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※8月は定期休刊です。次回は2016年9月号になります。どうぞお楽しみに!

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2016年7月号
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  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
   =====☆   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ☆=====
                                No.172
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2016年7月15日発行 配信数 2560 無料
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●2016年7月号もくじ●
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◎賞情報:2016年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞、
                    アムネスティCILIPオナー賞発表!
 カーネギー賞受賞作品レビュー:"One" サラ・クロッサン作
◎注目の本(邦訳絵本):『かえってきたクレヨン』
    ドリュー・デイウォルト文/オリヴァー・ジェファーズ絵/中川ひろたか訳
◎賞速報
◎イベント速報:★やまねこ翻訳クラブ協力企画のお知らせあり★
◎読者の広場

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●賞情報●速報! 2016年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞、
                    アムネスティCILIPオナー賞発表!
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 英国図書館・情報専門家協会(CILIP: The Chartered Institute of Library and
Information Professionals)が主催する、イギリスで最も権威ある児童文学賞、カ
ーネギー賞およびケイト・グリーナウェイ賞が6月20日に発表された。
 また本年より、人権団体 Amnesty International UK との協力で、新たな賞、アム
ネスティCILIPオナー賞(Amnesty CILIP Honour)が設けられた。この賞は、カ
ーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のショートリストを対象に、人権と自由を尊
重するアムネスティの趣旨に照らし合わせて選考され、最もふさわしい作品の作家と
画家それぞれ1名に贈られる。本年の受賞者の発表は、カーネギー賞とケイト・グリ
ーナウェイ賞の発表とともに行われた。
 本号では、各賞の受賞作品を紹介するとともに、カーネギー賞受賞作品のレビュー
もお届けする。

【カーネギー賞】(作家対象)

★The CILIP Carnegie Medal 2016 Winner

  "One" by Sarah Crossan (Bloomsbury)

☆Amnesty CILIP Honour

  "Lies We Tell Ourselves" by Robin Talley (MIRA Ink, HarperCollins)

 カーネギー賞に輝いたのは、学校という外の世界へと足を踏み出した結合双生児を
主人公に据えた意欲作 "One"。Sarah Crossan は2013年、2015年にもショートリスト
入りしている注目の作家だ。詳しくは、本誌今月号のレビューでご紹介する。
 今年初となるアムネスティCILIPオナー賞には Robin Talley のデビュー作
"Lies We Tell Ourselves" が選ばれた。舞台は公民権運動が高まりつつあった1950
年代の米国、ヴァージニア州。白人ばかりの高校に黒人として初めて入学を認められ
た少女 Sarah と、人種統合に猛反対する両親を持つ白人の少女 Linda が出会い、偏
見や差別を乗り越えて心を通わせるようになる。互いへの思いはやがて恋へと発展し
……。人種差別や同性愛をめぐる心の葛藤が、ふたりの少女の視点から描かれた力作
だ。Talley は次の作品の刊行も決まり、今後のさらなる活躍が期待される。

【ケイト・グリーナウェイ賞】(画家対象)

★The CILIP Kate Greenaway Medal 2016 Winner

  "The Sleeper and the Spindle"
             by Chris Riddell, text by Neil Gaiman (Bloomsbury)

☆Amnesty CILIP Honour

  "There's a Bear on My Chair" by Ross Collins (Nosy Crow)

 ケイト・グリーナウェイ賞に選ばれたのは、Chris Riddell の "The Sleeper and
the Spindle"。Neil Gaiman との息の合ったコラボ作品で、『白雪姫』と『眠り姫』
の世界が交錯する現代版おとぎ話を、Riddell の繊細な白黒のペン画が見事に視覚化
している。物語は『白雪姫』の後日談から始まり、結婚式を間近に控えた白雪姫が、
国を救うために甲冑をつけたりりしい姿で隣国へと向かう。一方、隣国では糸車にか
けられた魔法で眠り続ける姫が目覚めのときを待っている。ふたりの姫に小人たち、
魔法など、おとぎ話の要素を残しながら、随所にひねりをきかせたストーリー展開は
斬新で目が離せない。優美で妖しい雰囲気を兼ね備えた大作だ。
 アムネスティCILIPオナー賞には Ross Collins の幼年向け絵本 "There's a
Bear on My Chair" が選ばれた。ネズミのお気に入りの椅子にクマがどっかりと座り
込んでしまったから、さあ大変! 見開きの左ページには、クマを追い払おうと小さ
な体で必死にがんばるネズミ、右ページには小さすぎる椅子に座り、とぼけた表情で
くつろぐクマが対照的に描かれている。リズムよく韻を踏んだ文章にのせて、ネズミ
の奇想天外な作戦が繰り広げられる楽しい絵本だ。相手のことを尊重しつつ、自分の
気持ちもしっかり伝えよう――そんなメッセージ性が評価されての受賞となった。

【参考】
▼カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞公式ウェブサイト
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/

▼同ウェブサイト内、2016年受賞作品発表ページ
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/2016-winners-announced.php

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞について
               (本誌1999年7月号情報編「世界の児童文学賞」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/1999/07a.htm#a1bungaku

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品リスト
                        (やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/carnegie/
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/greenawy/

▽ショートリスト(最終候補作品)一覧(本誌2016年4月号)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2016/04.htm#sokuho2
                               (手嶋由美子)

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★2016年カーネギー賞受賞作品
★2016年CBI最優秀児童図書賞受賞作品

"One" 『ふたりは、ひとり』(仮題)
by Sarah Crossan サラ・クロッサン作
Bloomsbury, 2015, ISBN 978-1408829462 (Kindle)
Bloomsbury, 2016, 192pp. ISBN 978-1408827215 (PB)
(このレビューは Kindle 版を参照して書かれています)
Amazonで詳細を見る

 グレイスとティッピは腰から下を共有している結合双生児。16歳まで自宅で教育を
受けてきたが、父が失職したうえに寄付金が底をつき、生まれて初めて学校に通うこ
とになった。じろじろ見られ、心無い言葉を投げつけられるにちがいない……。学校
生活は覚悟していたとおりだったが、思いがけず素敵な出会いがあった。案内役のヤ
スミンとその友人ジョンが気さくに接してくれたのだ。初めてできた友人との絆が深
まっていく一方で、父は再就職がままならず酒に逃げ、母まで解雇され、一家の経済
状況はさらに悪化していく。グレイスたちは、見世物にされる気がしてマスコミを拒
み続けてきたが、家計を救うために密着取材を承諾する。大金を手に入れ、誠実な撮
影に安心したのもつかの間、ふたりの体は限界を迎えていた。このまま死を待つか、
ごくわずかな生存の可能性にかけて、分離手術を受けるか。ふたりは決断を迫られる。
 本書は結合双生児のグレイスを語り手に据え、その心の声を自由詩で表現したもの
だ。詩で書かれた小説の受賞は、カーネギー賞史上初めて。短い章立てや頻繁な改行
に読みはじめこそ戸惑ったが、生き生きと描かれる少女の心情にすぐに引き込まれた。
外の世界に恐れを抱き、初めて知る友情と恋に胸をときめかせ、家族を気遣いつつ、
健康に不安を覚えるという、等身大の姿が目に浮かんできた。
 作者はドキュメンタリー番組を見て、結合双生児に関心を持ったという。そして綿
密なリサーチを重ねて、リアルな姿を追求した。好奇や憐れみのまなざしを向けられ、
「どうして分離手術をしないの?」とたびたび問いかけられ、グレイスたちはときに
憤り、ときにうんざりする。興味も関心も違うふたつの人格が体を共有するのだから、
不自由さを感じることは確かにある。それでもなお、ふたりにとって、一緒にいるこ
とが自然で幸せなのだ。分離を望まないという結合双生児の深い絆に驚かされると同
時に、できるなら分離が当然だと決めつけていた自分に気づかされた。
 知らず知らずのうちに人は先入観にとらわれていること、物事はさまざまな見方が
できるのだということを、稀有な体を持つ主人公だからこその視点で、本書は訴えか
けてくる。

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【作】Sarah Crossan(サラ・クロッサン):アイルランドのダブリン生まれ。米国
で英語教師として勤めた後、専業作家になる。2013年にデビュー作 "The Weight of
Water"、2015年に "Apple and Rain" が、カーネギー賞ショートリスト入りを果たす。
後者は2016年チルドレンズ・ブック賞高学年向け部門も受賞。邦訳はまだない。現在、
夫と娘とともにロンドン近郊に在住。

【参考】
▼サラ・クロッサン公式ウェブサイト
http://www.sarahcrossan.com/

▼サラ・クロッサン寄稿記事(The Guardian ウェブサイト内)
https://www.theguardian.com/childrens-books-site/2015/oct/13/sarah-crossan-
conjoined-twins-research-one

                                (森井理沙)

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●注目の本(邦訳絵本)●箱に帰りたいクレヨンたちから手紙がきた!
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『かえってきたクレヨン』
ドリュー・デイウォルト文/オリヴァー・ジェファーズ絵/中川ひろたか訳
WAVE出版 定価1,500円(本体) 2016.06 39ページ ISBN 978-4872909296
"The Day the Crayons Came Home"
Text by Drew Daywalt, illustrations by Oliver Jeffers
Philomel Books, 2015
★2016年CBI最優秀児童図書賞ショートリスト作品
★2016年ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト作品
Amazonで詳細を見る  hontoで詳細を見る

 昨年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書となった『クレヨンからのおねが
い!』(木坂涼訳/ほるぷ出版)の続編が登場。お兄ちゃんにもらったクレヨンでお
絵描きをしていたダンカンのもとに、絵はがきの束が届いた。なになに、「いえにか
えりたい」「たすけてよ」「こまってます」……。たいへん! いつの間にかなくし
てしまったクレヨンたちから、助けを求めるはがきが送られてきたのだ。ソファの上
に置き去りにされたまま、パパのお尻でポッキリやられてしまったという、えびちゃ
色。アスファルトの上に放置され、照りつける太陽に溶かされてお互いにくっついて
しまった黄色とだいだい色。ポケットに入ったまま洗濯されたあげく、乾燥機にまで
かけられた空色は、くさい靴下にすっかりこびりついちゃった。大切にしてあげられ
なかったクレヨンたちのこころの叫びに気がついたダンカン。さあ、いったいどうす
る?
 クレヨンたちが箱の中から不平不満を訴えた前作に対して、本作では箱に帰れない
クレヨンたちが、持ち主への不満をぶつける。見開きページに、それぞれの色で書か
れた手紙と、彼らの困っているありさまが描かれる構成は前作と同様だ。日本ではあ
まり見かけない珍しい色のクレヨンたちも登場する。えびちゃ色、まめみどり色、ネ
オンレッドに蛍光みどり……。それだけでも日本の子どもたちの興味を引きそうだが、
世界の街や風景の写真を使った絵はがきが、よりいっそう異文化の空気を感じさせて
くれる。クレヨンたちが陥っている気の毒だけどありがちなシチュエーションにも、
思わずうなずいて笑ってしまう。そこここに散りばめられた、訳者中川ひろたかさん
によるダジャレも秀逸だ。かわいくて愉快なクレヨンたちの悩みに、ぜひ耳を傾けて
みてほしい。

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【文】ドリュー・デイウォルト(Drew Daywalt):脚本家や演出家として実績を積み
ながら、ホラー好きが高じて YouTube チャンネルでホラー映画を製作していた。
2014年、絵本作家としてのデビュー作 "The Day the Crayons Quit"(『クレヨンか
らのおねがい!』オリヴァー・ジェファーズ絵/木坂涼訳/ほるぷ出版)でE・B・
ホワイト賞絵本部門を受賞。家族とともにカリフォルニア在住。好きな色は黒。

【絵】オリヴァー・ジェファーズ(Oliver Jeffers):北アイルランド出身のアーテ
ィスト。広告デザインや絵画など、各方面で活躍している。『みつけたよ、ぼくだけ
のほし』(三辺律子訳/ヴィレッジブックス)で絵本作家デビュー。以来、手掛けた
絵本は数々の賞を受賞しており、『まいごのペンギン』(三辺律子訳/ヴィレッジブ
ックス)は英国でアニメ化されている。ニューヨーク在住。

【訳】中川ひろたか(なかがわ ひろたか):埼玉県出身。保育士の経歴をもち、絵
本作家やシンガーソングライターとしてイベントを行うなど多方面で活躍中。鎌倉で
絵本カフェ「SONG BOOK Cafe」を経営している。『さつまのおいも』(村上康成絵/
童心社)で絵本作家としてデビューし、2004年に発表した『ないた』(長新太絵/金
の星社)で第10回日本絵本賞大賞を受賞。

【参考】
▼"THE CRAYONS BOOKS" 作品公式ウェブサイト
http://www.crayonspicturebooks.com/

▼ドリュー・デイウォルトのインタビュー記事(Reading Rainbow ウェブサイト内)
https://www.readingrainbow.com/site/blog/2015/03/03/day-crayons-quit-author-
drew-daywalt-joys-challenges-writing-reading/

▼オリヴァー・ジェファーズ公式ウェブサイト
http://www.oliverjeffers.com/
http://oliverjeffersworld.com/ (主に子ども向け)

▽オリヴァー・ジェファーズ作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/author/j/ojeffers.htm

▽『クレヨンからのおねがい!』レビュー
             (本誌2014年10月号「特別企画 レビューを書こう」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2014/10.htm#hehon

                                (安田冬子)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2016年ローカス賞YA部門受賞作品発表
★2016年銀の石筆賞発表(金の石筆賞の発表は10月4日の予定)
★2016年銀の絵筆賞、銀のパレット賞発表
            (金の絵筆賞と金のパレット賞の発表は9月21日の予定)
★2016年ブランフォード・ボウズ賞発表

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 厳州ギャラリー「西アフリカから絵本が来たよ! アフリカの絵本ってどんなの?」
 板橋区立美術館「2016イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」 など

★講演会情報
 クレヨンハウス「いとうひろしさん講演会」
 福島県立図書館「ブラジルの絵本作家ホジェル・メロ――本、それは差異の迷宮」
                                    など

★イベント情報
 岡山・京都・福岡・札幌「2016こどもの本ブックフェア」
 福岡アジア美術館「おいでよ!絵本ミュージアム2016」 など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

★★やまねこ翻訳クラブ協力企画のお知らせ★★

「読書探偵作文コンクール2016」
  主催 読書探偵作文コンクール事務局
  協力 翻訳ミステリー大賞シンジケート、やまねこ翻訳クラブ

 いつも「読書探偵作文コンクール」にご協力いただき、ありがとうございます。お
かげさまで、今年で7回目の開催となりました。
 7月1日から募集を開始しており、締切は9月23日です。
 詳しくは読書探偵作文コンクールのウェブサイトをご参照ください。
 ツイッター、フェイスブックページでも随時情報を提供していますので、どうぞご
利用ください。

読書探偵作文コンクール公式ウェブサイト
http://dokushotantei.seesaa.net/

読書探偵作文コンクール公式ツイッター
https://twitter.com/Dokusho_Tantei

読書探偵作文コンクールフェイスブックページ
https://www.facebook.com/dokushotantei

 お子さんに、お友だちに、お知り合いに、ぜひお知らせください!

                          (山本真奈美/冬木恵子)

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●読者の広場● 海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●

 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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           ・☆・〜 次 号 予 告 〜・☆・

 詳細は10日頃、出版翻訳ネットワーク内「やまねこ翻訳クラブ情報」のページに掲
載します。どうぞお楽しみに!
          http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/

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▽▲▽▲▽   海外児童書のシノプシス作成・書評執筆を承ります   ▽▲▽▲▽

  やまねこ翻訳クラブ(yagisan@yamaneko.org)までお気軽にご相談ください。

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    ☆☆ FOSSIL 〜 Made in USA のライフスタイルブランド ☆☆
 独創的なデザインで世界120ヶ国以上で愛用されているフォッシルはアメリカを代
表するライフスタイルブランドです。1984年、時計メーカーとして始まったフォッシ
ルは時計をファッションアクセサリーのひとつと考え、カジュアルでポップなライン
からフォーマルなシーンにも使えるアイテムまで、年間300種類以上のモデルを発売
し続けています。またフォッシル直営店では、時計以外にもレザーバッグや革小物な
どのラインを展開しています。
TEL 03-5992-4611
http://www.fossil.com/      (株)フォッシルジャパン:やまねこ賞協賛会社
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★☆     出版翻訳ネットワークは出版翻訳のポータルサイトです     ☆★
             http://www.litrans.net/
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     ★☆メールマガジン『海外ミステリ通信』 隔月15日発行☆★
          http://honyakuwhod.blog.shinobi.jp/
未訳書から邦訳新刊まで、あらゆる海外ミステリの情報を厳選して紹介。翻訳家や
編集者の方々へのインタビューもあります!    〈フーダニット翻訳倶楽部〉
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★広報ブログ「やまねこ翻訳クラブ情報」(litrans グループ ブログ内)
                  http://litrans.g.hatena.ne.jp/yamaneko1/
 ※各掲示板の話題やクラブの動きなど、HOTな情報をご紹介しています。

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●編集後記●今年からカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞に新たな賞が加わり
ました。人権団体アムネスティの視点で選ばれるこの賞、来年も注目です。巷はもう
すぐ夏休み。ゆっくり本の世界にひたるのもいいですね。熱中症対策を十分になさっ
て、素敵な夏をお過ごしください。(か)
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発 行 やまねこ翻訳クラブ
編集人 蒲池由佳/三好美香(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 赤塚きょう子 牛原眞弓 尾被ほっぽ 岡田衣央 加賀田睦美
    かまだゆうこ 小島明子 佐藤淑子 手嶋由美子 平野麻紗 冬木恵子
    増山麻美 森井理沙 安田冬子 山本真奈美
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
    からくっこ くらら ながさわくにお みちこ
    html版担当 shoko
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・このメールマガジンは、「まぐまぐ」( http://www.mag2.com/ )を利用して配信
しています。購読のお申し込み、解除もこちらからどうぞ。
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・ご意見・ご感想は mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せください。
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