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2022年3月号
   =====☆                    ☆=====
  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
   =====☆   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ☆=====
                                No.211
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2022年3月15日発行 配信数 2480 無料
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●2022年3月号もくじ●
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◎この人に聞きたい! やまねこ会員インタビュー:
             第5回 安田冬子さん/山本真奈美さん/山本みきさん
◎この人に聞きたい! 連動レビュー:
 『おじさんのぼうしはどこいった?』
      ジョアン・L・ノドセット文/フリッツ・シーベル絵/やすだふゆこ訳
 『いわじいさんはうんとながいき』 デブ・ピルッティ文・絵/やまもとまなみ訳
 『すきなものみっつ なあに』
         ウェンディ・メドゥール文/ダニエル・イグヌス絵/山本みき訳
◎注目の本(未訳読み物):"The Crossing" マンジート・マン作
◎mikiron の親ばか絵本日誌:第7回 『バーナバスのだいだっそう』
◎賞速報
◎イベント速報
◎読者の広場

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●この人に聞きたい! やまねこ会員インタビュー●
             第5回 安田冬子さん/山本真奈美さん/山本みきさん
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 本コーナーでは、やまねこ翻訳クラブでの経験を生かしながら活動している会員に
話を聞いていきます。今回は子育て真っ最中ながら、やまねこの運営スタッフとして
も活躍し、2020〜21年に続々と絵本で訳書デビューされた安田冬子さん、山本真奈美
さん、山本みきさんの3名にオンライン形式でインタビューを行いました。

【安田冬子(やすだ ふゆこ)さん】
 東京都生まれ。育児の傍ら、翻訳の勉強を始める。通信講座などで本格的に児童文
学の翻訳を学びつつ、自ら絵本の原書を取り寄せて研究、企画を練る。2021年、『お
じさんのぼうしはどこいった?』(ジョアン・L・ノドセット文/フリッツ・シーベ
ル絵/出版ワークス)でデビュー。

【山本真奈美(やまもと まなみ)さん】
 栃木県生まれ。ファンタジーを愛好し、『妖精王の月』(O・R・メリング作/井
辻朱美訳/講談社)をきっかけに妖精の世界に憧れを抱く。19歳のときワーキング・
ホリデーでアイルランドに滞在し、妖精伝説ゆかりの地を訪ねた。2021年、『いわじ
いさんはうんとながいき』(デブ・ピルッティ文・絵/潮出版社)でデビュー。

【山本みき(やまもと みき)さん】
 岐阜県生まれ。2020年、『どうして?』(アダム・レックス文/クレア・キーン絵
/化学同人)でデビュー。映画との出合いから学生時代にフランス語を習得した経験
が実を結び、2021年にフランスの絵本『はるのクリスマス』(ティエリー・デデュー
文・絵/化学同人)を訳した。本誌にて「mikiron の親ばか絵本日誌」を好評連載中。

■コンペや持ち込み、デビューのきっかけは三人三様

Q★みなさん、訳書の刊行おめでとうございます。まずはデビューの経緯をそれぞれ
お聞かせください。

【安田冬子さん】(以下【安】)私は持ち込みです。大好きなフリッツ・シーベルの
作品を発掘する中でこの絵本と出合いました。まずは冷静に作品を評価して、普遍的
なテーマが現代の日本の子どもたちにも受け入れられると思ったので、お世話になっ
ている翻訳家の先生に持ち込み先を紹介していただき、2社目で採用となりました。

【山本真奈美さん】(以下【山(真)】)金原瑞人先生の翻訳講座を通じて参加した
コンペがきっかけです。定期的に開催されているコンペで、もう10回以上挑戦しては
不採用。さすがに心が折れかけていたときに、ようやく通って初の訳書が出せました。

【山本みきさん】(以下【山(み)】)私は『ほんやく日和』という同人誌で、版権
が切れた海外の未訳絵本を訳しています。そこのメンバーから「知人の編集者が絵本
の訳者を探している」と声をかけられ、試訳を送ったところ採用となりました。

■翻訳との出合い、やまねこでの文章修業

Q★なぜ児童書の翻訳を目指すようになったのですか?

【山(み)】子どものころから読書好きで、とくに10歳のときに『赤毛のアン』を読
んでから、自分とは世界が違う外国の物語に夢中になりました。母の影響で英語も好
きだったので、翻訳家という職業に自然と憧れを抱くようになりました。

【山(真)】私は英語が苦手でした(笑)。でも中学生のときに観た映画『ロード・
オブ・ザ・リング』に衝撃を受けて。原作を読んでから海外児童文学が大好きになり、
英語を必死に勉強して、それ以来、夢はずっと翻訳家です。

【安】大学時代、友人と遊学館の絵本翻訳コンクールの課題本を訳してみたのが翻訳
を意識し始めたきっかけです。そのときは応募に至りませんでしたが、結婚を機に仕
事を辞めてから、心のどこかで憧れていた児童文学翻訳の道を目指すようになりまし
た。手探りで勉強を続け、15年ほど経ってようやくスタートラインに立てました。

Q★やまねこ翻訳クラブに入会したきっかけと、クラブの活動で役に立ったことは?

【山(真)】私は翻訳学校の恩師のすすめで、2012年に入会しました。やまねこでは
多くの勉強会が行われていますが、まず参加したのが「いたばし国際絵本翻訳大賞」
の事後勉強会です。やまねこの中でも人気の勉強会で、毎年恒例になっていますね。

【安】私もいたばしの勉強会に参加したくて入会しました。いたばしのコンテストは、
応募するまでに2〜3か月、その後の勉強会も含めるとさらに長い期間ひとつの作品
とじっくり向き合うので、本当に得るものが多いですね。

【山(真)】安田さんは私が初めて進行役を務めた勉強会に参加されたので、よく覚
えています。

【山(み)】いたばしの勉強会では、私もおふたりとご一緒しましたね! 自分以外
の訳文や作品解釈に触れて、すごく刺激を受けました。入会直後の参加でしたが、参
加メンバーと連帯感が生まれたのも楽しくて。それまでは児童書翻訳に憧れつつも、
狭き門だと思って尻込みしていたのですが、思いきって入会してよかったです。

【山(真)】同じ志を持つ仲間と出会って切磋琢磨し合えるのも、やまねこのよさで
すよね。私は勉強会の進行役を務めたことがきっかけで、やまねこのメールマガジン
で記事も執筆するようになり、文章力がすごく鍛えられました。文章の書きかたは全
部やまねこで学んだくらいです。

【山(み)】メルマガの原稿を書くと、文章を簡潔にまとめる力はもちろん、調べも
ののスキルや文字表記のルールも身につきますよね。

■やまねこ運営から広がる人脈

Q★みなさん、今はやまねこの運営スタッフとしても活動されていますね。

【山(真)】翻訳や児童書関連のイベント情報を集めて掲示板(※1)に載せる、イ
ベント担当をしています。全国各地の施設と連絡を取るうちに、クラブの名前を覚え
ていただけるようになりました。先方がすでにご存じだと、さらにうれしいです!
(※1)http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

【安】私は学習室(※2)の担当をしています。これまでは参加する一方だった勉強
会を、裏方で支えて恩返しできればと思って引き受けました。
(※2)http://www.yamaneko.org/gakushu/index.htm

【山(み)】私は、やまねこ賞(※3)の関連でスタッフ募集があったときに応募し
ました。今は会計担当もしています。メールを通じてですが、会員ひとりひとりとや
り取りできるのが楽しいですね。
(※3)http://www.yamaneko.org/bookdb/award/yn/index.htm

【山(真)】コロナ以前は、リアルの場で交流する機会もたくさんありましたよね。
オフ会も多くて、そうそうたる翻訳家の方々と直接お話しできたのが印象的でした。

【安】読書会イベントなんかもあって楽しかったですよね。

【山(真)】そうですね。書店で絵本の読み聞かせを行う「おはなしこねこの会」と
いう活動もあって、そこでベテランの先輩方に、翻訳にまつわる悩みを相談させても
らったこともありました。翻訳のプロの方々とご縁が広がるのは、やまねこならでは
ですね。コロナが収束したら、リアルの場でのイベントも戻ってくると思いますよ。

■ここが好き! 海外絵本の魅力

Q★みなさん絵本での訳書デビューですが、海外の絵本の魅力は何でしょうか?

【山(み)】日本の絵本よりも、「多様性」がよく描かれていると感じます。ひとり
親家庭の子どもが主人公だったり、登場人物の肌の色も文化もさまざま。日本の子ど
もたちにとって、外の広い世界に目を向けるきっかけになるといいなと思います。

【山(真)】戦争や移民問題、LGBTQなどの複雑なテーマも、海外の作品だと心
理的な距離が少し取れて、リアルすぎないので子どもに手渡しやすい気がしますね。

Q★みなさんが好きな海外の絵本を教えてください。

【安】有名な一冊ですが、『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン文・絵
/石井桃子訳/岩波書店)です。私と息子の親子2代でずっとファンです。この本の
ように、長く愛される作品を訳すことが目標です。

【山(真)】私は『とっときのとっかえっこ』(サリー・ウィットマン文/カレン・
ガンダーシーマー絵/谷川俊太郎訳/童話館出版)です。谷川俊太郎さんの訳がとて
も楽しくて! 子どもへの読み聞かせが習慣なので、声に出してリズムがいい本が好
きですね。ちなみにうちの子はもう小学5年生ですが、今でも読み聞かせは続いてい
て、「ハリー・ポッター」の小説も丸一冊読み聞かせました(笑)。

【山(み)】『きょうがはじまる』(ジュリー・モースタッド文・絵/石津ちひろ訳
/BL出版)です。絵の色合いや言葉のリズム、どちらも大好きです。親子でお気に
入りなので、メルマガで連載中の「親ばか絵本日誌」(※4)でも紹介しました。
(※4)http://www.yamaneko.org/mgzn/corner/oyabaka.htm#mikiron

Q★山本みきさんは、参加している同人誌『ほんやく日和』向けにも日頃から絵本を
探しているのですか?

【山(み)】はい。同人誌は翻訳学習仲間6人で年に1回発行していて、著作権が切
れた19〜20世紀の女性作家の未訳作品を探して訳しています。私は絵本や児童書がメ
インですが、一般文芸を訳す人もいます。作品は「Project Gutenberg」という、著
作権切れ(※5)の文芸作品を電子化して公開しているサイトで探すことが多いです
ね。絵本だと、絵の著作権も切れている必要があるので注意が必要ですが。

(※5)米国の著作権法に基づく

■翻訳にのめりこむ理由

Q★ずばり、みなさんにとって翻訳の魅力とは?

【安】文章をひたすら推敲して練り上げていく、職人のような作業の過程が楽しいで
すね。でも翻訳の本当の魅力や大変さがわかるのは、これからかなと思います。

【山(真)】原書を読んだときに、自分の中で聞こえる「声」や「語り」があります
よね。それを日本語に置き換えて伝えることに喜びを感じます。

【山(み)】外国語の本は、その言語がわからないと読めませんが、自分が訳すこと
でひとりでも多くの人に読んでもらえるかもしれない。そこにやりがいを感じます。

■翻訳時間を確保するコツ

Q★みなさん子育ても忙しい中で、翻訳の時間をどのように捻出していますか?

【山(み)】睡眠はしっかり取りたいので、夜は翻訳しません。日中のちょっとした
隙間時間にも作業ができるよう、PC やタブレット、スマホで作業中のファイルを同
期させて、どこでも原稿が開けるようにしています。

【山(真)】私も PC などの機器を同期させて、隙間時間を活用しています。また、
リビングや廊下など家のあちこちに本を置き、どこでも読めるようにしました。うま
く時間が取れないと、つい焦ってしまいますが、恩師の「子育ても立派な勉強」とい
う言葉を胸に気持ちを切り替えています。子どもから教わることも多いですしね。

Q★集中力が落ちてきたときの対処法は?

【山(真)】立ったまま PC に向かう「スタンディングデスク」がおすすめです。座
っていると気がゆるみがちですが、立っていると疲れやすいので集中できます!

【安】ツイッターなどの SNS は、スマホだとあまりに手軽にチェックできてしまう
ので、PC を立ち上げたときだけ見るようにしています。それでもだらだら見始めて
しまったら、PC を閉じて家事など違うことをします。

■今後の夢と、翻訳にまつわる「座右の銘」

Q★これから訳していきたい本はありますか?

【山(真)】絵本だけではなく、YAや児童書全般に幅広くチャレンジしてみたいで
す。また、ご縁あって一般書の下訳を担当したのですが、絵本よりも使える言葉の選
択肢が広いのがおもしろくて。一般書の翻訳も機会があればやってみたいです。

【安】私は、絵本から中学生向けくらいまでの児童書を中心に訳したいと思っていま
す。今後は新たな持ち込み先を開拓しつつ、手持ちの企画も増やしていきたいです。

【山(み)】私も絵本や幼年童話をメインに考えています。フランス語も好きなので、
そちらの絵本も訳したいですね。インスタグラムで、絵本を紹介してフォロワーを集
めている子育て中のフランス人女性や現地の出版社のアカウントをチェックして、作
品を探すこともあります。何冊かのフランス語の絵本は出版社に持ち込みました。

Q★みなさんの今後の活躍に期待しています! 最後に、翻訳する上で大事にしてい
る「座右の銘」をお聞かせください。

【安】有名な言葉ですが、「翻訳家は黒子であれ」です。訳文で自分の個性を出すよ
りも、作者の意図をくみ取って読者に伝えることに徹するよう心がけています。

【山(真)】「好きこそものの上手なれ」です。大好きな翻訳を、この先も細く長く
続けていきたいです。

【山(み)】ジブリ映画『紅の豚』に出てくるセリフで、「睡眠不足はいい仕事の敵
だ」です(笑)。仕事と育児に追われて睡眠不足でイライラしたことがあったので、
睡眠の確保は重要なテーマです!

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 当日はやまねこ仲間が総勢6名で画面越しに集い、和気あいあいとした雰囲気に。
育児や仕事をこなしつつ、限られた時間を生かして訳書デビューのチャンスを着実に
つかむ、そのエネルギッシュな姿勢に学ぶことが多いインタビューでした。

【参考】
▼『ほんやく日和』公式ツイッター
https://twitter.com/honyaku_biyori

▼Project Gutenberg 公式ウェブサイト
https://www.gutenberg.org/

▽会員実績リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/int/kaiin.htm

▽本誌「この人に聞きたい! やまねこ会員インタビュー」コーナー目次
http://www.yamaneko.org/mgzn/corner/newface.htm

                           (取材・文:松倉真理)
                     (取材チーム:相良倫子、綿谷志穂)

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●この人に聞きたい! 連動レビュー●
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◆親から子へ、子から孫へ〜読みつぎたい上質な絵本◆

『おじさんのぼうしはどこいった?』
ジョアン・L・ノドセット文/フリッツ・シーベル絵/やすだふゆこ訳
出版ワークス 定価1,600円(本体) 2021.09 32ページ ISBN 978-4907108885
"Who Took the Farmer's Hat?"
text by Joan L. Nodset, illustrations by Fritz Siebel
HarperCollins Children's Books, 1963
Amazonで検索する:ISBN  Amazonで検索する:書名と作者名

 農場に暮らすおじさんが、いつもかぶっているぼうし。どこにでもある茶色い麦わ
らぼうしですが、ずっと大切にしています。ところが、ある日、強い風に飛ばされて、
なくしてしまったから、さあたいへん! おじさんは、農場にすむ動物たちに、ぼう
しを見かけなかったかたずねてまわります。すると動物たちは、ぼうしは見なかった
けれど“つばさのない鳥”や“空飛ぶ巣穴”なら見た、といい……?!
 一定のお約束にしたがってストーリーが展開することで、読者に心地よさをあたえ
る絵本というものがありますが、本作はまさにそういう作品です。ぼうしのゆくえを
たずねるおじさんと、自分たちが見たものを答える動物たち。その会話のくりかえし
は、安心感とともに、次の答えを当てるという楽しみも味わわせてくれます。しかも、
読者は、当てずっぽうに推測するわけではありません。動物の特徴や習性などを考え
ながら読みすすめることを、この絵本は自然にうながしてくれるからです。また、安
心感といえば、それをさらに高めているのが、奇をてらわない、まっすぐで素朴な翻
訳。古き良き時代のことばのひとつひとつが、心にすーっとしみこみます。
 原作はおよそ60年前に米国で発表されたロングセラーで、ノスタルジーあふれる、
やさしい色彩の絵も魅力のひとつ。広々とした農場や昔ながらの農機具、そして自然
によりそう暮らしには、経験していなくともなつかしさを覚えます。細い線で描かれ
た輪郭からわずかにずれた彩色は味わいがあり、おじさんのぼうしをさらう風のいた
ずらっぽい表情には思わずくすり。動物たちの表情は、おどろいていたりとまどって
いたりとさまざまですが、一様におじさんに対する親しみが感じとれます。なにせ、
この動物たち、おじさんが心配でぼうし探しについてきてしまうのですから。
 最後には心あたたまるエンディングも用意されており、本国で親・子・孫に読みつ
がれていることに納得しきりの一冊です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【文】ジョアン・L・ノドセット(Joan L. Nodset):米国ミネソタ州で生まれ、そ
の後、ニューヨークで子どもの本を書き始める。邦訳に『いぬなんてだいきらい』
(クロスビー・ボンサル絵/いしいしんじ訳/講談社)がある。ジョアン・М・レク
ソー名義でも50冊以上作品を執筆している。

【絵】フリッツ・シーベル(Fritz Siebel):1913年にオーストリアで生まれ、ウィ
ーンの美術学校で学んだあと、アメリカへ移住。映画の宣伝や販促のイラストで生計
を立てる。1950年代後半から子どもの本を手がけ、"A Fly Went By" と "Stop That
Ball!"(共に未訳)はベストセラーになった。1991年、ニューヨークで逝去。

【訳】やすだ ふゆこ(安田冬子):本誌今月号「この人に聞きたい!」参照。

【特殊文字】
「Joan L. Nodset」:「Nodset」の「o」の上に○がつく

                                (相良倫子)

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◆「たいくつなんかしとらんぞ」いわじいさんの冒険◆

『いわじいさんはうんとながいき』 デブ・ピルッティ文・絵/やまもとまなみ訳
潮出版社 定価2,000円(本体) 2021.03 40ページ ISBN 978-4267022814
"Old Rock" by Deb Pilutti
G.P. Putnam's Sons, 2020
Amazonで検索する:ISBN  Amazonで検索する:書名と作者名


 いわじいさんは、野原のはしっこで、いつもじっとしている。のっぽのマツと、テ
ントウムシと、ハチドリに、「たいくつそう」と言われても、「ここはうんといいと
こじゃよ」とほほえむだけ。それでも納得しない生き物たちに、いわじいさんは、こ
れまでしてきた冒険について話すことにした。
 物語のはじまりは、なんと18億年前。地面の奥深くにいたいわじいさんは、火山の
噴火で外にとびだし、長い年月をかけて、ジュラ紀や氷河期の地球をその目で見てき
た。真っ赤に燃える溶岩に、氷のすべり台、わがもの顔で歩きまわる恐竜やマストド
ンたち。おだやかにくらす今だって、ちっともたいくつじゃない。なぜなら……。
 科学絵本は、地球の歴史や自然界の仕組みを、楽しい物語として伝えてくれる人気
のジャンルだ。本作もその一冊。デフォルメされたイラストは親しみやすく、それで
いて各時代の景観や生き物の特徴をよく捉えている。いわじいさんの、灰色の変成岩
に目鼻口のついた顔は、ころころ変わる表情と白い下がり眉がなんともチャーミング。
作者は幼い頃からキャンプを通じて自然に親しみ、本書の制作では知人の地質学者や
生物学者の意見も参考にしたという。
 翻訳にも工夫が光る。ほのぼのとした語りや、それを聞く生き物たちのキャラクタ
ーがみごとに訳し分けられていて、読者を飽きさせない。マイペースにゆれるマツの
いかにものんびりした口調には、登場のたびにくすっと笑ってしまう。ユニークでリ
ズミカルな訳文は、多くの子どもたちに絵本を読み聞かせてきた訳者ならでは。子ど
もたちはきっと、お気に入りの台詞をまねしてみたくなることだろう。
 いわじいさんが素敵なのは、「いつもここですわってるだけ」なんて言われても、
少しも怒らないところだ。自分よりずっと後に生まれた生き物たちをあたたかく見守
り、交流を楽しんでいる。人間だって、いわじいさんから見れば、最近地球に現れた
短命ではかない生き物だろう。そう考えると、ちっぽけな人間なりに、一日一日を愛
おしみ、他の人間や生き物と仲良く、楽しく生きようという気持ちになる。何万年、
何億年たっても、いわじいさんに良き友だちとして思い出してもらえるように。

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【文・絵】デブ・ピルッティ(Deb Pilutti):米国のイラストレーター・作家。玩
具会社のデザイナーやテーマパークの美術担当を経て、憧れの絵本作家となる。主な
作品に、初めて絵と文章の両方を手がけた "Ten Rules of Being a Superhero" や、
イラストを担当した "Idea Jar" がある(共に未訳)。ミシガン州在住。

【訳】やまもと まなみ(山本真奈美):本誌今月号「この人に聞きたい!」参照。

【参考】
▼デブ・ピルッティ公式ウェブサイト
https://debpilutti.com/

                                (綿谷志穂)

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◆「魔法のことば」が、家族の心をつなぐ◆

『すきなものみっつ なあに』
ウェンディ・メドゥール文/ダニエル・イグヌス絵/山本みき訳
化学同人 定価1,900円(本体) 2021.12 32ページ ISBN 978-4759822410
"Tibble and Grandpa" text by Wendy Meddour, illustrations by Daniel Egneus
Oxford University Press, 2019
Amazonで検索する:ISBN  Amazonで検索する:書名と作者名


 ティブルのおじいちゃんは、このごろ庭しごとばかりしている。話しかけても聞こ
えていないみたいで、返事をしてくれない。でも、ティブルが「すきなサンドイッチ
みっつは、なあに」とたずねたら、こたえてくれた! すきなクラゲ、すきなおでか
け……いろいろな「すきなものみっつ」を言い合いながら楽しい時間をすごし、ティ
ブルもおじいちゃんも、にっこりえがお。夜になると、いっしょに夜空の星を見上げ
た。そのとき、2人が思いうかべたのは……。
 水彩画とコラージュなどを組み合わせた手法で、おじいちゃんと孫の心のつながり
を描いた本作は、2021年ケイト・グリーナウェイ賞のロングリストに選ばれた。物語
の前半、明るく鮮やかな色彩で大胆に表現されているのは、ティブルの子どもらしい
愛らしさと、コミュニケーションの楽しさだ。はじめはティブルの質問に答えるだけ
だったおじいちゃんが、ティブルとの時間を積極的に楽しむようになる様子に、心が
和む。後半の夜の場面ではダークな色調で、星空、そしておじいちゃんの回想が美し
く繊細に描かれる。暗闇の中だからこそ、2人はこれまで口に出せなかった心の内を
語ることができる。その会話から、おじいちゃんがなぜ庭しごとばかりしていたのか、
なぜティブルの声が聞こえていなかったのかという理由が分かり、おじいちゃんの愛
情深さに、思わず涙がこぼれた。喪失の悲しみの中で、支えあい、いたわりあう家族
のすばらしさが伝わってくる。
 この作品の面白さは、「すきなものみっつ」という言葉がキーワードとしてくりか
えし用いられている点にもある。私たちの普段の生活でも、この言葉が会話をはじめ
る良いきっかけになることを教えてくれる。好きな色、好きな本、好きな季節……な
にをたずねてもいい。読み終わったらぜひとも、親子で、友達同士で、いろいろな
「すきなものみっつ」を話して、会話することの楽しさを感じてもらいたい。

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【文】ウェンディ・メドゥール(Wendy Meddour):1975年、英国のウェールズ生ま
れ。オックスフォード大学で英文学を教え、現在はエクセター大学で文芸創作を教え
ている。文と絵を手がけた "A Hen in the Wardrobe" で2013年、将来有望な英国の
新人作家に贈られるブランフォード・ボウズ賞のショートリストに選ばれた。

【絵】ダニエル・イグヌス(Daniel Egneus):スウェーデン生まれの画家。現在は
ギリシャ在住。イラストを手がけた "Fox: A Circle of Life Story"(『キツネ 命
はめぐる』イザベル・トーマス文/青山南訳/化学同人)は2022年のケイト・グリー
ナウェイ賞にノミネートされている。絵本のみならず、ファッションブランドや企業
とのコラボレーションなど、多方面で活躍中。

【訳】山本みき(やまもと みき):本誌今月号「この人に聞きたい!」参照。

【参考】
▼ウェンディ・メドゥール公式ウェブサイト
https://wendymeddour.co.uk/

【特殊文字】
Daniel Egneus:「Egneus」の小文字「e」の上に(´)がつく

                                (池田幸子)

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●注目の本(未訳読み物)●分断にあらがい、きずなを求めた若者の声
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"The Crossing" 『海のむこうがわへ』(仮題)
by Manjeet Mann マンジート・マン作
Penguin Children's Books, 2021, ISBN 978-0241411452 (Kindle)
Penguin Children's Books, 2021, 320pp. ISBN 978-0241411445 (PB)
★2021年コスタ賞児童書部門受賞作品
★2022年カーネギー賞ロングリスト作品
(このレビューは電子書籍版を参照して書かれています)
Amazonで検索する:ISBN  Amazonで検索する:書名と作者名


 現代の難民危機を扱った詩形式の物語だ。主人公は、非人道的な徴兵から逃れるた
めアフリカ北東部の国、エリトリアを離れた17歳の少年サミーと、難民を受け入れる
側の英国民である16歳の少女ナタリー。サミーは父が殺されたあと死の危険を感じ、
祖国に母を残して英国へ向かう。ナタリーは母を亡くし、その遺志を継いで難民支援
のために水泳でドーバー海峡単独横断をめざす。サミーとナタリーは、運命のいたず
らで、ある日 SNS で繋がった。悲しみと痛みを胸に抱えたふたりは、それぞれの目
標達成を応援しあうようになる。ふたりは願いを成就させ、そして対面することがで
きるのだろうか。
 本作では、サミーとナタリーをソウルメイトとして描く。印象的なのは、サミーが
ナタリーに星のはなしを語るシーンだ。ふたりの関係を連星(双子星)になぞらえ、
「生まれながらに連なる星は、その一生で出会うのはまれだが、ときには奇跡もおこ
る」と伝えるのだ。それは、この物語のメッセージそのもので、人間が宇宙の神秘の
中で繋がっていることがさりげなく書かれている。ふたりが SNS でいたわりあう姿
にもはっとさせられた。もがいても苦しんでも尊厳を保ちつづけられたのは、孤立し
なかったからなのだ。全編を通して明るいとは言えないトーンの中で、闇夜に輝く星
のように希望を失わない姿が美しい。それは社会の周縁におかれた子どもや女性の支
援を行う作者だから知る、人間の底力なのだろう。
 こうしたテーマに、詩の構成を合致させているのがみごとだ。短い詩を交互に語る
主人公ふたりは、それぞれ相手の最後の1フレーズを、自分の語りの最初の1フレー
ズとして繰り返す。その交代の間隔がだんだん縮まっていくようすは、まさに運命に
ひきあわされるサミーとナタリーに重なるのだ。また、そのリズムが難民の旅の過酷
さをあらわしているかのようで、波にのまれて翻弄されていく無念さもにじませてい
た。その余韻に浸る間もなくつぎの衝撃に襲われ、心が揺さぶられた。とりわけ痛切
に胸に迫ったのは、「国民と難民のちがいはどこにあるのか」というサミーの叫びだ。
読後しばらく、心から離れなかった。

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【作】Manjeet Mann(マンジート・マン):英国の作家。本作の舞台となった英国ケ
ント在住。2020年のデビュー作 "Run, Rebel" が、2021年カーネギー賞のシャドワー
ズ・チョイス賞ほか多数の賞に選ばれた。俳優や脚本家として活躍しながら、自立支
援団体を設立して、スポーツや演劇を通し女性や子どもをサポートしている。

【参考】
▼マンジート・マン公式ウェブサイト
https://www.manjeetmann.com/

                                (小原美穂)

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●mikiron の親ばか絵本日誌●第7回『バーナバスのだいだっそう』
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 本コーナーでは、わたくし mikiron が親ばかを承知のうえで、5歳の息子「青
(しょう)ちゃん」との日常を記しつつ、お気に入りの絵本をご紹介していきます。
どうぞおつきあいくださいませ。

 もっぱらひとりで遊ぶことの多かった青ちゃんですが、友だちと走り回って遊ぶ姿
が折に触れて見られるようになりました。鬼ごっこやかくれんぼの途中で誰が鬼なの
か忘れてしまったり、やりたい遊びが違って喧嘩したりもしますが……。成長を感じ
てうれしく思っていた矢先、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、登園できな
い日が1か月以上続きました。最初は毎日のように公園で遊んでいたけれど、寒さに
負け、家にいる時間が長くなりました。そんなおうち時間に読んだのが『バーナバス
のだいだっそう』(ファン・ブラザーズ文・絵/原田勝訳/学研プラス)です。
 半分ネズミで半分ゾウという不思議な姿をしたバーナバスは、おもちゃ屋の地下深
くにある秘密の研究所で暮らしています。そこには、バーナバスをはじめ、奇妙な仲
間たちがそれぞれガラスびんに入れられて棚に並んでいました。カメやトカゲ、鳥、
ナマケモノなどさまざまな動物を彷彿とさせる姿形をしていますが、みんなどこか変
わっています。ある日、緑の防護服を着た人たちがやってきて、すべてのびんに
「FAIL」という赤い印をつけていきました。どうやら〈しっぱいさく〉として作り直
されるらしいのです。地上のお店に並ぶ子たちのように、ふわふわでもお目めぱっち
りでもないけれど、このままのぼくがいい! 強く思ったバーナバスは、仲間たちと
脱走を図ります。
 絵本の見返し部分には、各キャラクターが名前入りで描かれ、片仮名が読めるよう
になった青ちゃんは全部の名前を読み上げていました。脱走の場面では、大きなタコ
に似たウォリー・ザ・リップルが手(足?)を貸して小柄な仲間を棚から下ろし、お
尻の光るライトアップ・ロイスが先頭に立ち暗闇を照らします。それぞれ違っていて
個性豊かだからこそ、相手の足りないところを補い、助け合うことができるのですね。
みんながまったく同じでは、こうはいきません。同世代の子との関わりが増えるにつ
れ、他の子にあって青ちゃんにないものばかり目につきがちなわたしは、はっとさせ
られました。残すところあと1年の幼稚園生活。友だちの多様な個性に触れながら、
のびのびと青ちゃんらしさを発揮してくれることを願います。

【参考】
▽本誌バックナンバー「親ばか絵本日誌」コーナー
http://www.yamaneko.org/mgzn/corner/oyabaka.htm

『バーナバスのだいだっそう』を Amazonで検索する:書名と作者名

                                (山本みき)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2022年MWA賞(児童図書部門/YA小説部門)候補作品発表
                     (受賞作品の発表は4月28日の予定)
★2022年プーラ・ベルプレ賞発表
★2022年コレッタ・スコット・キング賞発表
★2022年ニュージーランド・ブックラヴァーズ賞児童書部門ショートリスト発表
                     (受賞作品の発表は3月17日の予定)
★2022年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞ロングリスト発表
     (ショートリストの発表は3月16日、受賞作品の発表は6月16日の予定)
★2022年国際アンデルセン賞ショートリスト発表(受賞者の発表は3月21日の予定)

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 軽井沢絵本の森美術館「フェアリーテイルの世界」
 ちひろ美術館・東京「エリック・カールとアメリカの絵本画家たち」 など

★講座・講演会情報
 三郷中央におどりプラザ
  講演会「自然とともに生きるフィンランドのくらし
       〜ムーミン谷の向こうに見えるフィンランド文学〜」
 半田市福祉文化会館
  貝殻忌講演会
   「雑誌『赤い鳥』に集った青年たち ―新美南吉と森三郎を中心に―」 など

★イベント情報
 オンライン
 「JBBY子どもの本の日フェスティバル『ひろげよう! こころのつばさ』」
                                    など

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、イベントは中止や延期になる場合がありま
す。最新の開催情報は「児童書関連イベント情報掲示板」掲載の各参考ウェブサイト
でご確認ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

 ツイッターアカウントでも最新情報を提供していますので、どうぞご注目ください。
▽やまねこ翻訳クラブ*イベント情報 Twitter
https://twitter.com/YamanekoEvent

                          (冬木恵子/山本真奈美)

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●読者の広場●海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
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※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
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※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●

 本誌でご紹介した本を、オンライン書店で簡単に参照していただけます。こちらの
「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm

 本誌の html 版は、発行日から5日後に公開予定です。以下の URL よりお入りく
ださい。
http://www.yamaneko.org/mgzn/bncorner.htm#html

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           ・☆・〜 次 号 予 告 〜・☆・

 詳細は10日ごろ「やまねこ翻訳クラブ・喫茶室掲示板」に掲載します。お楽しみに!
    http://www.yamaneko.or.tv/open/c-board/c-board.cgi?id=kissa

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          http://honyakuwhod.blog.shinobi.jp/
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編集者の方々へのインタビューもあります!    〈フーダニット翻訳倶楽部〉
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●編集後記●本号の準備を進めていた2月下旬、ロシアがウクライナへの侵攻を開始
しました。世界中で抗議の声が上がり、IBBY(国際児童図書評議会)もただちに
声明を発表しています。2週間以上経過した今も戦闘が続き、突然日常を奪われた大
勢の人びとが深刻な状況に置かれていることが気がかりです。一刻も早くこの戦争が
終結し、平穏が戻るよう祈っています。(ひ)
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発 行 やまねこ翻訳クラブ
編集人 平野麻紗/三好美香/森井理沙(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 赤塚きょう子 池田幸子 尾被ほっぽ かまだゆうこ 蒲池由佳 小原美穂
    相良倫子 冬木恵子 松倉真理 安田冬子 山崎美紀 山本真奈美
    山本みき 綿谷志穂
協 力 出版翻訳ネットワーク 管理人 小野仙内
    からくっこ キジトラ ながさわくにお みちこ
    html版担当 ayo
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