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カーネギー賞(イギリス) レビュー集 (2007年以前) |
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最終更新日 2008/11/01 リンクを1点追加
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2007年(2008年度)以前 / 2008年(2007年度)「カ&グ賞候補作を読もう会」合同企画 |
このレビュー集について 10周年記念「世界の児童文学賞ラリー」においてやまねこ会員が個々に書いたレビューを、各児童文学賞ごとにまとめました。メ ールマガジン「月刊児童文学翻訳」や「やまねこのおすすめ」などに掲載してきた〈やまねこ公式レビュー〉とは異なる、バラエティーあふれるレビューをお楽しみください。
なお、レビューは注記のある場合を除き、邦訳の出ている作品については邦訳を参照して、邦訳の出ていない作品については原作を参照して書かれています。*カーネギー賞公式サイトにおいて、2007年より、年表記が、出版年度(前年)から授賞年に変わりましたので、 やまねこサイトでも順次改めていきます。2005年度(発表は2006年)以前の作品については、以前のまま作品が出版された年度で表示しています。
"The Illustrated Mum"『タトゥーママ』(リンク) * "Fire, Bed and Bone" * "Coram Boy"『その歌声は天にあふれる』(リンク) * "Gideon the Cutpurse"『タイムトラベラー 消えた反重力マシン』 * "The Tulip Touch"『チューリップ・タッチ』(リンク) * "Keeper"『キーパー』(リンク) * "Dear Nobody"『ディアノーバティ』/『あなたへの手紙 ディアノーバディ』 * "Journey to the River Sea"『夢の彼方への旅』(リンク)←追加
1999年度 カーネギー賞 Highly Commended
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"The Illustrated Mum" (19991) by Jacqueline Wilson ジャクリーン・ウィルソン 『タトゥーママ』 小竹由美子訳 偕成社 2004 |
レビュー(月刊児童文学翻訳2000年6月号)(未訳) レビュ ー(キッズBOOKカフェ:洋書でブレイク)(未訳)
その他の受賞歴 |
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1997年度 カーネギー賞Highly Commended
| "Fire, Bed and Bone" (1997) by Henrietta Branford (未訳読み物) |
その他の受賞歴 |
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時は1381年。イギリスでは大きな疫病の嵐が去ったばかりだった。「わたし」は、ルーファスという小作農民の家で、猟犬として、平穏な日々を送っていた。その冬、3匹の子犬が生まれ、まだ寒い早春の日々、子犬の成長に目を細めていた。ところが、人間たちの世の中では、農民の反乱の不穏な動きがあり、飼い主のルーファス夫婦は、謀反の疑いをかけられて捕らえられてしまう。「わたし」は、野犬として生きていくべきか、選択を迫られる。
主人公の「犬」が一人称で語るという異色の歴史物語である。イギリスで実際に起きた農民一揆「ワット・タイラーの乱」の時代が舞台だ。冒頭、登場者が動物か人間か分かりにくく、ちょっととまどったが、すぐに慣れ、犬の視点から描かれた過酷な物語の展開に引き込まれていった。原題は、飼い犬の恵まれた環境を示すものだ。センチメンタルな題名を選ばず、このような端的なタイトルにしたところに、実生活でも狩りや動物に親しんだという作者の骨太な一面を垣間見る気がする。 (大塚道子) 2008年6月公開 |
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2000年度 カーネギー賞ショートリスト
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"Coram Boy" (2000) by Jamila Gavin ジャミラ・ガヴィン 『その歌声は天にあふれる』 野の水生訳 徳間書店 2005 |
その他の受賞歴 ・2006年やまねこ賞読み物部門第3位 |
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2007年(2006年度) カーネギー賞ロングリスト
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"Gideon the Cutpurse" (2006) by Linda
Buckley-Archer リンダ・バックリー・アーチャー 『タイムトラベラー 消えた反重力マシン』 小原亜美訳 荒井良二装画・挿絵 ソフトバンククリエイティブ 2007.12 |
その他の受賞歴 |
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ロンドン育ちのピーターと、ダービシャーの農場育ちのケイトは、共に12歳。2人はある日研究所を訪れ、そこにあった反重力マシンのせいでタイムスリップを してしまう。着いた先は、1763年、ダービシャーの森の中だ。そして、偶然そこに居合わせた大男タールマンに、マシンを奪われてしまう。状況がわからず途方にくれ る2人だったが、ギデオンという金髪の若い男が現れ、ビング大佐の屋敷まで2人を連れていってくれた。屋敷の人たちに会い、やっとタイムスリップという現実を受け止めることができた 2人は、18世紀の人間を装い、ビング家の息子たち、付き添いの牧師、侍女、ギデオンたちと一緒に馬車に乗って、タールマンがマシンを持って行ったロンドンまで旅をすることにした。
3部作が予定されている「タイムトラベラー」シリーズの1作目。同じくシリーズものの「バーティミアス」、「ストーンハート」、「パーシー・ジャクソン」等を思いうかべながら読み始めた。しかし、本シリーズは〔タイムトラベル〕がテーマのファンタジーではあるが、シンプルな設定にゆっくりした展開で、主人公2人のキャラクターも丁寧に作られており、児童書という範疇を強く意識した作りになっている。タイムワープした先の18世紀のイギリスも、歴史を踏まえてきちんと描かれており、ジャミラ・ガヴィンの『その歌声は天にあふれる』やスーザン・クーパーの『影の王』
らのほうに、より近い作品といえるかもしれない。 (植村わらび) 2008年6月公開 |
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1996年度 カーネギー賞 Highly Commended
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"The Tulip Touch" (1996) by
Anne Fine
アン・ファイン 『チューリップ・タッチ』 灰島かり訳 評論社 2004 |
その他の受賞歴 ・1996年ウィットブレッド賞 (現コスタ賞)児童書部門受賞作 |
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2003年度 カーネギー賞ロングリスト
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"Keeper" (2003) by Mal Peet
マル・ピート作 [Amazon] 『キーパー』 池 央耿訳 評論社 2006 [Amazon] |
その他の受賞歴 ・2004年ブランフォード・ボウズ
賞 |
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ネスレ子どもの本賞(旧スマーティーズ賞)ラリー集を参照のこと |
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1991年度 カーネギー賞
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"Dear Nobody" (1991) Berlie
Doherty バーリー・ドハティ作 『ディアノーバディ』 中川千尋訳 新潮社 1994/1998(文庫版) 『あなたへの手紙 ディアノーバディ』 中川千尋訳 小学館 2007(改題改訳版) |
その他の受賞歴 ・第42回産経児童出版文化賞(第42回) |
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(このレビューは、 改題改訳版 『あなたへの手紙 ディアノーバディ』を参照して書かれています) 大学への入学を明日にひかえたクリスのもとに、手紙の束が届いた。筆跡は、何か月も会っていないヘレンのものだった。そして手紙の書き出しはすべて「ディアノーバディ」。日付順に手紙を読み始めたクリスは、またたくまに10か月前に引き戻された。あの日ふたりはヘレンの部屋で初めてセックスした。ヘレンはダンスが上手な女の子。王立音楽院の作曲科への推薦も決まっている。クリスは英文学を専攻予定で、ふたりともAレベル受験の準備をしていた。ところが、ヘレンの妊娠という思いがけない出来事で、ふたりの運命は急展開していく。
物語は、クリスの回想と、へレンがまだ見ぬ子に宛てた手紙が同時進行する形で進んでいく。妊娠を知ったヘレンの気持ちは、次第に自分の中に宿った新しい命のことでいっぱいになるが、クリスのほうは相変わらず恋する男の子のままである。そんな男女の生理の差を痛々しいほどに感じた。一方、ふたりを取り巻く大人たちもこの出来事に動揺し、これまで隠してきた自分の過去を語り始める。クリスは、長年離れていた母に会う。ヘレンは母の出生の秘密を知り、自分もまたその命の流れの中にいることを知る。一番印象的だったのは、へレンが馬を疾駆させ、馬が暴走してしまうシーン。その時に助けてくれるクリスの叔母ジルがいい。 (大塚道子) 2008年6月公開 |
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2001年度 カーネギー賞ショートリスト
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"Journey to the River Sea"(2001) by
Eva Ibbotson
エヴァ・イボットソン←追加 『夢の彼方への旅』 三辺律子訳 偕成社 2008.06 |
その他の受賞歴 |
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2007年(2008年度)以前 / 2008年(2007年度)「カ&グ賞候補作を読もう会」合同企画
カーネギー賞受賞作品リスト(やまねこ資料室) カーネギー賞の概要
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