については、当誌2005年11月号特別企画「みんなどんなシノ
 プシスを書いてるの?〜やまねこ会員アンケート〜」が参考になると思います。な
 お、絵本の場合は全訳をつけることが多いようです。当誌のバックナンバーはすべ
 て公開されているので、さまざまな情報を有効にご活用ください。

Q. 企画を持ち込みする場合、版権の空き状況は調べておくのがマナーなのか。

A. 版権を調べることは、個人では限界があります。とはいえ、持ち込みをする際は、
 日本でまだ翻訳出版されていないかどうかをインターネットなどで調べることが最
 低限必要です。翻訳書の多い有名作家の作品や、海外のベストセラーで日本でも話
 題になっているものは、出版されていなくても企画が進行中の場合が多いので、話
 題性などの情報もできる限り調べたほうがいいでしょう。その後シノプシスをつく
 って持ち込み、出版が検討されることになってから、出版社サイドで版権を調べる
 という経緯が一般的と思われます。その時点でもし版権が空いていなかったとして
 も、それは自分に本を選ぶ目があったのだと考えて、次に進むモチベーションにし
 ましょう。そういった作品を持ち込んだことで先方の記憶に残る場合もありますし、
 シノプシスの作成も試訳も、勉強と考えれば決して無駄にはなりません。

Q. 版権を取得してから出版に至るまでの期間はどれくらいか。校正は何回ぐらいか、
 校閲者がいるのかどうかなども知りたい。

A. これらの状況はさまざまです。たとえば季節が色濃く出ている作品ならその時期
 の出版を目指して期間を逆算する場合もあるでしょうし、話題性や時期にとらわれ
 ないものなら、版権さえ取れればじっくり時間をかけて取り組めることもあります。
 校正の回数、校閲についても、出版社の方針によっていろいろ違うようです。

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「読者と翻訳に役立つ記事」を作っていくにはと、手探りで取り組んだ今回の読後ア
ンケートですが、思いがけずこのように詳細なご回答を得られたことで、編集部と読
者とのたしかなつながりを実感し、「みんながお互いを高めていく」というひとつの
方向性が見えてきたように思います。
 ご回答下さった方々の中にはすでに訳書をお持ちの方も多く、お忙しい中ご自身の
経験を読者のためにとお話し下さったことにあらためて感謝いたします。みなさんさ
まざまな体験を経てデビューなさったことが手に取るようにわかり、修行中の方にも
すでに訳書をお持ちの方にも参考になる部分がたくさんあるご意見ばかりでした。
 そして、インタビューから読後アンケートまで一貫して言えるのは、やはり「積極
性」と「勇気」のようです。さあ、勇気を出して、積極的に行きましょう!

 ご回答下さったみなさまの今後のご活躍を、心からお祈りします。

 今回の記事を読んで感じられたことがあれば、どうぞ「読者の広場」にお寄せ下さ
い。

                             (構成:冬木恵子)

【参考】
▽月刊児童文学翻訳2005年11月号「特別企画」
「みんなどんなシノプシスを書いてるの?〜やまねこ会員アンケート〜」
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2005/11.htm#kikaku

▽喫茶室掲示板
http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa

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●世界の本棚(スペイン語)●父と娘が向かう、愛のあるところ
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『南へ』(仮題) マヌエル・L・アロンソ作
"Rumbo sur" by Manuel L. Alonso
Edelvives, 2005 ISBN 978-8426359483(Spain)
114pp.
Amazonで詳細を見る

 4年ぶりに再会した父と娘。しかし、そこに喜びの笑顔はない。父フアンは窃盗の
罪で服役し、刑務所から出てきたばかり。生活苦から妻は家を去り、娘のクラーラは
10歳の今まで、里親の家を転々として暮らしてきた。すべての不幸は父のせいだと決
め込んでいるかのように、クラーラの態度は冷ややかでかたくなだ。フアンには親権
が認められていないため、ふたりが一緒にいられる時間はたったの15日間。その時を
特別なものにしたいと、フアンは娘をスペイン南部、アンダルシア地方の海への旅に
誘う。
 しかし、定職がないフアンの所持金はわずかだけ。目的地までの距離は500キロ以
上もあり、ヒッチハイクでの成り行きまかせの旅は無謀でしかない。案の定、ふたり
は空腹、強盗、発熱と、アクシデントに見舞われる。その一方で新たな出会いに恵ま
れ、父と娘の気持ちは少しずつ通いあってくる。ふたりの行く末には、いったい何が
待っているのだろう。
 最愛の娘に背を向けられる――親にとって、これほどつらいことがあるだろうか。
限られた時間の中で、娘に親としての自分を認めてもらいたいと焦る、父フアンの気
持ちが痛いほど伝わってきた。しかし、クラーラの態度にも共感できる。実の母に愛
された記憶もなく、里親の家庭で育ち、父が収監されていたという事実にも、これま
でずいぶん悲しい思いをしてきたに違いない。クラーラが父に心を開かないばかりか、
「父さん」と呼びかけさえしないところにも、その気持ちがにじみ出ているようだ。
だが、父が旅の途中に、また盗みを働いて捕まるのではとクラーラがおびえるのは、
父と引き離されることを何よりも恐れているからだ。ふたりの間には不器用だけど、
確かな愛情がある。お互いがそのことを素直に受け止めれば、悲しい過去を克服でき、
ふたりの前に新たな道が開けるのではないだろうか。
 愛情を実感することで、人は強くなれる。さらに、一緒にいたいと願う気持ちがあ
れば、未来はまったく違った方へ向かうだろう。南への旅と同じように、道は長く険
しく、困難や障害もあるけれど、親子の愛で超えられないものはないはずだ。

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【作】Manuel L. Alonso(マヌエル・L・アロンソ):1948年スペイン、サラゴサ生
まれ。グラナダ在住。書店の店員や新聞記者など、さまざまな職を経験しながら作家
を志す。現在までにスペインで出版された作品は40作以上。2005年、本作で出版社の
ルイス・ビーベス社(Grupo Editorial Luis Vives)が主催するアラデルタ児童文学
賞を受賞した。

【参考】
▼マヌエル・L・アロンソを紹介するウェブサイト(スペイン語)
http://www.mlalonso.com/

                                (井原美穂)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2008年全米図書賞(児童書部門)最終候補作発表(受賞作の発表は11月19日の予定)
★2008年度ドイツ児童文学賞発表
★2008年カナダ総督文学賞(児童書部門)最終候補作発表
                      (受賞作の発表は11月18日の予定)
★2008年スペイン国民児童文学賞発表
★2008年スペイン国民イラスト賞発表
★2009年カーネギー賞ロングリスト発表
★2009年ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト発表
(カーネギー賞および、ケイト・グリーナウェイ賞ショートリストの発表は2009年4
月24日、受賞作の発表は6月25日の予定)
★2008年度ニューヨークタイムズベストイラスト賞発表

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 八ヶ岳小さな絵本美術館
 「メルヘンの国のマイスター―ハンス・フィッシャー展 生誕100年記念」
 美術館「えき」KYOTO
 「絵本の魔術師 エリック・カール展―『はらぺこあおむし』から最新作まで―」
 ちひろ美術館・東京「生誕100年 夢と記憶の画家 茂田井武展」 など

★講演会情報
 岡山子どもの本の会「菱木晃子さん講演会」
 クレヨンハウス「いわむらかずおさん講演会」 など

★イベント情報
 教文館 子どもの本のみせナルニア国「ナルニア国のクリスマス」 など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

                           (笹山裕子/冬木恵子)

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●読者の広場●海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●
 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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     ☆☆ FOSSIL 〜 Made in USA のカジュアルウオッチ ☆☆
「FOSSIL は化石って意味でしょ? レトロ調の時計なの?」 これは創業者の父親が
FOSSIL(石頭、がんこ者)というあだ名だったことから誕生したブランド名。オーソ
ドックスからユニークまで様々なテイストの時計がいずれもお手頃価格で揃います。
2005年より新しいスローガン "What Vintage are you?" を掲げ、更にパワーアップ
した商品ラインナップでキャンペーンを展開。Vintage を表現する重要なツールが
TIN CAN(ブリキの缶)のパッケージです。年間200種類以上の新しいTIN CAN が発表
され、時計のデザイン同様、常に世界中のコレクターから注目を集めています。
http://www.fossil.co.jp/      (株)フォッシルジャパン:TEL 03-5981-5620
                             やまねこ賞協賛会社
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          吉田真澄の児童書紹介メールマガジン
             「子どもの本だより」
     http://www.litrans.net/maplestreet/kodomo/info/index.htm
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★☆       出版翻訳ネットワーク・メープルストリート       ☆★
        http://www.litrans.net/maplestreet/index.htm
新刊情報・イベント情報などを掲載いたします。詳細はmaple2003@litrans.netまで。

       出版翻訳ネットワークは出版翻訳のポータルサイトです
             http://www.litrans.net/ 
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◆次号予告は毎月10日頃、やまねこ翻訳クラブHPメニューページに掲載します。◆
        http://www.yamaneko.org/info/index.htm
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●編集後記●はじめてのレビュアーが3人と、はじめての編集人が1人加わり、フレ
ッシュな号となりました。日々成長していくやまねこ翻訳クラブを、今後ともよろし
くお願いいたします。来月号は、第11回やまねこ賞の発表です。お楽しみに。(う)
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発行人 寺岡由紀(やまねこ翻訳クラブ 会長)
編集人 植村わらび/井原美穂/大原慈省(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 石井柚実 加賀田睦美 金山裕実 かまだゆうこ 児玉敦子 笹山裕子
    佐藤淑子 冬木恵子 三好美香 村上利佳
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
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